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紅茶を美味しく飲むための基本マナーと注意点・楽しみ方やポイントについて解説!

紅茶は、世界中で愛される飲み物で、その楽しみ方やマナーにはさまざまなポイントがあります。

適切な淹れ方や飲み方を知ることで、紅茶の風味を最大限に引き出し、心地よいひとときを楽しむことができるでしょう。

そこで今回は、紅茶を美味しく飲むための基本マナーと注意点・楽しみ方やポイントについて詳しく解説していきます。

ぜひ、最後まで見て参考にしてみてくださいね。

目次

紅茶の基本マナーとは

紅茶の基本マナーとは以下の通りです。

・紅茶の種類と飲み方の基本
・アフタヌーンティーの楽しみ方
・正しいカップの持ち方

こちらを順にご紹介します。

1-1紅茶の種類と飲み方の基本

紅茶を楽しむ際には、基本的なマナーを知っておくことが大切です。

まず、紅茶を淹れる際には、新鮮な茶葉を選び、適切な温度で抽出します。

一般的に、紅茶は95〜100℃のお湯で3〜5分浸すと良いでしょう。

飲む際のマナーとしては、持ち手のあるカップは持ち手を使って持ち、カップを口元に近づけて飲みます。

スプーンでかき混ぜるときは、カップの底を軽く触れる程度にし、音を立てないように心掛けましょう。

紅茶の種類には、アッサム、ダージリン、セイロンなどがあり、それぞれ風味や香りが異なります。

ストレートで楽しむのも良いですが、ミルクやレモンを加えることで新たな味わいが生まれます。

お菓子とのペアリングも楽しみながら、リラックスしたティータイムを過ごしましょう。

1-2アフタヌーンティーの楽しみ方

紅茶を楽しむ際の基本マナーを知っておくと、より洗練されたティータイムが楽しめます。

まず、カップは持ち手を使って持ち、飲むときは音を立てないように注意します。

また、スプーンでかき混ぜる際は、カップの底を軽く触れる程度にし、優雅に振る舞いましょう。

アフタヌーンティーは特別な体験です。

通常、サンドイッチ、スコーン、ペストリーなどが提供されます。

まず、サンドイッチから楽しみ、その後スコーンにクリームとジャムを添えていただきます。

最後に甘いペストリーを楽しむのが一般的です。

紅茶は種類や香りを選び、食べ物とのペアリングを楽しむことで、より深い味わいを体験できます。

友人や家族と共に過ごすアフタヌーンティーは、心地よい会話と共に、リラックスした時間を提供してくれます。

優雅なひとときを大切にしましょう。

1-3正しいカップの持ち方

紅茶を楽しむ際には、正しいカップの持ち方が重要です。

基本的なマナーを守ることで、より優雅なティータイムを演出できます。

まず、カップを持つときは、持ち手を使うのが基本です。

親指を持ち手にかけ、人差し指と中指で支えます。

この持ち方によって、カップが安定し、飲みやすくなります。

カップの底を直接持たないようにしましょう。

これは、温かい飲み物が入っている場合に、熱さを避けるためです。

飲む際は、少し傾けて口元に近づけ、音を立てないように注意します。

また、スプーンを使う際は、カップの底を軽く触れる程度にし、カップの縁に音を立てないよう心掛けましょう。

これらのマナーを守ることで、紅茶を一層楽しむことができ、周囲にも良い印象を与えることができます。

優雅なひとときを大切にしましょう。

紅茶の準備と出し方

紅茶の準備と出し方は以下の通りです。

・ティーポットとティーバッグの使い方
・お湯の温度と抽出時間
・香りを引き立てるための注意点

こちらを順にご紹介します。

2-1ティーポットとティーバッグの使い方

紅茶の準備には、ティーポットとティーバッグそれぞれの使い方があります。

まず、ティーポットを使用する場合は、ポットを温めるために少量のお湯を注ぎ、数分後にそのお湯を捨て、新鮮な茶葉を入れ適切な温度のお湯を注ぎ、茶葉の種類に応じて、3〜5分の抽出時間を守り最後に茶こしを使ってカップに注ぎます。

一方、ティーバッグを使う場合は、カップにティーバッグを入れ、同様に熱湯を注ぎ、この際ティーバッグが完全に浸かるようにし、パッケージの指示に従って抽出し、飲む際はティーバッグを取り出し、スプーンで軽く押して風味を引き出すことができるでしょう。

どちらの方法でも、飲む前に香りを楽しむことが大切です。

紅茶の準備を通じて、リラックスしたティータイムを楽しんでください。

2-2お湯の温度と抽出時間

紅茶の準備において、お湯の温度と抽出時間は非常に重要です。

これらを適切に設定することで、茶葉の風味を最大限に引き出すことができます。

まず、お湯の温度ですが、紅茶の場合、95〜100℃が理想的です。

温度が低すぎると、風味が十分に引き出せず、物足りない味わいになってしまいます。

逆に高すぎると、苦味や渋みが強くなりがちです。

次に、抽出時間についてですが、茶葉の種類によって異なります。

一般的な目安は以下の通りです。

・アッサム:3〜5分

・ダージリン:2〜3分

・セイロン:3〜4分

抽出時間が長すぎると、渋みが出てしまうため、タイマーを使うのも良い方法です。

抽出が終わったら、茶葉を取り出し、カップに注いで香りを楽しんでください。

これらのポイントを守ることで、より美味しい紅茶を楽しむことができます。

2-3香りを引き立てるための注意点

紅茶の香りを引き立てるには、いくつかの注意点を押さえておくことが重要です。

まず、使用する茶葉は新鮮なものを選びましょう。

古くなった茶葉は香りが失われているため、風味が薄くなります。

次に、お湯の温度にも気を配ります。

紅茶の場合、95〜100℃が理想的ですが、温度が低いと香りが十分に引き出せません。

また、抽出時間も大切です。

茶葉によって異なるため、適切な時間を守りましょう。

長すぎると渋みが強くなり、香りが損なわれることがあります。

茶葉を入れるティーポットやカップも、事前に温めておくと良いでしょう。

これにより、温度が保たれ、香りが逃げにくくなります。

また、飲む前にカップに鼻を近づけて香りを楽しむことで、より深い味わいを感じられます。

これらのポイントを守ることで、紅茶の豊かな香りをしっかり味わうことができるでしょう。

紅茶を淹れる際の注意事項

紅茶を淹れる際の注意事項は以下の通りです。

・マナー違反にならないためのポイント
・飲みかけの紅茶の置き方
・スプーンや砂糖の扱い

こちらを順にご紹介します。

3-1マナー違反にならないためのポイント

紅茶を淹れる際には、マナーを守ることが大切です。

まず、茶葉やティーバッグを選ぶ際は、質の良いものを使いましょう。

これにより、風味や香りが引き立ちます。

淹れるときは、清潔な器具を使用し、ティーポットやカップは事前に温めておくと良いでしょう。

また、お湯の温度や抽出時間も守り、過剰な抽出を避けることが重要です。

これにより、渋みや苦味を防ぎ、上質な味わいが楽しめます。

飲む際のマナーとしては、カップは持ち手を使って持ち、音を立てずに飲むことを心掛けます。

スプーンでかき混ぜる際は、カップの底を軽く触れる程度にし、音を立てないようにしましょう。

また、ティータイムは静かな雰囲気を楽しむ場ですので、周囲への配慮を忘れずに。

友人や家族と共に過ごす際は、会話を楽しみながらも、マナーを守ってリラックスした時間を過ごしましょう。

3-2飲みかけの紅茶の置き方

紅茶を淹れる際には、飲みかけの紅茶の置き方にも注意が必要です。

まず、飲みかけのカップはテーブルの中央から少し外れた場所に置くのがマナーです。

これにより、テーブル上のスペースを確保し、他の人が飲み物や食べ物を取りやすくなります。

カップを置く際は、持ち手が自分の方を向くようにし、飲む際に持ちやすくします。

また、カップの底がテーブルに直接触れないようにするため、安定した場所を選びましょう。

飲みかけの紅茶を置いた後は、スプーンをカップの中に残さないようにしましょう。

スプーンは別の皿や小皿に置くのが一般的です。

これにより、見た目が整い、清潔感が保たれます。

さらに、会話を楽しみながら飲むことも大切ですが、飲みかけの紅茶には注意を払い、周囲への配慮を忘れずに。

これらのポイントを守ることで、より優雅なティータイムを楽しむことができます。

3-3スプーンや砂糖の扱い

紅茶を淹れる際のスプーンや砂糖の扱いについては、いくつかの注意事項があります。

まず、スプーンを使う際は、カップの縁に直接触れないように心掛けましょう。

スプーンはカップの底を軽く触れる程度にし、音を立てないように優しくかき混ぜます。

これにより、周囲への配慮が感じられ、マナーを守ることができるでしょう。

砂糖を加える際は、まずカップに適量の砂糖を入れ、その後に紅茶を注ぎます。

これにより、砂糖が溶けやすくなります。

甘さの調整は個々の好みによりますが、他の人の分も考慮し、あまり多すぎないようにしましょう。

飲む前には、スプーンをカップから取り出し、別の皿や小皿に置くのがベストです。

カップの中にスプーンを残すと、見た目が乱れたり、飲みにくくなったりします。

これらのポイントを守ることで、紅茶を楽しむ際のマナーをしっかりと守り、優雅なティータイムを演出できます。

ミルクとレモンの使い方

ミルクとレモンの使い方は以下の通りです。

・ミルクティーの楽しみ方
・レモンの正しい使用法
・紅茶の風味を損なわないための工夫

こちらを順にご紹介します。

4-1ミルクティーの楽しみ方

紅茶を楽しむ際、ミルクとレモンの使い方にはそれぞれの魅力があります。

ミルクティーはクリーミーでまろやかな風味が特徴です。

まず、紅茶を淹れた後に、温めたミルクを少しずつ加えます。

ミルクの量はお好みに応じて調整し、混ぜる際はスプーンで軽くかき混ぜます。

アッサムやセイロンなど、しっかりした味わいの紅茶と相性が良いです。

一方、レモンは爽やかな酸味を加え、香りが引き立ちます。

淹れた紅茶にレモンの輪切りを直接入れるか、絞って使用します。

特にダージリンやアールグレイといった香り高い紅茶との相性が抜群です。

レモンを加える際は、砂糖を控えめにすることで、爽やかな風味を楽しむことができます。

ミルクティーとレモンティーは、それぞれ異なる楽しみ方があり、飲むシーンに応じて使い分けることができます。

自分好みのスタイルを見つけて、紅茶の世界をさらに楽しんでください。

4-2レモンの正しい使用法

紅茶にレモンを使う際の正しい方法を知っておくと、より一層楽しめます。

まず、レモンを選ぶ際は、新鮮で香り高いものを選ぶことが重要です。

淹れたての紅茶にレモンを加えると、その香りが引き立ちます。

レモンの使い方としては、輪切りにする方法と、絞って使う方法があります。

輪切りの場合は、紅茶に直接入れるか、カップの縁に飾ると見た目も美しいです。

絞る際は、カップの中に果汁が直接入るようにし、果肉が混ざらないよう注意します。

レモンを加える際は、砂糖を控えめにするのがポイントです。

甘さと酸味のバランスを考慮して、自分好みの味わいを見つけましょう。

また、レモンを入れるタイミングも大切で、紅茶を淹れてから少し冷ましてから加えると、香りがより引き立ちます。

このように、レモンを上手に使うことで、紅茶の味わいが豊かになり、爽やかなひとときを楽しむことができます。

4-3紅茶の風味を損なわないための工夫

紅茶にミルクやレモンを加える際は、風味を損なわない工夫が大切です。

まず、ミルクを使う際は、必ず温めたミルクを加えることがポイントです。

冷たいミルクを直接入れると、紅茶の温度が下がり、香りや風味が失われることがあります。

ミルクの量は、紅茶の種類や個人の好みによりますが、少しずつ加えながら味を見て調整しましょう。

レモンを使う場合は、絞るタイミングが重要です。

紅茶が淹れたての熱い状態でレモンを加えると、香りが引き立ちます。

しかし、レモンの果汁を加えすぎると、紅茶の風味が酸っぱくなりすぎるため、少量から始めるのが良いでしょう。

また、甘さとのバランスを考えることも大切です。

砂糖を加える場合は、甘さを控えめにし、レモンの酸味と調和させましょう。

これらの工夫を通じて、ミルクやレモンを加えた紅茶でも、豊かな風味を楽しむことができます。

自分好みのスタイルを見つけて、リラックスしたティータイムをお楽しみください。

紅茶の保管方法

紅茶の保管方法は以下の通りです。

・保存に適した環境
・最適な保存容器の選び方
・茶葉の鮮度を保つための注意点

こちらを順にご紹介します。

5-1保存に適した環境

紅茶を適切に保管することで、その風味や香りを長持ちさせることができます。

まず、紅茶は直射日光を避けることが重要です。

光にさらされると、茶葉の品質が劣化してしまいますので、暗い場所で保管するようにしましょう。

温度も大切です。

紅茶は、湿気や高温を嫌います。

理想的な保存温度は15〜20℃程度で、湿度が低い環境が望ましいです。

キッチンの湿気が多い場所や、熱源の近くは避けるようにしましょう。

保管容器には、密閉できる容器や専用の茶缶を使用すると良いです。

これにより、空気や湿気から茶葉を守ることができます。

紙袋やプラスチック袋に入れる場合は、しっかりと封をして、できるだけ早く使い切るのが理想です。

最後に、開封後はできるだけ早めに消費することを心掛けましょう。

新鮮な状態で楽しむためにも、適切な環境で紅茶を保管し、豊かな風味を堪能してください。

5-2最適な保存容器の選び方

紅茶を長持ちさせるためには、最適な保存容器を選ぶことが重要です。

まず、容器は密閉できるものを選びましょう。

空気が入ると、茶葉が酸化し、風味や香りが失われてしまいます。

密閉容器は、ガラスや金属製のものが理想です。

特に、茶葉が光にさらされないように、遮光性のある茶缶がおすすめです。

プラスチック製の容器を使用する場合は、食品用のもので、しっかりと密閉できるものを選びましょう。

ただし、熱や湿気に弱いため、直射日光の当たらない場所で保管することが大切です。

また、容器のサイズも考慮しましょう。

過剰な空気を避けるため、茶葉を入れる量に応じて適切なサイズを選ぶと良いです。

小さめの容器をいくつか用意し、異なる種類の紅茶を分けて保管するのも一つの方法です。

最後に、容器は清潔に保ち、茶葉と直接触れる部分に汚れや異物がないように注意しましょう。

これらのポイントを守ることで、紅茶の風味をしっかりと保ちながら楽しむことができます。

5-3茶葉の鮮度を保つための注意点

紅茶の鮮度を保つためには、いくつかの注意点があります。

まず、直射日光を避けることが重要です。

光にさらされると、茶葉の香りや風味が劣化してしまいますので、暗い場所で保管しましょう。

次に、湿気を避けることも大切です。

紅茶は湿気を吸収しやすく、これが原因で風味が損なわれることがあります。

密閉できる容器や遮光性のある茶缶を使用し、湿度の低い環境で保管することを心掛けてください。

温度にも注意が必要です。

紅茶は高温に弱いため、15〜20℃の涼しい場所が理想的です。

キッチンや熱源の近くは避けるようにしましょう。

開封後は早めに消費することも大切です。

特に、茶葉は新鮮な状態で楽しむのが最も美味しいため、少量ずつ購入し、使い切ることをおすすめします。

これらの注意点を守ることで、紅茶の鮮度を保ち、豊かな風味を長く楽しむことができます。

まとめ

紅茶を美味しく楽しむためには、いくつかの基本的なマナーやポイントがあります。

まず、茶葉の選び方や淹れ方が重要です。

新鮮な茶葉を使い、適切な温度と時間で淹れることで、豊かな風味を引き出せます。

また、飲む際は、ティーカップを持つときは持ち手を使い、スプーンでのかき混ぜは控えめに。

お菓子と一緒に楽しむ際は、甘さとのバランスを考えましょう。

さらに、友人や家族と共有することで、より楽しいひとときになります。

紅茶を通じて、リラックスした時間をお過ごしください。

日本安全食料料理協会編集部
安全で健康的な食文化の普及を目指す団体である日本安全食料料理協会(JSFCA)編集部が運営するコラムです。
食育健康アドバイザー®、介護食マイスター®、幼児食マイスター®、漢方コーディネーター®、薬膳調整師®資格やドリンク資格のコーヒーソムリエ、カフェオーナー経営士®、紅茶アドバイザーや紅茶マイスター。スポーツフードマイスター®やマクロビオティックマイスター®など様々な資格を認定しています。
日本安全食料料理協会編集部

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