簡単に作れる幼児食の紹介や取り分けをする時のコツ
いざ幼児食を始めようと思ってもどんなメニューを作ろうか迷いますよね。大人と同じ食事はまだ早く、離乳食のような食事はもう時期ではありません。まずは、簡単に作れる幼児食から始めましょう。
子どもの食べる様子をよく観察して徐々にメニューのレパートリーを増やしていきます。大人の食事から幼児食を上手に取り分けるコツもご紹介します。普段の食事から上手く取り分けて子どもに色々な食材や味を教えて行きましょう。
簡単に作れるおすすめ幼児⾷
おにぎり
手づかみ食べが出来るので子どもから進んでよく食べてくれます。散らかりにくさや作る際の手軽さから作り手も助かります。具材を変えれば、レパートリーが豊富です。
おやつの時間におにぎりを出しても良いでしょう。おかずと一緒にお弁当箱などにいれてあげるといつもとは違う雰囲気で子どもも喜びます。外出の際などにも気軽に持ち運びが出来るのでおすすめです。
汁物
味噌汁やスープなどには、様々な野菜を入れる事が出来ます。野菜を汁と一緒に口に入れるので子どもも食べやすいです。苦手な野菜も汁物に入れる事で抵抗なく野菜を食べられる子どもが多いです。
コンソメ味の野菜スープやミネストローネ、クラムチャウダーやポタージュがおすすめです。いつもの味噌汁にも余り物などの野菜を活用しましょう。汁物は、比較的に取り分けがしやすいので常に食卓に用意が出来ると良いですね。
ハンバーグ
子どもが好きなメニューで常に上位にあるのがハンバーグです。野菜を細かく刻んでハンバーグに混ぜ込めば、野菜を嫌がらずによく食べてくれるという意見が多いです。
豆腐やおからを入れたハンバーグなどアレンジが利くのも良いところです。一緒に混ぜたり捏ねたり、形を作ったりすると料理は楽しい、食事は楽しいと子どもが感じるので食べる意欲も湧きます。
お好み焼き
小さく作れば手づかみ食べが出来ます。フォークの練習をするのに良いメニューでもあります。野菜をたくさん入れる事ができ、具材もアレンジがしやすく飽きないメニューです。
たくさん焼いて冷凍しておけば、お昼や小腹が空いた時にさっと出す事が出来ます。最後のソースの量を調整してあげるだけなので大人の食事から取り分けしやすい一品です。
カレーライス
子どもが好きなメニューの王道です。ルーを入れる前までは、大人用と一緒に作るので取り分けも簡単です。野菜もカレーの中に含まれていれば、抵抗なく食べてくれます。カレーライスを作った後は、カレーうどんにするなど応用がきくので便利です。
野菜スティック
おやつ感覚で手軽に食べる事が出来ます。キュウリ、人参、大根など苦味が少なく食べやすい野菜から始めましょう。細かく、細く切るだけなのでとても簡単です。手づかみで食べられるので子どもも自分で食べる意欲が湧きます。味噌やマヨネーズ、塩を用意してあげるとよいでしょう。
ホットケーキ
ホットケーキミックスを用意しておけば、思いついた時にすぐ調理する事が出来ます。ミキサーにかけた野菜を混ぜるのもおすすめです。普通のホットケーキは、甘みがありますからミキサーにかけた野菜を混ぜても甘みが消える事はなく、子どもも喜んで食べます。
野菜パウダーを混ぜても良いですね。ホットケーキミックスがあれば、パウンドケーキやクッキーも作る事が出来ます。
オムライス
子どもは、ケチャップの味を好む傾向にあります。ご飯に味がついているので食べやすいようです。幼児食のオムライスは、鶏ひき肉を使用しましょう。ナポリタンスパゲッティもケチャップ味なので人気のメニューです。苦味な野菜もケチャップの味だと食べられるという子が多いという見解があります。
⼤⼈から取り分ける時のコツ
出汁はできるだけ化学調味料などを使わない(お鍋など)
市販の化学調味料には、添加物がたくさん含まれています。幼児食の頃から化学調味料の味に慣れてしまうと味の濃い物を好むようになり、食材の本来の味や旨味を上手く感じられなくなってしまいます。
出汁を取る時は、煮干しや昆布、鰹節から撮るようにしましょう。化学調味料を使うと塩分の過剰摂取にも繋がります。食事中に水分をたくさん欲しがる場合は、味が濃いのかな?と受け取っても良いです。
大人も塩分の過剰摂取が心配される時代なので、一緒に幼児食に合わせた出汁を使用すると取り分けも楽で良いですね。いちから昆布や鰹節で出汁を取るのが大変でしたら市販の化学調味料でも出来るだけ無添加の物をえらびましょう。
幼児の1日の塩分摂取量の目安
1~2歳児3~3.5g、3~5歳児4~4.5gです。
⼦どもの噛める⼤きさに細かく切る
大人の食事から取り分ける場合でも子どもに与える時は、噛みやすい大きさに細かく切りましょう。幼児食を始めたばかりだとまだ、1口ずつかじる事や適当な大きさを口に含むのが難しいので細かく切らないと丸呑みの原因になります。喉や気管に詰まって窒息の原因にもなりかねないので、十分注意しましょう。
逆に食材を潰して与えてしまうと咀嚼の練習にならないのでその子に合った適当な大きさに切りましょう。外出先などでは、食事用のカッターやハサミを持ち歩くと便利です。
油が気になる場合は煮る・茹でる(餃⼦など)
油は、子どもの健康な体を維持するのに欠かせない大切な栄養素のひとつでもあります。乳幼児期に摂取する油は、脳の神経細胞の発達に影響すると言われています。
油を使う、与える際は、良質な油を使用するように注意します。良質な油とは、「低温圧搾」の油です。栄養価が高く、風味があります。油を購入する際は、「低温圧搾」と表記してある物を選ぶようにしましょう。
油は、子どもの健康な体を維持する役割がありますが、幼児食を始めたばかりの子どもに油はあまり必要ありません。一度の調理・食事で1日に摂取して良い油の量を越えてしまうようでしたら餃子は、茹でるなどの工夫をしましょう。大人用の炒め物も幼児食用に取り分け、火を通す時は煮るといった調理法を選びましょう。
幼児の1日の油の摂取量の目安
1~2歳児5~6g、3~5歳児8~15gです。
⾷感が気になる場合はとろみをプラス
子どもが飲み込みにくいような食材やパサつく食材の食べ物は、とろみをプラスしてあげると食べやすくなります。離乳食の時の応用ですが、とろみをつけてあげる事で一気に食べやすさが増し、食が進みます。
例えば、かぼちゃの煮物などは、口の中の水分を奪われがちなのでとろみあんをかけてあげると良いでしょう。炒め物などにもとろみをつけると喉を通りやすくなります。
簡単に作れる幼児食の紹介や取り分けをする時のコツまとめ
簡単に作れる幼児食は、おにぎりや汁物、ハンバーグやお好み焼き、野菜スティックやホットケーキなどです。すぐに作ることができ、大人用の食事からも取り分けがしやすいメニューです。
大人用の食事から幼児食を取り分ける時のコツとして出汁は、化学調味料を使わずに煮干しや昆布、鰹節からきちんと出汁を取る事です。市販の化学調味料を使う場合は、無添加を選びましょう。また、子どもが噛みやすい大きさに細かく切ってあげる事も大切です。
油を使って調理する時は、「低温圧搾」の油を選びます。油を使わずに煮る・茹でるなどの調理法に変えても良いでしょう。食感が気になる場合は、とろみをプラスして飲み込みやすくしましょう。
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