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紅茶の茶葉にはどんな種類がある?知ると広がる紅茶の世界!

紅茶の茶葉は何が好き?と聞かれると「ダージリン」「アールグレイ」を挙げる人が多いのではないでしょうか。

 

茶葉にはこの他にもたくさんの種類があります。原茶のストレート、香り高いフレーバー、茶葉をミックスしたブレンドなどを含めると、無限の種類があるといえるのです。

 

紅茶は、原産国によってその茶葉の種類には特徴があります。すでにご存知の方も、今から知識を得る方も、知れば紅茶の世界は確実に広がります。

 

身近な飲み物だからこそ、よく知ることでティータイムがより楽しくなるのではないでしょうか。

 

基本的な紅茶の種類

 

紅茶の茶葉の種類を、ストレート(原茶)、フレーバー、ブレンドに分けてみていきましょう。

 

ストレート(原茶)

紅茶の茶葉を産出する国は、世界各国にあります。紅茶の茶木の生育に適しているのは、高温多湿で、強い太陽光線があたる山岳地帯や平原です。

 

中国、インドネシア、スリランカ、インド、ケニアなどが紅茶の茶葉の産地になっているのです。この産地でとれた「原茶」がストレートになります。産地が記載されているので「エリアティー」とも呼ばれています。

 

フレーバー

フレーバーは、紅茶の茶葉に香料やミント、薔薇などの花びら、アップルやストロベリーなどのドライフルーツを混ぜて作った紅茶です。花や果物以外でも、キャラメルやチョコレートの香りが付けられた紅茶もあります。女性に大変人気のある紅茶です。

 

ベースとなる紅茶も、いくつかの産地の茶葉を混ぜ合わせて作った、くせの無いブレンドティーが用いられます。ですので、同じネーミングの紅茶でもメーカーによっては香りや風味、色が異なってくるのです。

 

ブレンド

紅茶で有名なイギリスは、紅茶の茶葉を産出している国ではありませんが、紅茶文化にとって欠かすことのできない国です。イギリスは、色々な国の紅茶の茶葉を輸入して、オークションにかけ、ブレンドして紅茶を商品化しています。

 

この色々な国の紅茶の茶葉を混ぜて作るのが、ブレンドです。茶葉の産地や収穫期、ブレンドの仕方によって、同じネーミングの紅茶でも、バラエティに富んでいます。どんな茶葉がブレンドされているのかを探りながら、好みの味を発見するのが紅茶の醍醐味です。

 

世界三大紅茶って?

 

世界三大紅茶は、インドの「ダージリン」、スリランカの「ウバ」、中国の「キーマン」の3つです。

 

ダージリン

ダージリンは「紅茶のシャンパン」とも称される爽やかな味わいで、赤みの薄いオレンジ色が美しいのが特徴です。何も加えずに、ストレートで味わいたい紅茶です。

 

北東インドやヒマラヤ山麓で産出されている高品質で高価格な紅茶です。生産量が少ないダージリンの極上品は、100g数千円以上するものもあります。

 

収穫シーズンは4~11月ですが、5~6月に収穫されるモノの中で、特定のものはマスカットのような芳香のものもあるのです。

 

ウバ

セイロン紅茶を代表する高品質の紅茶で、独特の刺激性があり、芳醇な味と強い香気があります。明るく紅色の強い、美しい色も特徴です。

 

良質なものはタンニンの含有量が多いのですが、渋みよりコクを感じさせます。ストレートでもいいのですが、ミルクティーにもよく合います。

 

スリランカ南東部の標高1300m以上の高地で産出されます。収穫シーズンの中でも6~8月は最良品質が獲れる時期です。紅茶の水色が、カップの縁ではオレンジ色で、中心部分は鮮やかな紅色になる「ゴールデンリング」になるので絶賛されています。

 

キーマン

蘭の花の香り、独特のスモーキーフレーバーはエキゾチックです。澄んだ黄味の強いオレンジ色をしています。独特の風味を楽しむためには、ストレートで飲むのが良いです。

 

上海の西の安徽(あんき)省で18世紀後半に作られた紅茶です。茶葉は手作業で針状に細くよられ、ホールリーフタイプに仕上げられます。収穫時期は、6~9月で、少量しか取れないので高価格になります。8月に収穫される物は最良品質なので、非常に高価になるのです。

 

ストレートティーの主な茶葉の種類と特徴

 

紅茶の茶葉を産地ごとにみていきましょう。

 

インドの紅茶

19世紀のイギリスの開拓により、インドで紅茶の茶葉の生産が始まりました。今では、茶葉の生産国が世界一になっています。紅茶の茶葉は、輸出する以外でも国内でチャイ(ミルクティー)としての消費される量も多いです。

 

ヒマラヤ山脈高地のダージリン、紅茶栽培発祥の地であるアッサム、ネパール国境に近いドアーズ地方、南のニルギリで紅茶の茶葉が産出されており、地名がそのまま茶葉の商品名になっています。

 

アッサム

くせが少ないのに強い味わいがあり、澄んだ赤色をしており、芳醇な香りが特徴です。ストレートやミルクティーに向いています。紅茶を冷やすと白く濁るので、アイスティーは避けた方がいいです。

 

ダージリン

世界三大紅茶の一つです。「紅茶のシャンパン」と称されて世界中の紅茶ファンを魅了し続けています。

 

スリランカの紅茶

スリランカは日本の約1/6の大きさですが、インドに続いて世界第二位の紅茶の生産国です。19世紀半ばからイギリス人によって紅茶の栽培が行われていました。

 

当時のセイロンは、世界有数のコーヒーの生産国でしたが、サビ病の発生によってコーヒー園が壊滅的な被害をうけ、その代わり紅茶の栽培が飛躍的に広まったのです。ウバ、ヌワラエリヤ、ディンブラ、キャンディ、ルフナといった紅茶の茶葉の種類があります。

 

ウバ

世界三大紅茶の一つです。水色は、まるで海に沈みゆく太陽を思わせる橙赤色です。ほの甘く、コクがあり、タンニンの含有量が多いのが特徴です。

 

ヌワラエリヤ

ウバやディンブラと比べると味や香りが優雅です。フレッシュな香り、おだやかな風味が特徴です。

 

ディンブラ

タンニンが少なく、口当たりの良い紅茶です。アイスティーを作りやすい茶葉です。ミントやシナモン、グローブといったスパイスでバリエーションティーにしても良いです。

 

その他の国の紅茶

紅茶の茶葉は、インドやスリランカ以外では中国やインドネシア、アフリカで作られています。中国の人々は主に緑茶を飲むので、紅茶は輸出用として作っています。インドネシアの人々は、紅茶よりもジャスミンティーに似たお茶を好んで飲んでいます。

 

キーマン

世界三大紅茶の一つです。中国の安徽(あんき)省で作られています。キーマンの茶葉は大型です。もともと緑茶として作られたものですが、品質が優れなかったので紅茶にしたところ大ヒットしたのです。

 

ケニア

ケニア山の周辺標高1500m以上の高地で栽培されています。濃い赤色で、ほのか甘みのクセの無い味をしています。ティーバック用に使われることが多いです。

 

フレーバーティーの主な茶葉の種類と特徴

 

フレーバーティーの中でも人気のあるアールグレイとアップルについて紹介します。

 

アールグレイ

アールグレイの「グレイ」はイギリスのグレイ伯爵が愛飲したことが名前の由来になっています。紅茶の茶葉にベルガモットをプラスしたフレーバーティーです。ストレートでもミルクティーでもよく合います。

 

アップル

セイロンとインドの茶葉をブレンドし、りんごのフレーバーをつけたフレーバーティーです。さわやかな香りを楽しむためには、ストレートがおすすめです。

 

紅茶の茶葉にはどんな種類がある?知ると広がる紅茶の世界!のまとめ

 

紅茶の茶葉の種類は、原産国の名前がついているストレート、花や果物を加えたフレーバー、違う種類の茶葉を混ぜだブレンドがあり、その数は無限にあるといえます。

 

世界三大紅茶には、紅茶の茶葉の産地として有名なインドのダージリン、スリランカのウバ、中国のキーマンが挙げられます。

 

産地によって紅茶の茶葉の種類には色や香り、味に特徴があります。同じネーミングでもメーカーによってはブレンドの方法が異なりますので、自分好みの紅茶を探すことは、紅茶を楽しむ醍醐味です。

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