そばデビューはいつから??押さえておきたい!そばデビューと注意点
何もかも初めての子育て、育児の中でも「食べる」ことに関してはいろいろなアレルギーなどもある為、特に注意することと思います。
日本の国民食である「そば」もアレルギーを発症すると重度になるものの1つです。子どもにいつから与えたらいいのかと、そばデビューに踏み切れないお母さんもいるでしょう。
どんなタイミングでそばデビューをするべきなのでしょうか?その時の注意点などについてご紹介しましょう。
幼児食で気を付けるアレルギー
近年、保育施設でも食物アレルギーの子どもが多くなってきています。保育の現場でもクラスに1人は必ずいるような状況です。出来れば我が子には、食物アレルギーを背負ってほしくないものです。
離乳食から幼児食に移行する段階でどのような注意が必要なのでしょうか?
離乳食が完了したら幼児食に移行
子どもはミルクのみの食事から離乳食を食べ始めます。歯が生え始め、しっかりと咀嚼、嚥下できるようになれば幼児食に移行していきます。つまり、幼児食とは大人と同じような食事をとることを言います。
幼児食に移行するということは、いろいろな面で大切なことです。いつまでも離乳食では栄養も味覚面でも育ちに不十分です。
・成長に必要な栄養を摂取する
・子どもの味覚を育てる
・好き嫌いなく、食事をとる
これらの意味があり、離乳食から幼児食に移行していきます。
体の免疫機能が過敏に反応してしまうアレルギー
幼児食は出来るだけ色々な食材に触れるタイミングと考えるべきなのですが、その時に注意しなければならないのが「アレルギー」です。
では、アレルギーとはそもそもどのようなものなのでしょうか?
アレルギーと名のつく物は沢山あります。食物アレルギーよりもよく耳にするのが花粉症のアレルギーです。人間は外部からウイルスや細菌などいろいろな危険の中にいます。そのようなものから体を守るために、人間には免疫というものがあります。
この免疫機能が正常に働けばいいのですが、時折過敏に反応してしまう人がいます。危険ではないものに対しても過敏に反応してしまうので、逆に体調を崩してしまうのです。
初めて食べさせたものには注意が必要
そばに気を付けることはもちろんですが、他にも気を付けるべき食べ物は沢山あります。有名なところでは、牛乳や卵といった食物です。これらは乳児期に発症することが多いのですが、段階を踏んでいけば成長するにつれて改善されやすいアレルギーの1つです。
他に、次の食品にも注意が必要です。
・果物(バナナ、キウイ、オレンジ、リンゴなど)
・甲殻類(カニ、エビなど)
・ナッツ類
幼児のそばアレルギー
そばは有名なアレルゲンの1つです。大人でもそばのアレルギーで苦しんでいる方が多いですが、幼児のそばアレルギーも存在します。どんなものなのでしょうか?
そばは幼児に多い食物アレルギーのひとつ
大人ばかりにアレルギーがあると思っては大間違いです。アレルギーの中でもそばはなりやすいものの1つです。アレルギーを発症すると、いろいろな症状が起こります。
アレルゲンを摂取した量や人によって反応は軽度のものから重度ものまで様々です。
・皮膚にじんましんが現れる
・目が赤く腫れる
・下痢や嘔吐
・くしゃみや咳が止まらない
・咽喉内が腫れる
アレルギーの中でも重くなりやすい
沢山あるアレルギーの中で、そばのアレルギーは重篤化しやすいアレルギーの1つです。摂取量や人によってその反応は大きく異なりますが、比較的反応が出やすいのは事実です。特に注意しなければならないのが、アナフィラキシーです。
咽喉内が腫れると息苦しくなってきます。アナフィラキシーを起こし、加えてアナフィラキシーショックまで起こってしまうと命に関わる状態となります。
血圧の低下や呼吸困難になるなどの状態が、食物のアレルギーで引き起こされてしまうのです。
免疫をつけることが難しい
免疫をつければ、アレルギーにはならないのではないか、と考える方もいるかもしれませんが、残念ながらそういうわけではないのです。アレルゲンに対して、過敏に反応してしまっているのですから、どちらかというと鈍感にしなければいけないのです。
しかし、そのような対策は残念ながらありません。
幼児食のそばデビューはいつ?
そばのアレルギーは重くなりやすいと聞くと、よりそばデビューに対して億劫になってしまう方もいるでしょう。
しかし、日本の国民食ですし栄養も豊富に含まれていることから。そばを子ども食べさせたいという気持ちもあります。
では、どんなタイミングがいいのでしょう。
1歳すぎたあたりが一般的
幼児食は歯が生え始めて、嚥下、咀嚼ともにしっかりとしてきたことを確認し移行するものですが、それは大体1歳を過ぎたあたりに考え始めるといいでしょう。それまではしっかりとした離乳食を段階を踏んで続けていきましょう。
離乳食を飛ばしたり、期間が短いと幼児食になった時に好き嫌いや咀嚼、嚥下など、どこかでつまずいてしまいます。
胃腸が安定する2~3歳頃にあげ始めるひとが多い
1歳を過ぎたあたりから幼児食を考えるのが一般的とお伝えしましたが、実はまだ消化器官は未発達な時期なのです。そんな時期に、アレルゲンになりやすい食べ物は摂取することはあまりおすすめしません。
できれば、消化機能は発達して安定する2~3歳に始めるといいでしょう。
このくらいの年齢になると、自分で食事をとることができ、いろいろな食材にも触れている時期です。アレルギーを起こしやすい体質であることも理解されている事でしょう。体質を理解していれば、時期を遅らせることもできますし、量を加減したりも可能です。
ざるそばではなく柔らかめにゆでたかけそばがおすすめ
そばデビューはざるそばよりも、柔らかくゆでたそばがおすすめです。麺類は、ツルツルと入っていくもので、あまり咀嚼をしないまま胃に入ってしまいがちです。そのため、胃の負担が多いので、初めは柔らかくゆでて温かいかけそばにしましょう。
かけそばにするとトッピングもしやすいので、子どもも抵抗なく食べてくれます。
そばデビューのさせ方
では、実際にどんな風にそばデビューをさせてあげたらいいのでしょうか?
はじめは1本分を一口大に切ったものをあげる
量を多く与えるのも心配です。まずは1本分を一口大にして与えてみましょう。
麺ですから、あまり咀嚼をせずに飲み込んでしまうことも考えられますので、一口大に切ってあげるといいでしょう。
口の周りや体に変化がないかみる
初めてそばを口にする場合、よく観察する必要があります。アレルギーだった場合、一番最初に反応が現れる部分は口の周りです。口の周りの赤みはどうか、発疹は出ていないかなど注意しましょう。
症状がでるまで数分~数時間かかる
すぐに症状が出るとは限りません。初めて口にする時は特に、数時間にかけて体調を気にかけてあげてください。その間、腫れ、かゆみ、じんましんなどを細かく見てあげましょう。
徐々に量を増やしていく
何も反応がなく、いつも通りであれば少しずつ量をふやしていくといいでしょう。量により発症しないということもありますので、口にするのが初めてではないからといって油断してはいけません。
量を増やした時にも、体調を細かく観察することが大切です。
注意点
そばデビューの注意点をもう一度おさらいしておきましょう。
もしものために医療機関が受診できる時間帯に食べさせる
アレルギーであることも考えて、そばデビューをするときは医療機関にすくに迎える時間帯がおすすめです。何かあっても医療機関が機能していない時間帯では、危険が伴います。
最初から大量に与えるとアナフィラキシーショックの心配がある
最初から一度に多くを摂取すると、体が反応してしまいがちです。そばアレルギーはアナフィラキシーショックをおこしやすいものですので、命の危険を伴います。
必ず、始めは少量から進めていき、体を慣らすことが大切なのです。
そばデビューはいつから??押さえておきたい!そばデビューと注意点のまとめ
幼児食で気を付けたいアレルギーの対象は沢山ありますが、重篤化しやすいそばと特に気になるという方が多いでしょう。
離乳食から幼児食に移行する中で、すぐにそばを始めるというのはリスクがあります。胃腸が未発達の場合では反応してしまうことが多いからです。このような点から考えると、2~3歳頃の胃腸がしっかりと発達した頃にそばデビューをする方が実際には多いようです。
そばは日本の国民食ですが、アレルゲンになりやすいので特に注意が必要ということです。
デビューした時には、体調の変化がないかなどもよく観察をして、細心の注意を払いましょう。
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