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幼児期に朝ご飯を

朝ご飯を食べる事は、体のリズムを整えることや血糖値を上げ、脳を活性化させるなど1日を活動的に過ごすために大切な事です。幼児期からきちんと朝ご飯を食べる習慣を身につけ、健康的な生活を送りましょう。
幼児期に朝ご飯を食べさる意味や朝食習慣の身につけ方をご紹介します。どうしても食が進まない時の子どもに朝ご飯を食べさせる方法もご説明します。毎日朝ご飯をきちんと食べ、心も体も元気に過ごせるようにしましょう。

目次

幼児期に朝ごはんを⾷べさせる意味

1-1体温を上昇させ⽬を覚ます

朝ご飯を食べる事で消化器官全体が筋肉運動を始め、熱を発します。朝食を食べる事で寝ている間に低下した体温が上昇し、体を目覚めさせ、体内の動きを活性化させます。1日の体温リズムは朝食を取った後に上昇し始め、朝食で補給したエネルギーや栄養素、上昇した体温を維持出来るのです。
朝食を抜いてしまうとエネルギーや栄養素が不足し、活動するまでに必要な体温まで上昇しないため午前中になのに眠い、だるいことから集中力が続かないなどの体調不良が現れます。

1-2血糖値が高まり脳が働くようになる

夜間に食べ物や飲み物を摂取していない状態を低血糖状態といいます。朝ご飯をしっかり食べる事で血糖値が高まり脳に必要なブドウ糖を送ることが出来ます。脳にブドウ糖が送られる事で朝パッと目覚める事ができ、きちんと脳を働かせる事が出来ます。ブドウ糖を摂取するには、炭水化物を取る必要があります。

1-3生活リズムがつき健康になる

毎朝同じ時間に起きて朝食を食べる事でその後の1日のリズムが整います。朝きちんと起きることが出来ず、昼前の中途半端な時間にご飯を食べてしまうと昼食、夕食の時間もずれてしまい、翌朝の朝食に影響してしまいます。
朝食は、1日の始まりですからきちんと食べて生活リズムを整えましょう。1日の生活リズムが整うと自然と健康的な生活リズムが出来ます。

1-4免疫力を上げる

免疫力は、自律神経との関係も大きいです。自律神経は、体を活動的にさせる神経とリラックスさせる神経からなっています。
自律神経の働きが悪いと心がいつまでも休まらなかったり、攻撃的な性格になったり、積極的に行動出来なかったり、病気にかかりやすくなるなど心と体が不安定になります。朝ご飯を食べる事で自律神経の働きが整うと、心も体も健康的で健やかになります。

1-5便秘の予防・解消になる

朝は、胃腸が活動的になる時間帯なのでしっかりと朝食を食べる習慣を身につければ便秘の予防や解消に繋がります。
夜の間に空っぽになった胃腸に朝食を入れると胃に過度な刺激がかかり、排便を促してくれます。便秘ぎみの子どもは、朝食をしっかり取れば解消されるかもしれません。食物繊維を多くとるなどしてしっかりと朝食を食べましょう。

どうしても⾷がすすまない時は⾷べられるものでOK

2-1主⾷+カットフルーツでもOK

目覚めたばかりで朝からしっかりご飯を食べるのは、嫌がる子どももいます。そんな時は、主食にフルーツを添えるだけでも十分です。体にエネルギーを送るためには、主食は欠かせません。おにぎりやパンなど炭水化物は、出来るだけ与えましょう。
炭水化物にプラスしてりんごやオレンジなどを加えるとビタミンも摂取出来、栄養バランスも良いです。朝からフルーツを切ったりするのは、時間がかかって大変な場合もありますから夕食後などにフルーツを切っておいて冷蔵庫に入れておきましょう。蜂蜜や砂糖水などにつけておけば、変色を防げます。酸味と甘みのバランスが良く、子どもも喜んで食べてくれます。

2-2⼦どもが朝からでも⾷べてくれるものを探す

子どもが朝食を食べたくないという場合は、子どもの好きな物を朝から与えても大丈夫です。ただし、お菓子などは、除外です。フルーツやヨーグルトなど朝からでも胃に重たくない物を選びましょう。
栄養バランスが気になる所ですが、まずは食べさせる事が大事です。最初は、1口、2口を目標にしてください。どうしても栄養バランスが気になるという方は、味噌汁や野菜スープ、野菜スティックなどでも良いですね。朝食を食べるという習慣を身につける事を目標にしましょう。少しずつでも朝食を食べられるようになってきたら量や品数を増やしていってください。

朝⾷習慣をつけるために出来ること

3-1朝⽇を浴びて少しだけ体を動かす

朝日を浴びる事で脳が目覚めます。脳が目覚めると自然と体も目覚めるのです。しかし、それだけでは、朝食を食べる元気まで湧きません。少しだけ、体を動かしてお腹を空かせましょう。
家の中で一緒に体操をする、普段通りに遊ぶだけでも構いません。余裕があるならば、家の周りを少し散歩するのも良いでしょう。体を動かせばお腹も空きますから一度試してみてください。

3-2前⽇からの⽣活を⾒直す(⼣⾷の時間、終⾝時間)

夕食の時間が遅いと朝起きた時にまだ食べ物が胃に残っており、気持ちが悪くて朝食を食べる事が出来ません。家族で食事を取る事ばかりに気を取られ、お父さんが帰ってくる21時や22時に夕食を摂っていては、朝食がお腹に入らなくて当然です。家族皆で食事を取るのは、日曜日などの皆がお休みの日まで我慢しましょう。
そして、就寝時間が遅いと朝食の時間になっても起きる事が出来ません。未就園児ですと朝食を取れず生活リズムが狂ってしまいますね。朝無理矢理起きてすぐに朝食を食べるのも大変です。寝不足も成長期にはよくありませんから早寝早起きを心がけましょう。

3-3⽢い物の⾷べ過ぎに気を付ける

甘い物を食べ過ぎると胃が満腹感を得てしまい食べ物を食べる事が出来ません。前日の夕食後に甘い物を食べさせたり、一日中甘い物を与えたりするのは控えてくださいまずは、きちんと朝食を食べさせ、甘い物は決まった時間に決まった量を与えましょう。

3-4便秘にならないように気を付ける

便が溜まっていると胃の消化が悪くなります。結果的にお腹が空かなくなってしまいます。朝一番に水を飲ませる、食物繊維を与えるなどしてまずは便秘の解消をしましょう。バナナやりんごなどは食物繊維が豊富で朝でも抵抗なく食べる事が出来ると思います。ヨーグルトなどに混ぜれば、飲み込みやすく食べやすいでしょう。

幼児期に朝ご飯をまとめ

朝ご飯を食べると体温が上昇して目を覚ます事が出来ます。朝食を食べる事で体に必要なエネルギーや栄養素を補給出来ます。体温が上がる事で1日中補給したエネルギーや栄養素を維持することが出来ます。
朝食を食べると血糖値が上がり、脳が活性化されます。脳に必要なブドウ糖を送り込む事で朝の目覚めが良くなります。ブドウ糖を摂取するには、炭水化物を食べましょう。生活リズムが整い健康的な生活を送ることが出来ます。朝食を取ると免疫力が高まり、自律神経のバランスを整えます。自律神経の働きが整うと心も体も健やかに育ちます。
朝、胃に食べ物を入れる事で胃腸が刺激され便秘の予防・解消にも繋がります。どうしても朝食を食べられない子どもには、主食にフルーツなどを与えましょう。まずは、口にいれてくれる事を目標に朝食を食べる習慣がついてきたら徐々に量や種類を増やして行きましょう。
朝食習慣を身につけるために出来ることは、朝日を浴びて体を動かす、早寝早起きを心がける、夕飯の時間や就寝時間を見直す、甘い物を控えるなどです。生活リズムや食事のリズムをしっかり作り健康な体に育てましょう。

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