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食事のマナーはいつから教えるべき?マナーを教えるタイミングとは

食事のマナーはとても大切なしつけの1つです。最近、ファミレスなどで食事のマナーを理解していないお母さん方を目にしたりしませんか?

 

我が子には他人に迷惑をかけるようなことはしてほしくないと思うのが当然でしょう。

だからと言って食事のマナーはいつから伝えるべきなのか、悩みどころです。

 

今回は、そんな食事のマナーを教えるタイミングについて説明しましょう。

 

食事のマナーを教えるタイミング

 

食事のマナーをしつけるといっても、いったいどんなタイミングで始めたらいいのでしょうか?

 

座って離乳食を食べ始める時期

食事マナーを教える最初のタイミングは、座って食事を始めたころからです。椅子に座って食事を始める時期というのは、歩行が完成した時期と一致しています。

 

もちろん、乳児期に大人のひざに座って食事をとる時期でもマナーを伝えられます。大人が毎回同じことを繰り返し、習慣としていけばどんなに小さくても理解していきます。ただ、食事のマナーとは言えるほどではありません。

 

やはり、椅子に座って食事を始めるようになってからが勝負です。まずは、姿勢の安定です。腰、ひざ、足首が全て90度で曲がって座れる椅子が体に合った正しい椅子です。

 

しかし、体はどんどん大きくなっていきますから、すぐに合わなくなってきます。そんな時は、背もたれや足置きなどで工夫してみましょう。姿勢が正しい形になってはじめて、食事のマナーや正しい食べ方を身につけることが出来ます。

 

離乳食期、幼児食期と徐々に教えていく

食事のマナーを伝えたいからと言っても、はじめからガミガミと言い続けてはいけません。そもそも、食事のマナーの教え方は「習慣にする」ことです。

 

毎日同じように、丁寧に関わっていくと子どもはそれを覚えていきます。子どもは教えられたと認識することなく、自然と身につくことが出来るのです。

 

決して大人がその時の気分で対応を変えてはいけません。

 

子どもは毎回の食事で同じことをされていれば、それが知らず知らずのうちに身についていくものなのです。

 

食事マナーの基本

 

食事マナーを難しく考えているかも多いかもしれませんが、まずは基本となる部分を押さえておく必要があります。基本が備わっていないのに、それ以上のことはできないからです。

 

手洗いなどの衛生面

食事のマナーは食事の時間だけと考えていませんか?単に食べる時間だけのことではありません。その前後も重要な部分です。

 

食事の前の手洗いが習慣になっていない子どもは、家の外に出ても同じでしょう。手洗いをしないままに、食事に望んでしまうかもしれません。他の人を不快な思いにさせてしまうかもしれません。

 

食事の前には必ず手を洗うことを心がけ、習慣としましょう。

 

「いただきます」と「ごちそうさま」

食事の挨拶は基本中の基本です。これをおさえなければ、どんなマナーが備わっていても台無しです。食事前には「いただきます」食事後には「ごちそうさま」がマナーです。

 

これは、膝抱きで食事をしている赤ちゃんのころから習慣付けることが出来ます。子どもがまだ言葉を発しないからといって言わないのではなく、子どもが何も言わなくても、大人が丁寧に手を合わせて「いただきます」と挨拶することで、子どもはよく聞いています。

 

そのうちに子ども自身が手を合わせるようになります。大人が見本となっていれば、子どもはしれを自然としていくのです。

 

 

きちんと座って食べる、うろうろしない

お母さんから聞く食事の悩みが、遊び食べをしてしまうということです。椅子に座って食べていても、少しお腹にたまったからとウロウロしてしまうというのです。これは食事のマナーとしてはタブーです。

 

子どもがウロウロしてしまうのには原因があります。それは、ウロウロして戻ってきても、また食事が出来るということです。遊んで帰ってきても食事があるのであれば、遊びたくなるものです。

 

つまり、ウロウロさせないためには椅子から離れたら、食事を終えるということを徹底しなければなりません。それを徹底しなければ、ウロウロ食べをしてしまうでしょう。

 

スプーンやフォークの使い方、手づかみをしない

子どもの発達段階に応じて、スプーンやフォーク、箸へとは発展していきます。その際に、口に入れづらいからといって手づかみになってしまう子どもがいますが、これもNGです。

 

手づかみにならないように、皿やスプーンなどを発達にあわせてあげましょう。手でつかみそうになったら、「スプーンで食べようね」と優しく語りかけてお手伝いをしてあげてください。

 

口に食べ物が入っているときは喋らない

口に物が入っているのにおしゃべりをするのはマナー違反です。そのようなことが見られた時に伝えていきましょう。

 

また、一緒に食事を囲む大人も気をつけましょう。

 

マナーが身につかない時の改善ポイント

 

マナーを身につけさせたいと思っても、なかなか難しいこともあります。そんな時の改善ポイントはどんなものでしょうか。

 

姿勢が悪い テーブルやいすの高さがあっていない可能性

椅子とテーブルの高さは食事をとる時に大きな影響を与えます。子どもの身体に合っているか、もう一度確かめてみましょう。

 

ご飯の時間が長い テレビやスマホが近くにある

食事時間は20分が目安です。20分が経ったからといって、すぐに終えてしまうことはありませんが、そのくらいの時間で一生懸命に食べていれば、しっかりとお腹は満たされるのです。

 

もう一度食事時間を考え直し、長くかかってしまっている場合は、テレビやスマホなどが近くにないかなど、環境を考え直す必要があるでしょう。

 

成長の過程でお箸を教える

早く箸を持たせたいと、2歳に満たない時期から箸を持たせる家庭もありますが、あまりおすすめしません。もちろん、手先が器用な子どもなどは簡単に箸を使いこなしてしまいますが、そうでない子どもも多くいます。

 

基本的には、スプーンを持つところから始めます。肘が上がって口に運んでいる様子がみられたら、スプーンを下からお箸のように持つようにします。それが定着したら箸に移行します。同時に、鉛筆などの持ち方が安定していれば、それが最適なタイミングです。

 

あまり焦り過ぎないようにしましょう。

 

食事マナーを身につけさせるときの注意点

 

食事のマナーを身につけさせるときには注意点があります。

 

大人もきちんとマナーを守る

マナーは本来、教え込むものではありません。大人がしていることを子どもが真似していって、自然と身に付いていくものなのです。つまり、大人がマナー違反なことを沢山していては、いくら子どもに正しいことを伝えようとしても、子どもに身につくことはないのです。

 

子どもの周りにいる大人が見本となって、手本となってあげることが大切です。

 

食事の時間は楽しく

食事をとる時には、楽しい雰囲気の中で摂りたいものです。これは、子どもにも伝えたいことです。

 

マナーを覚えさせたいからと、子どもがしたことに対していちいちガミガミと怒っていては子どもが食事事態を嫌がってしまう可能性があります。食事中は楽しい雰囲気を心掛けましょう。

 

どうしても声をかけたいと思うことがあれば、丁寧に説明したりそっと手伝うなどして伝えてあげましょう。

 

 

理由を説明してあげる

なんでもかんでも「ダメ!!」といわれては、理解することが出来ません。どうしていけないのかなど理由は伝えてあげることで、丁寧に関わることが出来ます。

 

イラっとしてしまう気持ちはあるでしょうが、まずは深呼吸して子どもに優しく語りかけであげてください。

 

外食と内食で変えない

家の中での食事では少々マナー違反しても知らんぷりなのに、外食になるとガミガミ言われては、子どもは混乱してしまい、何が正しいことかわからなくなってしまいます。子どもに身につけてほしいことがあるのならば、どんな場面でも徹底してそのルールを貫いてください。

 

食事のマナーはいつから教えるべき?マナーを教えるタイミングとはのまとめ

 

食事のマナーを子どもに教えるとなると、重労働のように思いますが、実はそうではありません。

日ごろの食事で大人が子どもに示していることこそが、食事のマナーを教えるということなのです。

 

正しいマナーで、いつも同じ対応にして、子どもに自然と食事のマナーを伝えていきたいものです。

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