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マクロビオティックの陰陽とは?避ける飲み物とおすすめの飲み物は?

マクロビオティックをしてみたいと思った時に全てを一度にするのは大変です。まずは毎日飲む物からだけでも試みたいという人もいるでしょう。

 

マクロビオティックの考えはどんなものか、その中の1つである陰陽調和の考え方から食べ物、調理方法、人のタイプ、飲み物に陰陽を当てはめて、ご紹介致します。

 

マクロビオティックの中でも避ける飲み物とおすすめの飲み物も具体的にご紹介いたしますので、取り組みやすいので、毎日の飲み物に生かしてください。

 

マクロビの考え

 

マクロビの基本的な考えは「身土不二」「一物全体」「陰陽調和」の3つがあります。

 

身土不二とは?

身土不二とは、身体と土地は二つにできないことを意味しています。

 

つまり、自分が住んでいる土地、環境は一体であるということです。マクロビでは住んでいる土地で旬に採れる物を食べることを勧めています。最近、耳にする「地産地消」と同じようなイメージになります。

 

一物全体とは?

一物全体とは、ひとつのものを丸ごと食べるということです。

 

つまり、野菜の皮、葉は捨てずにそのまま、精白米にせず、玄米のまま食べるということです。このため、農薬などが使われていないオーガニックなものを使いたいものです。

 

陰陽調和とは?

マクロビオティックでは中国などの陰陽ですべてのものをみる価値観を食べ物、調理法などに当てはめて考えます。

 

極陰性、陰性、中庸、陽性、極陽性に当てはめ、中庸の食べ物を中心に、陰陽の食べ物をバランスよく食べること、陰性の食べ物を陽性の調理法を用いるなどで陰陽調和をはかります。

 

 

陰性

中庸

陽性

食べ物

なす、トマト

玄米、雑穀、野菜、海藻、大豆

肉、魚、卵

調理法

生、小さく切る、圧力かけない

煮る、蒸す

焼く、大きく切る、圧力かける

調味料

酢・甘味料・ハーブ

 

塩・醤油・味噌

調理器具

土鍋・木製

 

鉄鍋・金属

体温

冷やす

 

温める

水分量

多い

 

少ない

 

人も陽性と陰性タイプがいる

 

 

陰性

陽性

性別

女性

男性

活動面

インドア、

デスクワーク中心の人

アウトドア、

身体を動かす仕事をしている人

住んでいる場所

北海道など寒い地域の人

沖縄など暑い地域の人

嗜好

陰性の食べ物を中心に食べている人

陽性の食べ物を中心に食べている人

 

中庸な状態に保つのがポイント

中庸を保つためには、中庸の食べ物を取るのが中心となりますが、人にも陽性と陰性タイプがあるため、陽性タイプの人は陰性の食材をとり、陰性タイプの人は陽性の食材をとってバランスを整えます。

 

陰性の食べ物は煮る、蒸すなど中庸である調理方法や焼く、大きく切るなど陽性の調理方法や塩、醤油、みそを使った味付けをすることで陰性から中庸に近づけ、バランスを取りやすくできます。

 

反対に、陽性の食べ物は煮る、蒸すなど中庸である調理方法や小さく切るなどの調理方法、酢、砂糖を使った味付けをすることで陽性から中庸に近づけ、バランスを取りやすくできます。

 

陰陽別の飲み物例

 

極陰性の避けた方がよい飲み物: 牛乳、コーラ、砂糖入り飲料、日本酒(合成酒)

 

極陰性

中庸より陰性

中庸

陽性より中庸

中庸より陽性

極陽性

豆乳、

ブランデー、

コーヒー、

添加物なしの日本酒、

自然派ワイン、

ビール、

抹茶、

煎茶、

紅茶

ほうじ茶、よもぎ茶、

くず湯、

ルイボスティー

三年番茶

たんぽぽコーヒー、

醤油番茶

梅醤番茶

 

マクロビで飲まれる飲み物

 

マクロビオティックでは、身体を温め、カフェイン、タンニンなどの刺激物のない飲み物を勧めています。身近で飲みやすいものは、ほうじ茶、麦茶、ハーブティーがあります。

 

カフェインには眠気を覚ます効果、利尿(体の水分を尿として排泄する)作用、身体を冷やす効果があり、刺激が強い成分のため、食前や食事と食事の間に飲むと胃が空っぽのため、胃を痛めやすくなります。

 

タンニンには抗酸化作用があり、細胞を若くするのに有効ですが、摂りすぎると鉄分を吸収するのを妨害します。

 

ほうじ茶

中庸に分類されます。カフェインが少ないです。玉露一杯のカフェインは180mgもあるのに対し、ほうじ茶は10〜20mgとカフェインが少ないです。ほうじ茶の香りは血管を広げるため、身体を温めます。

 

麦茶

陰性に分類されますが、麦茶のカフェインはゼロです。陰性に分類されるため、温かくして飲むことで中庸に近づけることができます。温める方法も鉄鍋を使う方法を用いると中庸に近づけることができます。

 

ハーブティー

陰性に分類されます。種類によってはカフェインを含むものもあります。カフェインが少ないものがマクロビオティックでは好まれるため、注意したいところです。ローズヒップティー、ペパーミントティー、カモミールティー、ルイボスティーなどがカフェインが少ないハーブティーの代表です。

 

多くのハーブには身体を温める効果があります。ほとんどが陰性に分類されるため、温かくして飲むことで中庸に近づけることができます。ルイボスティーは中庸に分類され、店頭でよく見かけるハーブティーなので取り入れやすく、よく飲まれます。

 

とくにおすすめの飲み物

 

三年番茶

中庸に分類されます。三年番茶の原料は、3年以上育てた茶葉や茎の部分を収穫後に熟成させているため、カフェインやタンニンはほとんど含まれません。緑茶である玉露を飲むと苦みや渋みを感じます。これは苦みはカフェインによるもので、渋みはタンニンによるものです。

 

三年番茶は苦み、渋みはないため飲みやすいお茶です。ほうじ茶は別名番茶とも呼ばれています。

 

梅醤番茶(ばいしょうばんちゃ)

三年番茶(中庸)に、梅干し(陽性)、醤油(陽性)、おろし生姜(陰性)を混ぜたものが梅醤番茶です。

 

梅干しには鉄分、クエン酸が豊富に含まれています。

鉄分は女性の悩みの貧血予防に効果があります。

クエン酸には胃腸の分泌を高め食欲増進、疲労回復に効果があります。

生姜にはショウガオールという成分が含まれています。

 

ショウガオールには血行促進作用により体を温める効果、消化促進作用により吐き気を抑える効果、強い殺菌作用により食中毒予防が期待できます。

 

梅干し、醤油、おろし生姜を用意し、毎回混ぜて作るのは大変だと思います。梅干しをすりつぶし、梅肉にし、醤油、生姜、しそを練りこんだものを瓶詰した「梅醤」が市販されています。コップに梅醤を入れ、三年番茶もしくは、ほうじ茶と混ぜるだけで簡単に用意できます。

 

また、梅醤はそのまま食べることもできますので、お手軽です。

 

飲み物は毎日、何度も飲みますので飽きずに気分によって楽しめるように最低でもほうじ茶、三年番茶、梅醤があれば、そのまま飲む時、梅醤を混ぜる時と変えるだけでも、マクロビオティックの飲み物を楽しめます。

 

マクロビオティックの陰陽とは?避ける飲み物とおすすめの飲み物は?のまとめ

 

マクロビの基本的な考えは、住んでいる土地で旬に採れる物を食べること、ひとつのものを丸ごと食べること、陰陽の価値観を食べ物、調理法などに当てはめて陰陽を保つように食べることがあります。

 

陰陽の価値観は人のタイプにも当てはめられます。陰性は女性、インドア派、陰性の食べ物(なす、トマト、甘い物、アルコールなど)を中心に食べる人などが分類されます。

 

陽性は男性、アウトドア派、陽性の食べ物(肉、魚、卵、塩、醤油など)を中心に食べる人などが分類されます。陰陽のバランスを取る際に自分が陰性タイプか陽性タイプかによって食べ方に気を付けることができます。

 

マクロビオティックでは牛乳、コーラ、砂糖入り飲料、カフェインの多い飲み物、日本酒(合成酒)を避けます。カフェインの多い飲み物には、私たちの良く飲むコーヒー、紅茶、緑茶などがあります。

 

カフェインは眠気を覚ます効果、利尿作用、身体を冷やす効果、刺激により胃を痛める場合があるため、避けられます。マクロビオティックで飲まれるものはカフェインの少ないほうじ茶、麦茶、ハーブティーです。

 

特におすすめしたいのは、ほうじ茶の中の1つである三年番茶、三年番茶に梅干し、醤油、おろし生姜を混ぜた梅醤番茶です。

 

梅干し、醤油、おろし生姜が瓶詰された梅醤という製品もあるため、三年番茶と梅醤があるだけで三年番茶と梅醤番茶が気分によって簡単に飲むことができますよ。

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