お米ソムリエ®
栄養のバランスに優れ低カロリーで肥満防止に繋がるとして、今現在、世界有数の人気グルメの一つとなっている、日本食の原点、”ご飯”とそれに関わる日本食の基本、米文化の根底である、お米に関する日本独自の伝統的調理法、扱い方や、酒や味噌、みりん、化粧品、美容品、米粉、ぬか床、オイルなどの加工品やその選び方、その使い方や特徴までを含めた、お米に関する総合的な知識を持った資格所得者が、お米ソムリエ®です。日本の米文化は、品種に於いても世界有数の産出国であり、風味からお米の種類によって、お寿司や炒めもの、お弁当用など用途が細分化されています。そうしたお米の特徴と見分け方、味の違いも周知していることが必須の条件となります。
お米ソムリエ®の仕事内容
規制緩和によって、これまでお米の販売は米屋専門店でしか、取り扱い、仕入れ、販売は不可能でしたが、1993年(平成5年)に起こった夏の天候不良の影響による米不足から、食糧管理法廃止、更に法律を大幅に改正することによって、お米の販売は自由化されました。それによって、全国各地でブランド米が開発され、今では単なる主食以外の、グルメ的に差別化を図る高級食材の一旦を担うまでになっています。お米ソムリエ®は、こうした時代背景を元にし、ご飯だけはない、ブランド米それぞれの特徴を抑えた料理や、一歩進んだ現代の米食の魅力を伝える様々な職種で活躍できます。全国各地のブランド米を紹介しながら販売する米の通販サイト運営、お米から作られた副産物の再利用としての美容効果の紹介や、健康増進の栄養面でのサポートなど、現在では食文化を越えた様々な分野で、お米ソムリエ®は活躍しています。
お米ソムリエ®資格取得
白米インストラクター
お米に関する様々な知識を有し、かつ生活の中に取り入れるための実践的なレシピや方法などの技術を有していることを証明する資格で、アジアを中心に主食として食べられている、穀物でも最大級の消費を担う一旦の精米について、幅広い知識を有している資格となります。白米とは、玄米を精米(精白、搗精)した米のことで、精米機にかけて玄米からぬかを除いて残った米を指し、玄米に比べて,蛋白質と脂肪が減り,炭水化物の比率が増えて、不消化の原因とされる繊維が除かれるので,味も消化吸収も良い、惣菜と非常に相性の良いご飯を炊くことが出来ます。更にこの精米における歩どまりを増加させて、清酒の原料にも出来るため、白米インストラクターは精米の知識も充分知り得ていることになります。
白米インストラクターの仕事内容
インストラクターという職種には接客業という一面もあり、幅広い年齢層の受講者とのコミュニーケーション能力や、信頼関係を築けることも重要な要素となるため、精米の営業職や米販売においても、様々な役割を資格を通じて活かすことが可能となります。製造業の場合、その製品を手にした顧客の反応を直接見ることは少ない事が多く、お米ではその精米の違いによる味の違いや風味についても、なかなか一般的に知り得るものではありません。インストラクターは本来、他人に指導する立場ですから、
白米インストラクターの仕事は、お米に関するあらゆる製品とそれを食して楽しむ消費者に対して、お米、白米の魅力を解説しながら伝える仕事、講座や営業、販売職にその資格を活かすことが出来るでしょう。
白米インストラクター資格取得
精米・精麦業
食品製造業の細分化された中の、
精穀・製粉業配下に位置するのが、精米・精麦業となります。主として米穀のとう(搗)精や大麦,裸麦の精穀を行う事業所を指して呼び、小麦粉製造業などの製粉会社もこれに含まれます。精米・精麦とも、ご飯やパンといった食生活の根底を支える食料であることから、どちらも工場による大規模な生産拠点を構え、国の定める品質表示基準に加えて、米穀公正取引推進協議会において、業界の自主的ガイドラインに則した品位基準を満たす必要があります。一般的には、農家と直接契約している小ロット生産とは違い、スーパーや大量の全国出荷されるブランド米を数多く販売する、お米専門店が仕入れる取引先として存在しています。
精米・精麦業の仕事内容
流通する精米、米粉、小麦粉などの卸出荷元以外に、製粉会社が麺などの食品加工業を兼用している場合があります。その他、飲食店やパン製造業などに粉製品を卸す、業務用
精米・精麦の卸業なども兼業している場合が多いです。お米が原料の醸造副産物である酒粕を扱う、酒糠加工事業なども、玄米をついて白くする「搗精」における胚芽などをつかった製品開発事業も兼業していることがあります。大規模な製粉工場は、多くの場合、食品加工メーカーと提携しているので、非常に安定した需要が見込めるため、景気に多少影響は受けるものの、収益は安定し、比較的
精米・精麦業の仕事は、いつの時代も廃れることがない事業者として常に経済の中心的事業者となっています。
精米・精麦業資格取得
食料品開発
新商品の企画・開発や品質分析、技術開発などが中心となった、主に食品加工事業者および、食品製造業における、食品研究施設などで新しい味の食品お開発、研究する職種が食料品開発と呼ばれます。知られているところでは、コンビニエンス大手の弁当、オリジナル生菓子やレトルトなどの食品開発・研究や、器具や調理法を研究・開発する調理器具メーカーなども含まれます。また外食産業の新しいメニューの開発、健康補助食品の開発・研究も、大手食料品メーカーが提携して手がけていることが多く、ソースやケチャップなどの調味料などの研究、開発もこれに含まれます。自社商品をつかったレシピ開発によって、新しい食卓の在り方も研究するなどもあります。
食料品開発の仕事内容
新商品が企画から販売されるまでの流れは、営業部門やマーケティング部門などと連携を取りながら、商品の分析などを行い、新商品の具体的なコンセプトを決定する企画会議を経て、コンセプトに合わせて試作品を開発し、社内外のモニターなどによる試食調査を行って改善を繰り返す試作段階、市場導入のプランなどを検討した上で商品化を決定し、価格や広告・販促戦略などを立てる営業などが、食料品開発の仕事内容の全てになります。食品開発の仕事に就くには、農学・生化学・栄養学などの専門知識が必要となる場合が多く、「栄養士」「管理栄養士」などの資格もあれば、就職に有利でしょう。もちろん小規模事業者なら、民間資格のお米ソムリエ®の資格も大いに活用することが可能となるでしょう。
食料品開発資格取得