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パンの生焼け失敗を何とかしたい!生焼けの原因と焼き直しの対処法について

作る工程が難しいパン作りに励み、焼く段階までこぎつけたのに、オーブンを開けたらパンが生焼けなんて経験はありませんか?これほどショックなことはありません。

どうしてパンが生焼けの状態になるのでしょうか?

生焼けになったパンは食べることができないのでしょうか?_

今回は、そんなパンの生焼けの原因と対処法についてご紹介しましょう。

パンが生焼けの状態とは?

パンの生焼け状態とは、どんなものなのでしょう。オーブンを開けてびっくりしないように、うっかり食べてしまわないように、パンの生焼けの状態を把握しておきましょう。

パンの中身がきちんと焼けていない

ケーキなどであれば、焼けたかの確認を竹串を刺すなどして判断しますが、パンはそういうわけにはいきません。

表面は焼けていても中身が焼けていない場合もある

パンが焼けたかどうかは、基本的に焼き目がついたことがサインですが、必ずしもそれで完全に焼けているとは言い切れないのです。見た目が焦げていても、中心部分が生焼け状態になる場合があります。

とろっとしている、生っぽい

パンの生焼けの状態は、パンの中身が生っぽかったり、とろっとしているような部分が残っている状態です。

あとはオーブンに入れて焼くだけという段階で失敗しては、今までの苦労が水の泡です。中心部分が生焼けかもしれないことを見越して作る必要があります。

パンが生焼けになる原因

パンが生焼けになるのを何としても防ぎたいものです。まずは、その原因を考えてみましょう。

水分の配合ミス

水分が多すぎると生焼けに

水分が多すぎると、パンが生焼けになることがあります。レシピ通りであれば問題ありません。

しかし、レシピの1.5倍の量を作ろうとして、水分量を間違えたり、目分量でしてしまったりするとレシピ通りにはいかず、水の配合ミスになってしまいます。

パンを作る際は、目分量ではなく、きっちりと計って正確な量で作りましょう。

卵のサイズ、コーンやフルーツなどの具、水分の拭き残し

卵のサイズにも気を付けなければなりません。SSサイズとLサイズでは水分量が全然違います。

卵1つには変わりありませんが、サイズが違うとレシピ通りにはなりません。必要な卵のグラム通りに計量しましょう。

パンの生地だけで焼く場合には問題ありませんが、具材を入れるとなると水分量がまた変わってきます。

例えば、コーンやフルーツなどの具などです。これらの水分の拭き残しが、生焼けの原因になります。細かい作業ですが、水分量がレシピ通りになるように、配慮する必要があります。

発酵不足、イーストが古い

発酵不足が原因で、パンが生焼けになることもあります。イースト菌が古いということも発酵不足の原因の1つです。

発酵がきちんとできていない

発酵の時間や温度・湿度なでの環境が適切でなかった場合も発酵不足となりますが、イースト菌が古いと、きちんと発酵することができません。どんなにレシピ通りにしていても、イースト菌のせいで発酵が不十分になってしまうのです。

生イーストは2週間程度、ドライイーストはきちんと保管すれば半年程度

生イーストの冷蔵期間は約2週間程度です。生イーストは名前の通り、生ものです。

逆に、ドライイーストはきちんと保管すれば半年程度もちます。趣味でパン作りを行っているビギナーさんにはおすすめです。

予熱が不十分

予熱をしてからパンを焼きます。その際の予熱温度が不十分だったり、予熱をせずにパンを焼いてしまったりすると、パンの生焼けを引き起こしてしまいます。

温度が上がらず生焼けになる

必要な温度が上がらないと、生焼けの状態になってしまいます。レシピ通りにすればいいのですが、注意点もあります。

オーブンにとってクセがあるということです。ご家庭のオーブンのクセを知るところから始めるといいでしょう。安全なのは予熱温度を少し高めに設定することです。そうすると格段に失敗は防げます。

型に対する生地の量

パン型で焼く際にも注意が必要です。

パン型に生地を詰め過ぎると膨らみきれない

パン型に対してパン生地の量が多いと、うまく膨らまずに生焼け状態になります。パン型とパン生地があっていないと、このようなことが起こります。

レシピに書かれているパン型とお手元のパン型は一致していますか?

パン生地とパン型が一致しているかどうか、しっかり確認した上で使用しましょう。

生焼けを防ぐポイント

生焼けの失敗は避けたいものです。そのために、生焼けを防ぐポイントを押さえておきましょう。

材料の量は正確に

料理は時折、目分量でもおいしく完成させることができます。家庭料理などは目分量で作ることが多いでしょう。

パン作りは目分量NG

しかし、パン作りで目分量はNGです。きっちりと軽量して作りましょう。レシピを1.5倍などの倍量にして作る場合は特に注意です。

オーブンから離れない

焼く時の温度や時間も大切なことです。レシピに書かれている温度と時間をしっかり守りましょう。

パンの様子を確認する

レシピに書かれている時間の80%の状態で焼き加減をチェックしましょう。その際、少しだけオーブンを開けて、温度が急激に下がることに注意しましょう。

・表面の焼き具合はどうか

・底面の焼き加減はどうか

・全体に焼きムラはないか

この3点を確認するようにしてください。

パン作りビギナーさんは特に注意しましょう。オーブンの前でパンの様子や変化を観察することをおすすめします。

予熱をしっかりしておく

予熱を甘くみてはいけません。レシピの通りに行いましょう。オーブンのクセによっても違いますので、レシピに書かれている温度よりも、少し高めに設定すると間違いないでしょう。

オーブンから出したあと余熱で焼く

焼きたてが一番おいしいですし、パンを作った者の特権です。

しかし、残念ながらオーブンから出した状態で、すぐに食べてはいけません。そのままですと、生焼けになってしまいます。オーブンから取り出して、網の上で荒熱を取りましょう。そのような過程を経て、初めて食べることができます。

オーブンから取り出したら、予熱でパンの中心部までしっかりと焼き上げましょう。

生焼けになったパンの食べ方

生焼けになってしまったら、どうしたらいいのでしょう。せっかく作ったパンですから、そのまま処分してしまうのは、もったいないです。かといってそのまま食べるとお腹を壊してしまうでしょう。

生焼けのパンをおいしく食べる対策方法をレシピと一緒にご紹介しましょう。

いろいろな活用方法があります。

フレンチトースト

<材料>

生焼けのパン   1食分

砂糖         大さじ1

牛乳         適量

卵           1個

バター        適量

<作り方>

1.ボウルに砂糖・牛乳・卵を混ぜ合わせ、パンを浸す。

2.フライパンにバターを入れて溶かす。

3.浸したパンをフライパンにのせて、両面に焼き目が付くように焼く。

砂糖が入っているので、焦げやすくなっています。焼く際には気をつけたいポイントです。

もう一度加熱するので生焼けだったパンもしっかりと火が通り、食べられるようになります。

ドーナツ

<材料>

生焼けのパン   あるだけ

グラニュー糖    かける分

揚げ油       適量

<作り方>

1.生焼けパンを小さめにカットする。

2.油で揚げる。

3.いい色になったら、油からあげて砂糖をまぶす。

生地が膨らまずに重たい状態なので、小さくカットすることで食べやすくなります。

ラスク

<材料>

生焼けのパン     食パン1枚分程度

砂糖          大さじ1

水            小さじ1

バター          20g

<作り方>

1.1.5センチのサイコロ状にカットする。

2.重ならないようにお皿に並べてレンジ(600W 1分半)で加熱する。

3.転がしてさらにレンジ(600W 1分)で加熱、また転がしてレンジ(600W 60秒)で加熱する。固くなっていればOK

4.フライパンにバターと砂糖、水を入れて加熱する。

5.バターが溶けたらパンを入れて炒める。きな粉やシナモンなどの味を付けてもよい。

ナン

<材料>

生焼けのパン

<作り方>

1.生焼けのパンを食パン1枚分くらいにカットする。

2.綿棒などで平たく伸ばす。

3.トーストでこんがりと焼く。

ピザ

<材料>

生焼けのパン

ケチャップ or ピザソース   

チーズ                   適量 

玉ねぎ               

ピーマン              

ウインナーやベーコン      

<作り方>

1.生焼けパンを6枚切り程度にスライスして綿棒などで薄めに伸ばす。

2.フライパンにのせて、片面焼き色を付けたらひっくり返す。

3.ソースを塗り、具材を置く。

4.蓋をして蒸し焼きにする。

トースターで行うことも可能です。

パンの生焼け失敗を何とかしたい!生焼けの原因と焼き直しの対処法についてのまとめ

パンが生焼けになってしまう失敗は、いつでも起こりえることです。

しかし、その失敗の原因を知っておけば防ぐことができます。まずは、生焼けパンにならないようにレシピ通りに作りましょう。これだけで生焼け状態が大幅に回避されます。

もしも、生焼けパンになってしまっても、いろいろなレシピに代用できます。ぜひ参考にして、試してみてください。

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