「簡単に作れるお肉料理のレシピが知りたい」
「お肉をおいしく焼く方法が知りたい」
お肉資格の取得を目指せば、お肉の鮮度を保つための保存方法からお肉に含まれる成分、おいしい焼き方などが学べます。
また知識を十分に身につければ、料理教室も開けるでしょう。
受講・受験資格が問われない、誰でも挑戦できるお肉資格をご紹介します。
また、本格的にお肉を販売したり料理を提供したりする場合に取得しなければならない資格もあわせてご紹介します。
- 目次
- 1. お肉資格で学べること
- 2. お肉の知識が向上!おすすめのお肉資格3選
- 2-1. お肉ソムリエ(+健康ミートアドバイザー®)
- 2-2. お肉検定(2級・1級)
- 3. 加工販売のためにはお肉資格だけでは不十分
- 4. お肉資格を取得する方法
- 4-1. 通信講座で学習する
- 4-2. 専門学校で食肉のプロになる
- 4-3. 書籍やインターネットで独学する
- 5. お肉資格とあわせて取りたい!料理の幅が広がる資格
- 5-1. 野菜関連の資格
- 5-2. お酒関連の資格
- 6. お肉資格の知識が活かせるお仕事
- 6-1. お肉料理店スタッフ
- 6-2. カフェや飲食店の経営者
- 6-3. 精肉店やスーパーマーケットのスタッフ
- 6-4. 食肉加工工場のスタッフ
- 7. まとめ
お肉資格で学べること
お肉料理が大好きなら、お肉資格で以下のことを学び、日常生活における料理や飲食店巡りを充実させましょう。
・お肉の鮮度の保ち方
・お肉に含まれる成分と健康や美容効果
・おいしく作れるお肉料理のレシピ
・有名なお肉の産地と特徴
・お肉のおいしい焼き方
お肉資格で学べる内容は、お肉のおいしい焼き方や料理のレシピだけではありません。
お肉の産地や特徴、鮮度を保つ保存方法について学べるため、自分でこだわりのお肉を選び、本格的なお肉料理が作れるようになります。
お肉の知識が向上!おすすめのお肉資格3選
お肉料理を極めたい方や、食べ歩きが好きな方、少しでもお肉に関する知識に興味がある方へおすすめのお肉資格をご紹介します。
2-1お肉ソムリエ(+健康ミートアドバイザー®)
「お肉ソムリエ」は、鶏肉や豚肉、牛肉のように日常的に目にする食材から、ジビエ、ソーセージやハムなどの加工肉製品に関する知識が得られます。
例えば、それぞれの特徴や産地、含まれる成分についての理解が深まるでしょう。
またお肉の選び方から下処理の方法、料理方法も学べるため、学んだその日から自宅のキッチンで実践できます。
主催団体 | SARAスクールジャパン | 諒設計アーキテクトラーニング |
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講座名 | お肉 (基本コース) (プラチナコース) | お肉ソムリエW資格取得講座 (基本講座) (スペシャル講座) |
受講資格 | 特になし | 特になし |
受講スタイル | 通信講座 | 通信講座 |
受講料(税込) | 基本コース・基本講座:5万9,800円 ※別途受験料 プラチナコース・スペシャル講座:7万9,800円 | |
コースの内容 | 【基本コース・基本講座】 講座と試験を受け、合格すれば「お肉ソムリエ」と「健康ミートアドバイザー®」2つの資格を取得できる 【プラチナコース・スペシャル講座】 講座受講と卒業課題のみで「お肉ソムリエ」と「健康ミートアドバイザー®」2つの資格を取得できる ※試験免除 | |
資格取得までにかかる最短日数 | 約2か月 | 約2か月 |
学習内容 | ・日本人と肉食の歴史・焼肉の歴史・鮮度の良い肉の保存方法 ・肉の解凍方法・肉のアレルギー症状や原因 ・牛肉に含まれる栄養素と健康効果・鶏肉の美容効果やダイエット効果 ・豚肉の持つ栄養素・熟成肉とは・銘柄豚やブランド豚の特徴 ・全国の地鶏の味の違い・牛肉の部位ごとの栄養素と特徴 ・豚肉の部位ごとの栄養素と特徴・鶏肉の部位ごとの栄養素と特徴 ・ステーキの焼き方と種類・肉の種類ごとの食べ合わせ ・効果別肉と相性がよい食べ合わせ |
資格名 | お肉ソムリエ | 健康ミートアドバイザー® |
---|---|---|
主催団体 | 日本安全食料料理協会(JSFCA) | 日本インストラクター技術協会(JIA) |
受験資格 | 特になし | 特になし |
受験会場 | 在宅受験 | 在宅受験 |
合格基準 | 正解が70%以上であること | 正解が70%以上であること |
受験料(税込) | 1万円 | 1万円 |
難易度 | ★☆☆ | ★☆☆ |
2-2お肉検定(2級・1級)
「お肉検定」は、頻繁に食べる牛肉や鶏肉、豚肉から、加工肉の下準備方法や調理方法、流通から消費まで、さまざまな知識を確認するための検定試験です。
公式サイトからテキストを購入し、知識を身につけてから試験に臨みましょう。
主催団体 | 全国食肉検定委員会 | |
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レベル | お肉博士2級 | お肉博士1級 |
受験資格 | 特になし | |
受験料(税込) | 一般:4,400円 学生(24歳以下):3,300円 | 一般:6,600円 学生(24歳以下):4,400円 |
受験スタイル | 会場型CBTシステム(試験科目の中から100問 選択問題(2〜5者択一)) | |
受験会場 | 指定された全国の試験会場 | |
試験内容 | お肉の歴史 家畜の生産・ブランドと消費 お肉の処理・加工と流通 食肉製品の基礎知識 お肉の衛生と品質 お肉の栄養と調理 | 食肉の日本史 家畜の生産および食肉の処理・加工 食肉の流通・小売・消費 食肉製品 食肉の衛生と品質 食肉の栄養と調理 食肉の表示 |
加工販売のためにはお肉資格だけでは不十分
食肉加工における仕事に本格的に携わるなら、これまでの2種類のお肉資格だけでは不十分です。
以下のような資格も必要です。
食品衛生責任者 | 食品の製造・管理・調理・販売などにおいて、適切に管理されるよう衛生面に注意を払いつつ従業員の教育および育成を担当します。 各都道府県で開催される講習会を受講することで取得できます。 |
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食品衛生管理者 | 食品を加工する施設において、衛生面における問題や違反が発生していないか、製造工程と従業員を監督する役割があります。 衛生や添加物に関する知識が必要で、資格が得られるのは以下に該当する人のみです。 ・医師、歯科医師、薬剤師または獣医師 ・医学、歯学、薬学、獣医学、畜産学、水産学または農芸化学の課程を経て、大学や専門学校を卒業した者 ・厚生大臣の指定した食品衛生管理者の養成施設において所定の課程を修了した者 ・中学校卒業以上で、食品衛生管理者を置かなければならない製造加工業において、添加物の製造または製造加工の衛生管理業務に3年以上従事し、かつ厚生大臣の指定した講習会の課程を修了した者 (衛生管理業務に3年以上従事したのと同じ業種の施設においてのみ、管理者になれる) |
食肉加工工場にて肉の切り分けやパッキングなどの軽作業なら、これらの資格がなくても携われます。
しかし、自身で開業したり本格的な仕事をしたりする場合は、上記のような資格が必須です。
お肉資格を取得する方法
お肉資格を取得するには、主に通信講座、専門学校、独学の3種類があります。
メリットとデメリット、かかる費用がそれぞれ大きく異なるため、自分に合った方法を把握し資格取得を目指しましょう。
4-1通信講座で学習する
最もおすすめの学習方法は「通信講座」です。
というのも通信講座は自分のペースで学習を進めつつ、講座のサポートも受けられるためです。
通信講座のメリットには、以下のようなものがあります。
・好きな時間やスキマ時間で勉強できる
・仕事、家事・育児の合間に勉強できる
・資格の取得までの費用が低め
・プロ講師から指導が受けられる
・何度も繰り返し講義が聞ける
・道具やテキスト、資格証明書の発行などの面で、通信講座からのサポートが受けられる
スキマ時間などに学習できるため、家事や育児に忙しい方には特におすすめです。
「お肉ソムリエ」なら通信講座で学べるうえ、カリキュラム(および試験)修了後、同時に「健康ミートアドバイザー®」の資格も取得できます。
4-2専門学校で食肉のプロになる
食肉の専門家として本格的に働きたいなら、専門学校がおすすめです。
専門学校では、3章でご紹介した特殊な資格が取得できるコースもあるため、複数の専門学校を比較検討し、自分が学びたいことや取得したい資格が扱われていることを確認しましょう。
また専門学校には以下のようなメリットがあります。
・実務的なことを理解でき、職場の即戦力になれる
・同じ目標を持つ仲間ができる
・専門分野における求人が豊富にある
学習にかかる費用は高めですが、食肉のプロとして即戦力になれるので、お肉に関わる仕事に就きたい方は専門学校への通学も検討してみましょう。
4-3書籍やインターネットで独学する
資格取得までの費用が最も抑えられるのはテキストやインターネットによる独学です。
独学には、以下のメリットがあります。
・資格取得まで費用がほとんどかからない
・自分のペースで学習が進められる
独学ならかかる費用はほぼ書籍代と受験料のみなので、できるだけ費用を抑えて資格取得を目指したい方には独学がおすすめです。
独学で取得できるおすすめの資格は「お肉検定」です。
お肉資格とあわせて取りたい!料理の幅が広がる資格
お肉料理を極めたいならば、お肉資格にプラスしてぜひ得ておきたい知識があります。
知識が得られると同時に資格取得までサポートしてくれる講座も併せてご紹介します。
5-1野菜関連の資格
お肉料理に彩りを加える食材に、野菜は欠かせません。
野菜の選び方や調理方法を学べば、よりバランスがよく見た目にも美しいお肉料理が自宅で提供できるようになるでしょう。
受講資格を問わず、資格が取得できる野菜の講座には以下のようなものがあります。
・オーガニック野菜アドバイザー
・野菜栽培士
・山菜ソムリエ
・山菜採り士
これらの資格は「お肉ソムリエ」同様、「SARAスクールジャパン」または「諒設計アーキテクトラーニング」で受講および取得できます。
5-2お酒関連の資格
もう一つ、お肉に欠かせないものといえばお酒です。
ワインやカクテル、料理によっては日本酒もお肉の風味を引き立てます。
以下の資格講座でお酒について学べば、お肉料理にぴったりなお酒が選べるようになるでしょう。
・ワインコンシェルジュ
・ソムリエインストラクター
・カクテルソムリエ
・カクテルバーテンダー
・焼酎ソムリエ
・焼酎コンシェルジュ
これらの資格は「お肉ソムリエ」同様、資格講座を提供している「SARAスクールジャパン」または「諒設計アーキテクトラーニング」で受講および取得できます。
お肉資格の知識が活かせるお仕事
お肉資格で得た知識は、プライベートだけではなくお肉と関わるお仕事でも役立ちます。
知識が活かせる場所や活かし方について具体的にご紹介します。
6-1お肉料理店スタッフ
お肉料理がメインの飲食店はたくさんあります。
料理を提供する際に、お客様におすすめの料理や食材、おいしい食べ方についてアドバイスをすれば喜んでもらえるでしょう。
またお店がSNSの公式アカウントを持っているなら、料理の画像とともにお肉知識もアップすれば、フォロワーが増えること間違いなしです。
6-2カフェや飲食店の経営者
ちょっとしたカフェでも、お肉料理を提供するお店が増えてきました。
お肉料理はそれだけ人気上昇中なので、お肉が好きならお肉料理が売りのカフェまたは飲食店を開業するのはいかがでしょうか?
お肉資格で得られる知識のなかには、お肉のおいしい焼き方やアレンジレシピの参考になる知識もあるため、オリジナル料理が考案できます。
他店にはない料理を提供すれば、評判のカフェ・レストランへと成長するでしょう。
6-3精肉店やスーパーマーケットのスタッフ
精肉店やスーパーマーケットには非常に多くのお肉が並んでいます。
精肉売り場の主な仕事は、食材の仕入れ、加工、販売・接客です。
販売・接客のみなら特別な資格は必要ない場合もありますが、仕入れや加工に携わる場合は3章でご紹介したような特別な資格が必要です。
特別な資格を取得する前にあらかじめお肉資格で知識をつけておくことも、学習内容のスムーズな把握や職場における即戦力となるうえで役立つでしょう。
6-4食肉加工工場のスタッフ
食肉加工工場では、食肉の切り分けやパック詰めなどを行います。
資格がなくても仕事に就けますが、お肉資格で得た知識があれば、お肉の部位や特徴などを把握しているため職場における即戦力になれるでしょう。
食肉加工工場では、「食品衛生責任者」と「食品衛生管理者」をおくことが義務付けられています。
これらの資格の取得を目指しているなら、お肉資格を事前に取得しておくと学習をスムーズに進められるでしょう。
まとめ
お肉の部位や種類など日頃から目にしている食材も、お肉資格で知識を得ることでより身近に感じ、また別の角度から見ることもできます。
お肉資格では、お肉のおいしい焼き方やレシピが学べます。
知識を活かしてお肉料理を振る舞えば、家族や周りの方に喜んでもらえるでしょう。
お肉に関わる飲食店や加工工場などでは即戦力になれます。
お肉資格の取得を目指すなら、ぜひ通信講座でスキマ時間を利用して学習し効率よく学びましょう。