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発酵食品関連の資格取得のメリットとは?仕事内容と講座も紹介

食品系の資格取得を目指している方には、発酵食品に関する資格もおすすめです。

発酵食品関連の資格には「発酵食品マイスター」や「発酵食健康アドバイザー」などがありますが、これらを取得すれば発酵食品のスペシャリストとしてさまざまな分野で活躍できます。

活躍の場の具体例は、食品会社や飲食店でのメニュー開発や発酵食品専門店での接客業務などです。

この記事では、発酵食品に関連する資格をご紹介するほか、資格を取得するメリットや活躍できる分野と仕事内容も解説します。

発酵食品に関する資格に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
発酵食品関連の資格取得のメリットとは?仕事内容と講座も紹介

目次

発酵食品とは

日本発酵文化協会によれば、発酵食品とは「目に見えない微生物たちの働きによって醸し出される食品」です。
身近にあるものでは味噌・醤油・酒・酢・みりんなどで、納豆・漬物・かつお節も日本の伝統的な発酵食品の1つです。

食材を発酵させると長期保存が可能になるほか、食材のうまみの成分アップや抗酸化作用の強化も期待できます。
風味や味へプラスに働きかけるだけでなく、保存期間が長くなるのも食材を発酵させるメリットです。

発酵食品には、さまざまな働きがあります。
腸内細菌の栄養素や善玉菌を増やす働きが期待されるほか、成人病の予防にも一定の効果が認められているようです。

【日本の発酵食品と期待できる効果】
・味噌/醤油…グルタミン酸の含有量が比較的多い。原材料の大豆より含有量が増加しており、その量はチーズ類と同等もしくはそれ以上。グルタミン酸には肥満予防の効果があるという知見もある。
・納豆…納豆菌には強力な血栓溶解酵素が含まれているほか、骨の形成を促進するビタミンK2が含まれている。
・かつお節…かつお節やかつお節出汁に含まれるヒスチジンは抗肥満効果があるといわれている。最近の研究では、経口摂取することで食欲の抑制・内臓脂肪分解・体熱産生の促進と体重の減少につながることが報告されている。
・乳酸菌…免疫賊活作用・抗アレルギー作用が認められている。腸内細菌全体のバランスを整え、整腸効果を発揮する。
・漬物…植物を原料としているため食物繊維が多い。最近の研究では血糖値の上昇抑制作用やコレステロールの吸収抑制作用が報告されている。

参考:日本調理科学会「日本食からみる発酵食品の多様性と日本人の健康—肥満を中心に」
https://www.jstage.jst.go.jp/article/cookeryscience/43/2/43_131/_pdf

発酵食品関連のおすすめ資格

発酵食品関連のおすすめ資格

発酵食品関連に関する資格でおすすめなのは、以下4つです。
いずれも発酵食品の知識や扱いが問われるもので、取得すれば発酵食品の専門家として活躍できます。

食生活の改善や向上をしたい方はもちろん、仕事に活かしたい方にもおすすめの資格です。

2-1発酵食品マイスター

発酵食品マイスターは、日本安全食料料理協会(JSFCA)が認定する資格です。
この資格は、発酵食品に関する幅広い知識を有していることを証明します。

資格を取得すれば食品系のメーカーや料理教室などで活躍できますが、発酵食品マイスターは美容関係の職場で真価が発揮されます。
発酵食品に関する基本的な知識だけでなく、食品別の美容効果についての知識も学ぶ必要があるため、美容関係の職種で活かしたい方は発酵食品マイスターの資格取得がおすすめです。

試験では、以下の知識が問われます。
・主な日本の発酵食品
・醤油の種類
・醤油の製造方法
・醤油の効果
・味噌の種類
・味噌の製造方法
・味噌の効果
・納豆の種類
・納豆の効果
・甘酒の製造方法
・甘酒の効果
・塩麹の製造方法と効果
・ぬか漬けの効果
・酢の効果と食以外の酢の利用

2-2発酵食健康アドバイザー

発酵食健康アドバイザーは、日本インストラクター技術協会(JIA)が認定する資格です。
この資格は、発酵食品や発酵食品を使った料理に関する知識を有している方が認定されます。

普段の生活に効果的に取り入れるための知識と技能が求められ、資格取得後は発酵食品の専門家として活動できるでしょう。

試験では、以下の知識が問われます。
・発酵とは
・発酵と腐敗
・主な発酵の種類
・発酵食品と歴史
・主な発酵食品
・発酵に関わる微生物
・発酵食品における主な発酵
・発酵食品と酵素
・発酵を抑えるための要素

2-3発酵マイスター

発酵マイスターは、一般社団法人日本発酵文化協会が認定する資格です。
最短4日で取得可能で、オンライン講座の受講もできます。

なお、「発酵マイスター養成講座」を受講する前に「ベーシック講座」の4科目を受講する必要があります。
ベーシック講座の4科目は、「麹教室」「醤油教室」「甘酒教室」「味噌教室」です。

オンライン講座も受け付けているため、開催日の7日前までには申し込みましょう。
詳しくは、公式サイトをご覧ください。

麹講座https://hakkou.or.jp/workshop/course/90194/
醤油講座https://hakkou.or.jp/workshop/course/90195/
甘酒教室https://hakkou.or.jp/workshop/course/90196/
味噌教室https://hakkou.or.jp/workshop/course/90197/

2-4発酵食品ソムリエ

発酵食品ソムリエは、NPO法人発酵文化推進機構が認定する資格です。
発酵食品に関する正しく安全な知識を持ったスペシャリストに与えられます。

発酵文化推進機構も講座を開催していますが、通信講座の受講で資格取得を目指せます。
通信講座の学習期間は、3カ月程度です。

2-5発酵食スペシャリスト

発酵食スペシャリスト(醸しにすと)は一般社団法人ホールフード協会が認定する資格です。
毎日の食生活でよく使う味噌・醤油などの調味料の使い方から、発酵食の効果・正しい選び方・調理法のコツなど、発酵食に関する知識と技能が求められます。

資格取得には、通信講座を受講する必要があります。
講座の修了と同時に「醸しにすと」に認定されるため、試験はありません。

発酵食品に関する資格取得のメリット

発酵食品に関する資格を取得すれば、普段の生活から仕事にまで活かせます。
日本の調味料は発酵食品が多いため、知識や扱い方を身につけることで生活の質の向上も目指せるでしょう。
また、発酵食品のスペシャリストとして活躍することもできます。

3-1生活の質の向上が目指せる

日本の調味料には味噌・醤油・酒・みりんなど、発酵食品が多いです。
普段の料理で味付けや風味づけに使用されますが、より深い知識を身につけることでそれぞれの特徴が最大限まで引き出せるでしょう。

また、料理以外の活用法について解説している講座もあります。
料理や生活にうまく発酵食品を取り入れれば、生活の質も向上できるでしょう。

3-2食品関連の仕事で活かせる

発酵食品に関する資格を取得すれば、食品加工・卸売りなどの食品関係や化粧品関連の業界で役に立ちます。
例えば、新商品の企画ができるほか、知識を深めたことで商品の改良も目指せるでしょう。
トレンドを理解しておけば、注目度の高い商品を販売して利益を上げることも可能です。

ビジネスチャンスをつかむためには、特定の食品に関する資格の取得も1つの手ではないでしょうか。

3-3専門家として独立できる可能性がある

発酵食品の知識を持つスペシャリストとして、発酵食品の効果を広める執筆活動や料理家、講座の講師などとして活躍できます。
副業で執筆活動をするのもよいですが、料理家としてカルチャースクールなどの講師や著書を執筆できれば独立も夢ではありません。

発酵食品マイスターが活躍する分野と仕事内容

発酵食品に関連する資格はいくつかありますが、例えば発酵食品マイスターの資格を取得によって、どのような仕事ができるのでしょうか?
資格取得後にどう変わるかを具体的にイメージしたい方に向けて、発酵食品マイスターが活躍する分野と仕事内容を説明します。

4-1食品加工・卸売業での新商品の企画・開発

発酵食品の知識やトレンドをかけ合わせれば、新商品の企画・開発が可能です。
例えば、テレビやSNSで特定の発酵食品が注目されれば、その発酵食品の販売を開始するのもよいでしょう。

すでに発酵食品を販売している場合は、新たな商品を生み出すことも可能です。
効果や食べ合わせに注目し、観点を変えれば新たな付加価値がつけられるかもしれません。

また、発酵食品マイスターは美容関係の仕事でも役に立ちます。
美に関心の高い女性をターゲットにすれば、「美容」を切り口にした商品の開発も可能です。

もともと「健康」に焦点を当てて販売していた商品でも、宣伝方法やキャッチコピー・パッケージを工夫すれば「美容効果が期待できる商品」としてリニューアルすることもできます。

健康や美容効果に着目して商品を販売する際は、薬事法に気をつけましょう。
商品のキャッチコピーや説明文によっては、薬事法に触れることもあります。

例えば、「絶対痩せる!」「〇〇に効果がある!」などの表現です。
食品やサプリメントなどに対し、医薬品と同じような効果があると思わせるような表現をしてはいけません。

薬事法に違反すると、2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金、またはこの両方が科せられます。
「健康」や「美容」に着目した商品を販売するのであれば、広告に掲載する表現には注意しましょう。

4-2飲食店や専門店でのメニュー開発・接客

発酵食品マイスターの資格は、定食屋から甘酒・ぬか漬け・日本酒・ワインなどの専門店でも役立ちます。
定食屋であれば新メニューの開発、専門店であれば接客レベルが向上できるでしょう。

特定の発酵食品の知識をさらに深めれば、専門の飲食店を開業できる可能性もあります。
甘酒の特徴や効果を引き出したドリンクが飲めるカフェや、麹を使用した料理が楽しめるレストランも魅力的です。

ただし、名前のインパクトだけではリピートされないかもしれません。
季節に合わせてメニューを変更したり、トレンドに合わせたりするなどの工夫が必要です。

4-3専門家として執筆活動・講座の講師

発酵食品に関する記事の執筆や動画投稿、カルチャースクールの講師として活躍することもできます。
すでに料理家として活躍されている場合は、「発酵食品」のジャンルに進出することも可能でしょう。

また、資格を取得していれば未取得の方に比べて仕事を取りやすくなります。
それは、資格とは「十分な知識や技法が習得できている」ことを示す証だからです。

例えば、発酵食品の知識を深める料理教室を開催すると仮定しましょう。
多くの料理に精通している料理家と、発酵食品に関する資格を持っている料理家ではどちらを講師として採用したいですか?

おそらく多くの方が後者を選ぶでしょう。
特定の食品に着目する必要がある仕事では、知識や技法を持っていると証明された有資格者の方が採用されやすくなります。

発酵食品関連の資格取得におすすめの講座

発酵食品関連の資格取得は独学でも可能ですが、指定されている講座の修了で認定される資格もあります。
また、市販のテキストでは知識が不足したり試験範囲がカバーできなかったりすることもあります。
なるべく早く資格を取得したいのであれば、主催団体が指定する教材やテキストで勉強をする方法が一番の近道でしょう。

発酵食品関連の資格取得には、通信講座がおすすめです。
自宅で勉強・受験ができるため、忙しい方にはピッタリです。

5-1発酵食品マイスターW資格取得講座|諒設計アーキテクトラーニング

通信教育講座・資格の諒設計アーキテクトラーニングでは、発酵食品マイスターW資格取得講座を実施しています。
この講座では発酵食品マイスターのほかに、発酵食健康アドバイザーの資格も同時取得できることが特徴です。
自宅で課題を提出しながら、最短2カ月で2つの資格を取得できます。

初心者は約6カ月かけてじっくり学ぶこともできるため、これまで発酵食品についてあまり詳しくない方も安心です。
すき間時間を活用して、無理なく合格を目指しましょう。

また、スペシャル講座を受講すれば受験せずに資格を取得できます。
通常であれば講座の受講料のほかに受験料が必要ですが、スペシャル講座は受験料込みの価格です。
受験の申し込みなども必要ないため、完全在宅で資格取得できます。

諒設計アーキテクトラーニング 基本講座 スペシャル講座
教材内容 受講証・受講マニュアル・完全攻略テキスト2冊・練習問題集/解答用紙・練習問題解答集・模擬試験/解答用紙・模擬試験解答集・添削課題/提出用解答用紙・質問用紙・封筒 受講証・受講マニュアル・完全攻略テキスト2冊・練習問題集/解答用紙・練習問題解答集・模擬試験/解答用紙・模擬試験解答集・添削課題/提出用解答用紙・質問用紙・封筒
発酵食品マイスター&発酵食健康アドバイザー卒業試験(提出にて資格認定)
受講期間目安 6ヶ月
(最短2ヶ月)
添削回数 5回 5回+卒業課題1回
受講料 5万9,800円 7万9,800円

5-2発酵食品資格講座|SARAスクール

通信教育・通信講座のSARAスクールジャパンでは、日本安全食料料理協会(JSFCA)と日本インストラクター技術協会(JIA)の認定講座が受講できます。
学習期間は最短2カ月で、発酵食品マイスターと発酵食健康アドバイザーの2つが取得可能です。

カリキュラムは、初級・中級・上級編で分かれています。
内容は初級編が「発酵食品の基礎知識」、中級編が「発酵食品と微生物の関係」、上級編が「発酵食品の種類、栄養素や特徴」です。

詳しいカリキュラムは公式サイトに掲載されているため、気になる方はご覧ください。
https://www.saraschool.net/kenkou/fermented/curriculum/

コースは、基本コースとプラチナコースの2つがあります。
初期投資を抑えたい方は基本コース、短期間での資格取得を目指すのであればプラチナコースがおすすめです。

SARAスクールジャパン 基本コース プラチナコース
教材内容 ガイドブック、受講証、受講カード、学習テキスト01、学習テキスト02、練習問題集/解答、模擬試験/解答、添削課題(5回分)、質問用紙、封筒 ガイドブック、受講証、受講カード、学習テキスト01、学習テキスト02、練習問題集/解答、模擬試験/解答、添削課題(5回分)、質問用紙、封筒、卒業課題
受講期間目安 6ヶ月
(最短2ヶ月)
添削回数 5回 5回+卒業課題1回
受講料 5万9,800円 7万9,800円

まとめ

発酵食品に関連する資格取得のメリットや活躍する分野・仕事内容、資格取得におすすめの講座をご紹介しました。

発酵食品は、テレビやSNSで「健康やダイエットに効果がある!」と紹介され、一時的にブームになったこともありました。
それにより、店頭の在庫がなくなってしまうなどの影響が出たこともあります。

しかし、ブームに乗って発酵食品を食べたからといって知識が深まったり、効果や正しい食べ合わせに気付いたりした方はごく一部でしょう。
なぜなら、特定の発酵食品を食べることだけに集中しているケースが多いからです。

知識を深めて活用したいのであれば、正しい知識や応用法をしっかり学ぶことが肝心です。
少しでも発酵食品関連の資格に興味をお持ちであれば、通信講座の受講を検討してはいかがでしょうか?

また、記事内でご紹介した諒設計アーキテクトラーニングとSARAスクールジャパンの通信講座は、どちらにも試験免除になる講座が用意されています。
自宅での勉強と課題提出だけで資格が取得できるため、受験に伴う負担を減らしたい方におすすめです。

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