知りたかった!チアシードの保存方法と保存期間、賞味期限について紹介します!
海外セレブや有名モデルが愛用するスーパーフードとしてよく知られるチアシードです。手に取ったことのある方も多いのではないでしょうか。
スーパーフードの中でも、調理に手間がかからず使いやすいチアシードですが、なかなか使い切れず、長期間保管したまま…なんてこともあるかと思います。
そこで、ここでは、意外と知らないチアシードの正しい保管方法とその期間、余ったチアシードの活用法などをご紹介します。
チアシードの保存方法
まずは、上手に保存できる方法からご紹介していきましょう。
乾燥したチアシードの保存方法
直射日光、高温多湿を避け、遮光性のある密閉容器に保存する
チアシードは、直射日光、高温多湿を避けて常温で保存します。遮光性があるジッパー付きのパッケージであれば、そのまま保存が可能です。詰め替える場合は、遮光性のある密閉容器に保存しましょう。
湿気はカビの原因になりますので要注意です。種なので、水分があると発芽することもありますよ。
水に浸した状態で保存も可能
水でふやかしたものは煮沸消毒した清潔な密閉容器に入れる
チアシードを10倍程度の水分と混ぜて置くと、水を含んで膨らみ、柔らかなジェル状になります。
水でふやかしたチアシードは、煮沸消毒した清潔な密閉容器に入れて、冷蔵庫で保存しましょう。
保存期間は2~3日が目安です。容器から取り出すときは、清潔なスプーンを使うことで雑菌が発生するリスクを軽減できます。
チアシードの浸水時間は12時間程度が目安
チアシードは水に10分ほど浸せば戻りますが、浸水時間は12時間程度が目安です。
例えば、朝食で食べる場合、前日の夜に水に入れてふやかした状態にしておけば、翌朝すぐにヨーグルトやドリンクに使えて便利です。
浸水時間に関してですが、チアシードの持つ発芽毒の影響を取り除くには、12時間以上浸水するのが良いという説があります。
この発芽毒は、発芽抑制因子のアブシジン酸によるものとしてしばしば言及されますが、チアシードに限らず、玄米やあわなどの種子類に共通することです。
現在のところ、発芽抑制因子の人体への影響の有無については、意見が分かれるようです。
チアシード氷にして保存
水でふやかしたチアシードは冷凍保存も可能
水に浸してふやかしたチアシードを、冷凍保存するという方法もあります。製氷皿に入れて保存し、冷たいドリンクに氷の代わりに入れれば、見た目も涼しげなチアシードドリンクを簡単に楽しむことができますよ。
チアシードの保存期間
続いて、開封前や、ふやかしたチアシードの保存できる期間についてみていきましょう。
開封前であれば2年程度保存可能
チアシードは種ですから、乾燥した状態で長期保存が可能です。保存期間は、開封前であれば2年程度が目安です。パッケージに記載されている賞味期限を確認してください。
開封後はなるべく早めに食べきる、賞味期限が切れたものは処分
湿気ることもあるので、開封後は早めに食べ切りましょう。賞味期限が切れてしまった場合は処分してください。
水でふやかしたものは冷蔵庫で2-3日保存可能
水でふやかしたものは、冷蔵庫で2~3日であれば保存が可能です。あまり長く保存できるものではありません。数回使う分だけ戻し、早めに食べ切るようにしましょう。
1日の摂取量の目安は、スプーン1杯を10gとして、スプーン1~2杯程度です。
残ったチアシードの使い方アイデア
ドリンクやヨーグルトに入れるだけでは、使い切れずに残ってしまうこともありますよね。無味無臭のチアシードは、料理やデザートに幅広く使うことができます。
チアシードには、オメガ3系の必須脂肪酸「α-リノレン酸」が豊富に含まれています。その含有量の多さは、スプーン1杯、およそ10g程度で1日に必要な量を摂ることが出来るほど優秀なスーパーフードなんです。
α-リノレン酸は体内でDHAやEPAに変換され、血流を促進し、動脈硬化の予防効果や認知症のリスク軽減に役立つとされています。
他にも、うつ病の症状を軽減する効果や、アレルギーを抑制する効果なども期待できる健康効果の高い成分です。
このα-リノレン酸は、加熱に弱く酸化しやすいという特徴があります。料理に使う場合は、ドレッシングに混ぜたり、そのまま振りかけたりといった使い方が、栄養素が壊れにくくおすすめです。
ヨーグルトに
水で戻すのが面倒なら、ヨーグルトに入れて戻してもOKです。
ヨーグルトに浸して一晩冷蔵庫で保存しておけば、翌朝食べることができます。
ドレッシングとして
チアシードとオイル、酢やレモン汁、塩コショウを混ぜ合わせるだけで、プチプチした食感が楽しめるドレッシングになります。
オイルは、オメガ3系のアマニ油などがおすすめですよ。
ジュレとして
ドレッシングやポン酢に水で戻したチアシードを加えれば、とろみのあるジュレになります。
カルパッチョの付け合せにしたり、冷奴に薬味のように乗せたりすれば、見た目もおしゃれな一品の出来上がりです。
野菜のあえ衣として
すり潰したチアシードと、醤油、みりんなどを合わせ、季節の野菜とあえれば和風の一品に仕上げることができます。
ほうれん草、小松菜、ブロッコリーなど、お好みの野菜でどうぞ。
お菓子の生地に混ぜ込んで
パンケーキやクッキーなどの生地に混ぜ込むのもおすすめです。パンケーキに加えるともちっとした食感になり、満足感のある仕上がりになります。
ジャムとして
チアシードは水に浸けるととろみが出るので、つぶした果肉・果汁と混ぜれば簡単にジャムが出来ます。こちらは定番のいちごを使ったレシピです。フレッシュなジャムなので日持ちしません。早めに食べきりましょう。
いちごは、へたを落として耐熱ボウルに入れ、レモン汁、水、はちみつを加えてレンジで加熱します。粗熱がとれたらチアシード加えて混ぜ、チアシードが膨らんでジェル状になればでき上がりです。
【詳しいレシピ】チアシードいちごジャム(穀物屋)
http://www.kokumotsuya.com/recipe_search/detail.php?rcp_cd=533
ミルクティーとして
水で戻したチアシードを紅茶に入れ、牛乳を加えれば出来上がりです。チアシードのプルプルした食感が、タピオカによく似たドリンクです。牛乳の代わりに、豆乳やココナッツミルクでも美味しくいただけますよ。
チアシードを水に浸して戻しておきます。紅茶を濃いめに淹れて、お好みではちみつを加えます。紅茶に牛乳と戻したチアシードを入れ、よく混ぜれば出来上がりです。
【詳しいレシピ】簡単ヘルシー☆チアシードミルクティー(cookpad)
https://cookpad.com/recipe/4020977
知りたかった!チアシードの保存方法と保存期間について紹介します!のまとめ
チアシードの保管方法や、残ってしまった場合に役立つ活用法などについてご紹介しました。
長期保存が可能なので家庭に常備しやすく、色々な料理やデザート、ドリンクに幅広く使える便利な食品です。
小さな粒に栄養素がたっぷり詰まったチアシード、美味しく食べて、健康な身体づくりに役立てましょう。
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