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代用できる?パン作りの牛乳とスキムミルクの違いについて

パンのレシピを見てみると、スキムミルクや牛乳という言葉が並びます。牛乳とスキムミルクを見ると、だいたい同じだからと区別せずにあるもので済ませてしまう方がいますが、それは大きな間違いです。

この2つはイコールではありません。それぞれに用途があります。

でも家庭にどちらかしかないことも多いはず、そんなときは代用可能なのでしょうか?この2つの違いをしっかりと認識しておくと、いろいろな場面で応用できます。今回は、そんな牛乳とスキムミルクの違いや代用方法についてまとめてみました。

スキムミルクとは?

料理の過程で聞く名前ですが、そもそもスキムミルクというものをご存じですか?詳しく知っておきましょう。

脱脂粉乳のこと

いわゆる脱脂粉乳のことです。脱脂粉乳の商品名がスキムミルクというわけです。脱脂粉乳というと苦手意識がある方も多くいらっしゃるでしょうが、悪いイメージがある戦後の脱脂粉乳と今の脱脂粉乳は全く違うものです。

以前のものは、バターを作ったときに出る廃棄物で、家畜の飼料に使われていました。貨物船でパナマ運河を経由した際に、高温や低温になり痛んでしまったという説もあります。

現在のスキムミルクは水に溶けても臭くなく、サラリとしたものです。生臭さやクセは全くありません。

牛乳から水分と乳脂肪分を除いたもの

スキムミルクは、牛乳から作られます。遠心分離にかけて乳脂肪分を取り除きます。さらに、それを濃縮して乾燥させ粉末状にすれば完成です。乾燥した粉末状のものなので、長期保存ができて経済的です。

スキムミルクの特徴とメリット

スキムミルクを使うメリットは、どんなことがあるのでしょう。

  1. 保存性が高い

牛乳は賞味期限が短く、長く保管しておくことはできません。普段から牛乳を使用している家庭であれば牛乳を冷蔵庫に置いていても問題はないのでしょうが、あまり利用しない家庭では牛乳よりもスキムミルクの方が便利です。

牛乳は液体ですが、スキムミルクは粉状です。それだけでも保存性が高いことが理解していただけると思います。

料理教室などでは材料の賞味期限の長さからスキムミルクを利用するところが多いようです。

  1. 牛乳より安価

スキムミルクは牛乳よりも安価なのをご存じでしたか?パン屋さんなどでは、スキムミルクの方が牛乳よりも安価なため、パンを作る際にスキムミルクを使用するほうが一般的です。

  1. 栄養価が高い

栄養価は高く、たんぱく質にカルシウム、乳糖などを主に含んでいます。乳脂肪分を取り除いているために、甘みは無く、低脂肪や無脂肪牛乳に近い味わいです。

栄養価は高くても、カロリーは牛乳より大幅に抑えることができます。コップ1杯あたり、牛乳は130~140キロカロリーなのに対して、スキムミルクはだいたい70キロカロリーです。半分ほどに抑えられることができます。

  1. 赤ちゃん用の粉ミルクはスキムミルクとして利用できる

小さなお子さんがいる家庭では、赤ちゃんのミルクが残ってしまうという状況が起こってくるでしょう。そんな時にはスキムミルクとして利用してみてください。

スキムミルクは安価ですし、長期の保存も可能な食材ですので、ぜひ家庭の常備品にされることをおすすめします。

スキムミルクはパン作りだけしか使用方法がないわけではありません。シチューやグラタンなど、牛乳を使う場面でスキムミルクを入れてあげると、乳脂肪分が無いのでその分ヘルシーに仕上がります。

パン作りにおける牛乳とスキムミルクの違いとは?

スキムミルクでも牛乳でも構わないと感じている方も多いでしょうが、両者でパンになった時の状態が違ってきます。どのような違いがあるのでしょうか?

パンの生地

まずは、パンの生地についてです。どのような形状になるのでしょう。

牛乳

少し生地が固まった状態になり、食感としては固い感じになります。しっかりとした生地のパンを作りたいときには、こちらがおすすめです。

スキムミルク

柔らかくてボリュームがあるパン生地に仕上がります。

ただ、入れすぎると固いパンになってしまいます。せっかくの特徴を殺してしまうことになってしまいますので、分量はしっかり守ってパン作りをしましょう。

おすすめの仕上がり

どちらが正解というわけではありません。作りたいパンの種類によって、牛乳で作るかスキムミルクを作るかを決めるといいでしょう。

牛乳

少し固めの生地になるので、生地の形がきれいにでます。網みパンの境目など、パンとパンの境目をくっきりさせたい時には牛乳を使うときれいに出ます。

おすすめのパンの形は、渦巻きや編み目です。ミルクハースのように、パンの上に切れ込みを入れて境目をはっきりさせたいときにも有効です。

スキムミルク

スキムミルクに含まれる乳糖はイースト菌では分解することができない糖なので、焼く際に焼き色が付きやすくなります。

スキムミルクがない時の牛乳での代用方法

スキムミルクがなくてもスーパーに急いで走っていくことはありません。スキムミルクがないときには牛乳で代用することができます。

牛乳はスキムミルクの10倍量

スキムミルクは牛乳を分解して、濃縮・乾燥させているものです。スキムミルクの10倍が牛乳です。粉ですから、それを薄めて使うということです。

例えば、スキムミルク10gと書かれているレシピ通りに作ろうとすると、牛乳が100g必要ということです。

代用する時の注意点

牛乳は水分のため、全体量の水分に気を付ける必要があります。あくまでも代用ということで、スキムミルクとして代用した牛乳でつくったパンとスキムミルクのそのままで作ったパンでは、膨らみが変わってきますので注意しましょう。

牛乳がない時のスキムミルクでの代用方法

では、牛乳がないときはどうしたらいいのでしょう。スキムミルクで代用することはできるのでしょうか?

スキムミルクは牛乳の10分の1

スキムミルクは牛乳の10分の1です。

加える水の量を調節する

牛乳100gが必要な場合、スキムミルク10gと水90gを混ぜ合わせればいいのです。必要な牛乳量によって水分を調整することで、牛乳として代用することができます。

代用する時の注意点

ここで注意しなければいけないことが1つあります。

スキムミルクは牛乳から乳脂肪分などを取り除いたものです。どんなに水分を加えても、乳脂肪分が復活することはありませんので、どこかもの足りない牛乳になってしまうのです。

全く同じような状態になるわけではありませんので、作るものによっては仕上がりが少し違う状態になってしまう可能性があります。

パンでは影響がある注意点でも、ほかの料理では逆に使いやすいアイテムになります。グラタンやシチューなどに利用すれば、乳脂肪分がない分ヘルシーになり健康的な一品が仕上がります。

コーヒーや紅茶などのミルクのかわりに入れるのもおすすめです。

代用できる?パン作りの牛乳とスキムミルクの違いについてのまとめ

パンを作るときに牛乳とスキムミルクのどちらを選ぶかは、どんな風なパンを作りたいかで変わってきます。形がしっかりとしたパンを作りたいのであれば牛乳を、ボリュームのあるパンを作りたいのならスキムミルクを使用することをおすすめします。

スキムミルクは使いにくいように感じるかもしれませんが、普段の料理にも牛乳変わりに簡単に使用することができます。牛乳よりも乳脂肪分がない分、とてもヘルシーに仕上げることができます。

牛乳にこだわらず、安価なスキムミルクを家庭に置くことも考えてみてください。

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