幼児にもダイエットは必要?!幼児でも出来るダイエットについて
我が子がすくすくと成長してくれるのはとても嬉しいことです。かわいいから、育ちざかりだからと食べたいだけ与えてしまうと、体重の増減には気になるところがあります。
やはり、何事もやり過ぎはいけないもの、太り過ぎると対策が急がれます。太り過ぎが原因で生活習慣病になる子どももいます。そうならないために、気になり始めたら幼児でも適切なダイエットが大切です。
どのようなダイエットが適切なのでしょうか?
幼児の肥満とは?
最近は特に、肥満児と呼ばれる子ども増えてきています。食事の内容も昔に比べて大きく変化をとげ、食の欧米化が進んでいる事にも影響があるようです。
幼児期は一年間に約2~3kg増える
子どもの体重は1年で約2~3kgも増えます。あくまでも目安ですが、成長期の子どもたちはこのように1年での伸び幅が大きいのです。
急に大きくなりすぎて不安に感じる方もいるかもしれませんが、子どもは成長することが仕事でもあります。どんどん大きくなる子どもの成長を見ているのが楽しくなります。
ローレル指数で判断する
子どもの肥満度を見た目だけで判断するのはいささか問題です。見た目と肥満度は必ずしも比例しません。
そこで大切なのが、医学的に肥満かどうか判断する方法です。それは「ローレル指数」という計算方法から算出できます。
ローレル指数の計算方法
体重【kg】×(身長【㎝】×身長【㎝】×身長【㎝】)×10000000
この計算方法ででた数字と以下の表を照らし合わせてください。
・やせ過ぎ→100以下
・やせ気味→101~115
・標準 →116~144
・太り気味→145~159
・太り過ぎ→160以上
もし、お子さんが太り気味や太り過ぎに該当してしまうと、注意信号です。一刻も早く食などの対策をとることが必要です。
幼児向けのダイエットポイント
大人のダイエットも正しいものと間違ったものがあります。幼児の身体は成長過程であるために、ダイエットはより注意が必要となります。
食事、食生活の見直しがメイン
何を言ってもまずは、食事や食生活の見直しがメインです。
・よく噛んで満足感を高める
・家族で楽しみながら、ゆっくり食事をする
・お菓子は回数や時間などのルールを作る
・朝、昼、晩としっかり食事をとる
・盛り付けは食べられる量のみにする
・好きな物だけでなく、バランスよく食事をとる
・揚げ物や脂っぽいもの、味の濃いものなどの食事に気を付ける
・主食、汁物、主菜、副菜を心掛ける
・ファーストフードや外食など1ヶ月にいく回数を定める
・砂糖を含む飲物は避ける
・乳酸菌、オリゴ糖、食物繊維を摂り、腸内環境を整える
項目は多いですが、どれも食事の面で気を付ける問題です。
暴飲暴食を防いだり、バランスよく食事をとるということは子どものみならず、大人にもいい景況を及ぼします。
子どものためだけと考えず、家族全員に大切なことと捉えると、取り組みやすいかもしれません。
運動ではなく遊ばせる
大人であれば、スポーツジムなどに通って強制的に運動することもあるでしょうが、子どもにそれを強制することは難しいといえます。
運動を考えるのではなく、外で思い切り体を動かして遊ぶ事のできる環境を作ってあげてください。
いつも家からあまり出ずに、テレビやゲームをしていませんか?
外で思い切り体を動かして遊ぶことこそが運動です。外遊びの楽しさを伝えてあげることが、結果的に体を動かすことにつながるのです。
自発ではない運動は続かない
運動は遊びに転換したらいいとはいいましたが、大人が強制的に遊ばせては何の意味もありません。それは運動と同じです。
自発的に、身体を動かしたいと思わなければ意味がないのです。子どもが自発的に身体を動かしたいと思う遊びに巡り合う必要があります。どんな遊びに夢中になれるのか、体験などに参加して一緒に探させることもダイエットの1つです。
早寝早起き
生活習慣を正すことも大切なことです。食事をしっかりとっても、規則正しい生活が出来ていないと、排出もうまくできなくなります。適切に食事をとって、腸内環境を整えて体調を整えることがダイエットに繋がります。
早寝早起きをすることで、生活のリズムが身に付きます。お腹がすいた時に食事をとり、食事でお腹が満たされれば、おやつを過剰に摂取することもありません。
幼児でもできる食事ダイエット
幼児の食事のダイエット方法をひとつひとつ見ていきましょう。
よく噛んで食べる
よく噛んで食べることで満腹感を味わうことが出来ます。大食いであまり噛まないでいると、より多くの食べ物を取り込んでしまうのです。
そうならないために、食べ物はよく噛むことを心掛けてあげましょう。
楽しくゆっくり食べさせる
早く食べることもよくありません。早く食べるということは、やはりよく噛んでいなかったり飲み込んでいたりするはずです。ゆっくり食べる、落ち着いて食べることを心掛けましょう。
家族でゆっくりと会話をしつつ、楽しみながら食事をとるといいでしょう。
食べる時間を決める
規則正しい生活を心掛けるためにも、食事の時間は決めておきましょう。現代社会では、どうしても大人の都合で生活を回してしまいがちですが、そうではありません。子どもが大人の都合で生活してしまうと、いろいろな問題がおこってくるのです。
子どもの事を考えると、食事の時間を固定して予定をあわせてあげましょう。
バランスのいい食事を摂る
好き嫌いの多い子どもの家庭ではどうしても、食事の内容が偏りがちです。子どもが毎回のように嫌がる姿をみたくない、というのも充分理解できますが、それで肥満を引き起こしてしまうとすれば改善しなければなりません。
バランスの良い食事をとることで、様々な栄養素を体にバランスよく摂りいれて成長に繋がっていきます。
ダイエットの注意点
大人のダイエットもいろいろな注意点があるように、幼児のダイエットも注意点があります。間違ったダイエットをしてしまうと、幼児では特に成長に大きく関係してしまうのです。
食事制限はNG 成長を阻害する
食事をとるから太るのだという安易は考えから、食事を制限する方がいますが、これは大きな間違いです。
食事を制限してしまうことは、成長を阻害してしまうことに繋がってしまうのです。幼児期は成長に最も大切な時期です。食事制限だけは絶対にしないでください。
量は減らさずにカロリーを調整する
量を摂りすぎているからと言って、初めから量を減らすといった行為も避けましょう。今まで、その食事量を摂取していたのに、急にそれが体に入ってこないというのは、身体にとって大きなストレスになります。
食事の時間や咀嚼回数を工夫して量が減ってくるのはいいのですが、最初から大幅に量を減らすことは注意が必要なのです。
親も一緒になって取り組む
子どもの肥満を改善するには、家族一丸となって取り組むことが大切です。子どもに正しい生活習慣を身に着けさせたくても、周りの大人が全くちがった生活のリズムでは何の意味もありません。
親も一緒に取り組むことが成功への近道です。無理のない範囲で、日ごろから子どもの様子や生活習慣を意識してあげましょう。
幼児にもダイエットは必要?!幼児でも出来るダイエットについてのまとめ
幼児のダイエットは最近、問題視されていることです。
だからと言って、大人と同じような過度なダイエットや間違ったダイエットは危険です。成長期の子どもですから、大人よりもその危険度は倍増です。
生活習慣を整えて、よく噛んで落ち着いてゆっくりと食事をとる、バランスのよい食生活を心掛けるなど基本的なことですが、そんなところから改善をしていく事が一番の近道といえます。
親も一緒になって取り組んで、子どもが健やかに健康的に成長できるようにしてあげましょう。
幼児食に関する記事一覧
-
幼児期に使用する食器の選び方や注意点
離乳食も終わり、幼児食を始めるにあたって食器も変えようかと考えますよね。子ども用の食器には、可愛らしいものがたくさんありワクワクします。幼児の食器は、何を基準に選ぶのが正確なのか、どんな物が使いやすい
-
幼児食の味つけについての基本的な知識や注意点
幼児食の味つけは離乳食とどう違うのか、大人用の味つけと一緒でも良いのか悩みますよね。人間の味覚は、3歳までに決まると言われています。 それ程、幼児が口にする味は、重要なのです。どんな味つけが幼児
-
幼児期のおやつの目的や与えるポイント
幼児に与えるおやつは、とても重要な役割を持っています。成長するのにたくさんのエネルギーを必要とする幼児のおやつは、補食としてとても大切です。 おやつは、何を与えたら良いのか、どんな食べ物が望まし
-
幼児期に適切な食事の量や注意点
幼児期の適切な食事の量を把握するのは、難しいですよね。1日にどれくらいの食事を与えたら良いのか、何に気をつけたらよいのかなど大人の食事より気を配らなければならない事がたくさんあります。 幼児の1
-
幼児期のお弁当におすすめの工夫やポイント
子どものお弁当に何を持たせてあげようか、喜んでくれるかな、全部食べてくれるかなとドキドキしますよね。子どもも、お母さんと離れて食べるご飯の時間にドキドキしています。お弁当箱のご飯を見てお母さんが恋しく
-
幼児期に朝ご飯を
朝ご飯を食べる事は、体のリズムを整えることや血糖値を上げ、脳を活性化させるなど1日を活動的に過ごすために大切な事です。幼児期からきちんと朝ご飯を食べる習慣を身につけ、健康的な生活を送りましょう。
-
簡単に作れる幼児食の紹介や取り分けをする時のコツ
いざ幼児食を始めようと思ってもどんなメニューを作ろうか迷いますよね。大人と同じ食事はまだ早く、離乳食のような食事はもう時期ではありません。まずは、簡単に作れる幼児食から始めましょう。 子どもの食
-
幼児食を始める目安や乳歯との関係
幼児食を始めるのはいつ頃が最適なのか、どのようにして始めたら良いのか悩みますよね。幼児食を始める目安になる子どもの様子や幼児食と乳歯の関係をご紹介します。 子どもの食べ物の食べ方や乳歯の生え揃い
-
幼児食で野菜を上手に取り入れるコツ
子どもに野菜を食べて欲しいのが親心ですが、野菜が苦手なお子さんは多いですね。味覚が発達して好き嫌いが見られるようになる幼児期に野菜を上手く食事に取り入れるコツや好き嫌いを乗り越える工夫などをご紹介しま
-
幼児食とは?幼児食についての基本的な知識!
離乳食も後期になり、食べることに対して興味が湧いてくる、食欲が出て来るなど1歳半頃になると次の段階の幼児食へと進みます。離乳食から大人と同じ内容の食事に移る前の幼児食は、幼児にとってとても大切です。
-
幼児に鉄分は欠かせない!!幼児食の鉄分の重要性と摂り方とは
離乳食から幼児食に移行することの目的の大きな1つは成長に必要なための栄養を摂取することです。きちんと栄養素を摂取しているかはとても重要なことです。特に、幼児食で鉄分はとても大切な1つです。 では
-
そばデビューはいつから??押さえておきたい!そばデビューと注意点
何もかも初めての子育て、育児の中でも「食べる」ことに関してはいろいろなアレルギーなどもある為、特に注意することと思います。 日本の国民食である「そば」もアレルギーを発症すると重度になるものの1つ
-
こんなにあるって知ってた??幼児の食育に関わる資格について
「食育」というのは保育の現場でとても注目されています。そのため、幼児の食育に関わる資格というのは沢山あるんです。 どんな資格が存在するか知っていますか?いろいろありますが、その内容や取得の方法な
-
これで安心!風邪をひいたときの幼児食について
子どもは「風の子元気な子」なんて言い方をしますが、現実には意外と子どもは風邪をひきやすいものです。子どもが風邪をひいたときに適切な食事を与えるのは、家庭での大きな役割です。 どんな食事が、風邪の
-
これで悩み解決!!幼児期の偏食について
子どもの偏食はいつの時代でも、家庭での問題になります。保育施設でも偏食がひどくて、食べられるものが少ないという子どももいます。子どもの偏食は出来るだけ幼児期の間は特に、取り除いてあげたいものです。どん
-
これを知っていればもう安心!!幼児食の作り方と適した食材
離乳食はそれなりに気を付けて、いろいろな工夫をされている方が多いでしょうが、幼児食はどうでしょう。大人と同じようなものが食べられると言えども、まだまだ胃腸は未完成です。 子どもに適切な食事を提供
-
幼児にもダイエットは必要?!幼児でも出来るダイエットについて
我が子がすくすくと成長してくれるのはとても嬉しいことです。かわいいから、育ちざかりだからと食べたいだけ与えてしまうと、体重の増減には気になるところがあります。 やはり、何事もやり過ぎはいけないも
-
食事のマナーはいつから教えるべき?マナーを教えるタイミングとは
食事のマナーはとても大切なしつけの1つです。最近、ファミレスなどで食事のマナーを理解していないお母さん方を目にしたりしませんか? 我が子には他人に迷惑をかけるようなことはしてほしくないと思うのが
健康食・食育の資格
- 薬膳調整師認定試験
- 薬膳の基礎知識、薬膳に対する一定以上の理解、漢方的な観点から見た各種食材の効能などの知識を有する人に対し与えられる資格です。
- 薬膳資格詳細を見る
- 漢方コーディネーター認定試験
- 漢方・漢方薬に対する基本的な知識、漢方独自の診断方法や養生などへの理解が一定以上あると認められた人に対して認定される資格です。
- 漢方資格詳細を見る
- 食育健康アドバイザー認定試験
-
食育健康アドバイザーとして、食育の基本的な知識を有していることを認定されます。
- 食育資格詳細を見る
- 幼児食マイスター認定試験
- 子どもの成長に合わせて栄養バランスを考えた献立を作ることができる知識や離乳食から幼児食に変える時期、幼児食に向く食材・不向きな食材など幼児食に関する知識を有する人に対し与えられる資格です。
- 幼児食資格詳細を見る
- スーパーフードアドバイザー認定試験
- スーパーフードアドバイザーはスーパーフードが具体的にはどのような食品や種類があるのか把握し、それぞれの食品がどのような健康効果や美容効果があるのかを理解された方に認定される資格です。
- スーパーフード資格詳細を見る
- 発酵食品マイスター認定試験
- 発酵食品マイスターとは、発酵食品に関する幅広い知識を有していることを証明する資格です。
- 発酵食品資格詳細を見る
- 酒粕・糀マイスター認定試験
- 酒粕・糀マイスターとは、酒粕や糀に関する様々な知識を有していることを証明する資格です。
- 酒粕資格詳細を見る
- 介護食マイスター認定試験
- 介護食マイスターとして、介護食についての基本的な知識を有していることが認定される資格です。
- 介護食資格詳細を見る
- 乾物ソムリエ認定試験
- 乾物ソムリエとして、乾物についての基本的な知識を 有していることが認定される資格です。
- 乾物資格詳細を見る
- 雑穀ソムリエ認定試験
- 雑穀のダイエット効果、雑穀を楽しむ 方法などの知識を有することが証明されます。資格取得後は、雑穀ソムリエとして活躍することが できます。
- 雑穀資格詳細を見る