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焼酎のアルコール度数と薄める割合について

焼酎が美味しいっていうのは、濃くもなく薄くもなく自分にとってピッタリな濃さの時です。

そのためには、焼酎のアルコール度数や水との割合の黄金比まで、飲む焼酎について一通り知っておいた方が自分にピッタリな濃さを把握できます。

「数字は苦手」「焼酎は美味しければいい」なんていわないで、楽しみながら焼酎についての知識を深めましょう。

焼酎のアルコール度数

焼酎のアルコール度数は酒税と関係があります。酒税の対象になる酒類の定義は「アルコール度数1%以上の飲料」と酒税法で決められています。

焼酎の一般的なアルコール度数は20~25%。焼酎を飲むだけで税金の対象になるのです。

そして、アルコール度数が高くなるほど酒税が高くなって価格も高くなります。

これだけ考えても「焼酎は美味しければいい」なんていえないですよね。

酒税法では焼酎は2種類に分類されていて、製法の違いから連続式蒸留焼酎と単式蒸留焼酎に分かれています。

酒税法で上限が決められている

連続式蒸留焼酎が「甲類」と呼ばれている焼酎で、単式蒸留焼酎が「乙類」のことになります。酒税法では、それぞれのアルコール度数の上限まで決められています。

甲類:アルコール度数は36度未満

乙類の単式蒸留を何度も繰り返すのと同じ原理なのが甲類の連続式蒸留です。何度も繰り返すことで高純度のアルコールになります。

無色透明で癖がなく飲みやすい焼酎です。癖がないので酎ハイやサワー、カクテルから薬用酒などにいたるまで、さまざまに楽しむことができます。

高純度なので糖質や脂質はゼロ、二日酔いにもなりにくく2杯程度ならダイエット中でも飲めるお酒です。

アルコール度数は酒税法で36%未満と決められています。

乙類:アルコール度数は45度以下

蒸留の仕組みは単式なので甲類と違ってシンプル。アルコール以外の香味成分も一緒に抽出されるので、原料である米や麦、そば、黒糖、芋などそれぞれの風味を味わうことができます。

アルコール度数は酒税法で45度以下と決められています。

本格焼酎・泡盛のアルコール度数

単式蒸留は昔ながらの製法で造られていて、乙類焼酎であって「本格焼酎」ともいわれています。焼酎の瓶のラベルなどに「本格焼酎」と表示されています。

本格焼酎のなかで沖縄産のものが「泡盛」です。本格焼酎のなかでも最古の蒸留酒である泡盛は、他の本格焼酎とは違った、同じ単式蒸留ながら独特の製法で造られています。

そういうこともあって、泡盛のことは、本格焼酎の仲間でありながら本格焼酎と並べて泡盛という言い方をすることが多いです。

本格焼酎と泡盛はストレートでも割っても美味しく飲めて、おまけに低カロリーです。血液サラサラ効果もあると考えられています。

プロの手でもっともおいしくなるよう加水調整された度数になっている

蒸留したばかりの原酒のアルコール度数は一般的に42~43度です。これに水を加えていってアルコール度数を下げていきます。

加える水や下げる度数によって、味の良し悪しが決まってきます。

本格焼酎のアルコール度数は20~25度

できたての本格焼酎のアルコール度数は42~43度です。ここから水を加えていって、一般的なアルコール度数の20~25度にしていきます。

泡盛は本格焼酎よりも少し高い30度くらい

泡盛はアルコール度数が高いイメージがありますが、酒店で販売されている泡盛のアルコール度数は30度ぐらいです。

古酒は40度くらいある

泡盛は熟成すればするほどまろやかな味になって、泡盛を3年以上甕(かめ)で寝かせた古酒は40度くらいあります。

特有の香りと味があります。

原酒

焼酎の原酒とは蒸留したての焼酎のことです。

蒸留後に水や他の焼酎をブレンドしないもの

通常は、飲みやすくするために蒸留後に水や他の焼酎の原酒を加えてアルコール度数を下げていきますが、原酒は蒸留したままで、アルコール度数が36度以上になります。

アルコール度数は37~45度

本格焼酎のうち麦焼酎や米焼酎は43~44度、芋焼酎は37~38度が一般的です。

アルコール度数が高い原酒は、独特の強い香りと癖のある味が特徴です。うまみが凝縮されている感じで、お酒が好きな人にとっては魅力があります。

原酒のなかでも蒸留して最初にでてくる原酒を「初垂れ(はなたれ)」といって特別扱いされています。

アルコール度数は44~60度もあり、高価になりますが、初垂ればかり集めた焼酎もあります。

焼酎を薄める割合

焼酎を美味しく飲むためには、うすめる割合についても大切になります。

本格焼酎・泡盛・原酒などは薄めずに味わいたいもの

単式蒸留機でシンプルに造られている本格焼酎や泡盛、蒸留したての原酒などは、うまみが凝縮されています。

原料の味そのものの良さや焼酎の個性を感じながら味わうには、水割りやお湯割りのように割らないでストレートで飲むのもおすすめです。

焼酎はアルコール度数が高いので一般に水割り・お湯割りで飲まれることが多い

焼酎、特に乙類焼酎はアルコール度数が高めなので、飲みやすくするためには水割りやお湯割りで飲むことが多いですね。

ですが、薄める割合によっては濃かったり、薄かったりするので基準になる濃さを知っておくといいです。

水割り・お湯割りの割合

割る割合は好みでいいですが、基準になる割合を知っておくと自分好みの割合が把握しやすいです。

一般にロクヨンが黄金比といわれている

割合の黄金比は、書籍や酒類販売店の間でも「ロクヨン」といわれています。焼酎を6割に対して水を4割にすることをいいます。

飲みやすく、しかも、香りも味も焼酎それぞれのもつ個性が感じられる割合の黄金比です。

(水)6:4(焼酎)

ロクヨンだと濃く感じる人は、(水)6:4(焼酎)にするのもおすすめです。

25度程度の焼酎を6:4で水割りにするとアルコール度数は15度前後

25度程度の焼酎をロクヨンで水割りにすると、アルコール度数は15度前後にまで下がります。

ワインや日本酒と同じ程度になって、飲みやすくなります。

5:5から7;3などお好みで割合を変えて楽しむのがおすすめ

ロクヨンを基準にして、割合は好みで自由に変えられます。5:5や7:3などいろいろ試して見て、自分にピッタリな割合を見つけるのも楽しみのひとつです。

食事と一緒に味わうなら、食事の味を妨げない薄めの方が向きます。

また、飲み進めるうちに少しずつ薄くしていくやり方もあります。

ソーダ割りの割合

ソーダさえ購入すれば、自宅で簡単に作れるのがソーダ割りの良さです。ソーダ割りを好む人は急増しています。

一般にヨンロクが黄金比といわれている

水割りやお湯割りの時はロクヨンが黄金比ですが、ソーダ割りはヨンロクが黄金比といわれています。

焼酎4:ソーダ6の割合です。ソーダの炭酸を味として生かすためにもソーダの割合が多くなっています。

ヨンロクでソーダ割りにすると、アルコール度数は10度前後にまで下がります。濃いお酒が苦手な人でも飲みやすいですね。

(ソーダ)4:6(焼酎)

ソーダ割りにしても焼酎の味も生かしたい人にはソーダ4:焼酎6の割合はいかがでしょうか。自由に割合を変えて、自分好みの焼酎の濃さとソーダのシュワシュワ度を見つけてください。

ソーダの炭酸によって風味が持ち上げられるため少し薄めに

ソーダのシュワシュワ感は癖になるものです。特に、夏はキレのいい、よく冷えた炭酸は特別おいしく感じられますよね。

ソーダの炭酸を生かすなら焼酎の割合を抑えた方が美味しいです。

燗付け

5対5、または6対4の水割りをお銚子に入れて温めるのが燗付けです。ストレートを燗付けにする人もいます。

燗付けでよくいわれるのが「前割り」です。飲む前日ないしは数日前に焼酎を水で割って寝かせておくことをいいます。

水と焼酎がしっかりなじんでいる前割りした焼酎をお燗にすると、いっそう美味しくなります。

【焼酎のアルコール度数と割合について】知ってると役に立つ特集のまとめ

焼酎のアルコール度数と割合は、知っていて自分好みに生かすことができれば美味しさも格別になります。

数字は面倒くさくても、美味しさに関わるとなると覚えるのも苦痛でなくなりますよね。

焼酎の水割り、お湯割り、ソーダ割り、原酒、前割り、燗付け、どれもアルコール度数と割合を知っていると、飲む時も自然と意識して飲めるようになります。

ますます焼酎の良さ、面白さがわかるようになるでしょう。

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