幼児期のお弁当におすすめの工夫やポイント
子どものお弁当に何を持たせてあげようか、喜んでくれるかな、全部食べてくれるかなとドキドキしますよね。子どもも、お母さんと離れて食べるご飯の時間にドキドキしています。お弁当箱のご飯を見てお母さんが恋しくなってしまう子もいます。
いつもと変わらない、でもお弁当ならではのワクワクするご飯を作りたいですね。幼児期のお弁当作りにおすすめの工夫やポイントをご紹介します。お弁当には、避けた方が良いおかずや美味しく作るポイントなどご参考にしてみてください。
⼦どもが⾷べやすいお弁当にするには
⾷べられる量にする(⽬安は普段家で⾷べている量と同じ位)
子どもは、まだまだ咀嚼力が弱く食べるのに時間がかかります。幼稚園や保育園などでは、慣れない場所で緊張してより一層食べるのに時間がかかる場合もあります。なので、食べきれる量に抑えましょう。
目安は、いつも家で食べている量です。子どもは、ご飯を全部食べきれたという事に達成感や喜びを感じるのでいつも家で食べている量よりも若干少なくても良いでしょう。
おかずとご飯の割合(理想はご飯3︓野菜2︓⾁⿂1)
お弁当に詰める順番をご飯・大きめのおかず・小さめのおかずの順番で入れていけばバランス良く入れる事が出来ます。
ご飯があまり好きではない子どもには、サンドイッチなどを入れても良いでしょう。タマゴサンドや野菜サンドなら栄養もきちんと取れます。プラスしてお肉や魚のおかずをいれてあげましょう。オレンジやブドウなどのフルーツをデザートとして入れてあげると子どもも食べる意欲が湧きますよ。
取りやすい⼊れ⽅にする(⼀⼝サイズにする、崩れやすいものは⼊れない、スプーンやフォークで⾷べやすいものなど)
中身をお弁当箱に詰めすぎないように注意しましょう。持ち運ぶ際に中身が崩れないようにきっちりおかずを詰めがちですが、食べる時に取り出しにくくなるので幼児のお弁当箱はある程度のゆとりをもって詰めましょう。
1口サイズの食べやすい大きさにする、崩れやすいものや汁が出るおかずは入れない、おかず用のアルミカップなどを使わない事がお弁当を詰める時に注意したいポイントです。スプーンやフォークで食べやすいかどうか考えながらお弁当箱に詰めていくと良いですね。
⾷べやすい調理⽅法にする(パサパサ系の⾷材は蒸したり茹でたりするなど)
幼児は、顎の力が弱いので弾力のある食べ物が苦手です。また、唾液も出にくいのでぱさぱさした食感の食べ物を飲み込むタイミングが上手くとれません。お肉や魚は、蒸し上げる、茹でるなどしてしっとりとした食感にしましょう。
かぼちゃやさつまいもなどは、ぱさぱさしているので牛乳やバターで混ぜる、マヨネーズなどであえて滑らかにしましょう。人参などの固い野菜は、歯茎で噛める程に柔らかく煮てあげましょう。少量のはちみつや甜菜糖などを茹であがりの直前に入れるとほんのり甘くなり、更に食べやすくなります。型抜きした野菜は、子どもが喜びますよ。
冷めても美味しい味付けにする(下味をつけるなど)
冷めると味がいまいちになってしまう物には、調味液にあらかじめ食材をひたすなど下味をつけましょう。お弁当作りの前日などに下味をつけておく事で当日は、焼くだけと時短にもなります。調味液につけておく事で食材が柔らかくなる、パサつきにくいなどの利点もあります。
お弁当の痛みにくいおかずや腐らない工夫
痛みにくいおかずを作る
味つけを普段より若干濃いめにしましょう。醤油や味噌、みりんなどで味つけをします。調味料が、食材の酸化を防いでくれます。食材によく火を通すことが大切です。半熟なども避けた方が良いでしょう。
生ものは避けてください。練りものなどの未加熱の食材も火を通してから入れましょう。汁気を含む水分を含むものも出来るだけ避けるか、汁気がなくなるまで煮るなどの工夫をしてください。
野菜などの水気は良く切ってから入れてください。ミニトマトのヘタなどは、雑菌が入りやすいので取ってください。
食材はよく冷ましてから蓋をする
おかずは、よく覚ましてからお弁当箱につめましょう。そして、ご飯が良く冷めてから蓋をします。食材が温かいまま蓋をすると熱がこもってお弁当内に水分が発生してしまいます。お弁当が水っぽくなり、腐りやすくなります。
冷凍食品を凍ったままいれる
保冷剤代わりになります。作り置きして冷凍しておいた野菜などをいれる、冷凍の枝豆やコーンを散らす、冷凍の1口サイズのゼリーを入れるなどしても保冷効果があります。
素手で触らない
おかずを詰める時は、出来るだけ素手を使わずに箸などを使用します。おにぎりを握る時もラップで包んで握ります。素手から雑菌が入るのを防ぐためです。雑菌がお弁当に入るとご飯がすぐに痛んでしまうのでおすすめです。
お弁当の腐り防止アイテムを使う
抗菌シートなどは手軽に手に入り、蓋を閉める前にお弁当に乗せるだけです。シート1枚で抗菌が出来るのでぜひ抗菌シートを使ってみてください。
その他お弁当の⼯夫
⾚、⻩、緑の3⾊の⾷材でカラフルに
お弁当に彩りは欠かせません。彩りとは、野菜の事です。お弁当箱の中に赤、黄、緑の三食があれば、見た目も栄養バランスもバッチリです。ミニトマトやパプリカの和え物、とうもろこし、ブロッコリーや枝豆、ほうれん草のお浸しなどをいれましょう。トマトやブロッコリーなどは、隙間を埋めるのに大活躍です。
とうもろこしや枝豆は、おにぎりに混ぜ込んで入れても良いでしょう。ほうれん草のお浸しなどは、大量に茹でたものを小分けに冷凍しておくと便利です。他にも、人参などのオレンジや卵の白と黄色を彩りに加えても良いでしょう。人参は、型抜きして茹でて冷凍しておけます。卵は、うずらの卵が幼児のお弁当箱にはぴったりです。
お弁当箱⾃体も⾚や⻩⾊などビタミンカラーに
昔ながらのアルミのお弁当は、開け閉めがしやすく、匂いも残りにくく大変重宝します。ですが、やはりお弁当箱自体が自分の好きな色やキャラクターだと子どもも嬉しいものです。自分の好きなキャラクターのお弁当箱だから全部ご飯を食べたなんて子どもは良くいます。
楽しんで完食を目指すためにも子どもの好きな色やキャラクターのお弁当箱を選びましょう。お弁当箱自体が赤や黄色のビタミンカラーですとお弁当箱の中身に彩りがなかったとしても鮮やかに見えます。子どもと一緒に選びに行くのも良いですね。
幼児期のお弁当におすすめの工夫やポイントまとめ
幼児のお弁当は、普段家で食べている量と同じ位か少し少なめにしてください。完食出来たという達成感と喜びを味わうために食べきれる量やボリュームで用意してください。おかずとご飯の割合は、ご飯:3野菜:2肉.魚1が理想です。お弁当箱にご飯を詰めてから大きめのおかず、小さめのおかずと詰めていけば、バランスが良くなります。
お弁当箱に詰めすぎないようにおかずの詰め方を工夫しましょう。1口サイズのおかずにする、崩れやすい物は入れない、スプーンやフォークで取り出しやすいようにしてください。パサパサした食材は和え物にする、固い食材は良く茹でるなど子どもが食べやすい調理法で作りましょう。下味をつけて冷めても美味しいように工夫すると良いでしょう。
お弁当が痛みにくいように味つけを濃いめにする、よく火を通す、汁気や水気を含んだものは避けるなどしてください。冷凍食品を解凍せずにお弁当箱に入れると保冷剤代わりになります。
お弁当には、赤、黄、緑の食材を入れ、彩り豊かに仕上げましょう。お弁当箱自体をビタミンカラーにする、キャラクターものにするなどして子どもの食べる意欲を刺激してください。
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