だからこそ、オイルに深い関心を持っている方は少なくないのではないでしょうか?
この記事では、オイルに関する専門的な知識を得たい方におすすめのオイル資格5選をご紹介しています。
さらに、それぞれの資格の特徴や学び方についても解説しています。
オイルに関する知識を日常の料理や仕事に活かしたい方は、ぜひ参考にしてください。
- 目次
- 1. オイル資格を理解するための基本情報
- 1-1. 食用オイルの種類
- 1-2. 食用オイルの効能
- 2. おすすめの「食用オイル資格」5選!
- 2-1. 食用オイルソムリエ®
- 2-2. 食用油アドバイザー
- 2-3. オイルアドバイザー
- 2-4. ジュニアオリーブオイルソムリエ®
- 2-5. オリーブオイルテイスター
- 3. オイル資格を取得する3つのメリット
- 3-1. 料理の種類にあわせたオイルの選び方が分かる
- 3-2. 仕事に活かせる
- 3-3. オイルの専門家であることを証明できる
- 4. オイル資格を活かせる仕事
- 4-1. 飲食・食品会社の企画・販売
- 4-2. 講師・アドバイザー
- 4-3. 飲食店での料理人
- 5. 乾物資格の学び方
- 5-1. テキストで独学する
- 5-2. 通信講座を受講する
- 6. まとめ
オイル資格を理解するための基本情報
毎日と言ってもよいほど日々口にする「オイル」は、日本だけではなく海外からもその効能が注目されています。
「オイル」と言っても、さまざまな種類があるのはご存じでしょうか。
そこで「オイル資格」をご紹介する前に、「オイル」についての基本情報を解説していきます。
知っている方もそうでない方も、「オイル」について確認してみてください。
1-1食用オイルの種類
「食用オイル」には、さまざまな種類があります。
それぞれどんな特徴があるのでしょうか?
食用オイルは原料となる素材によって、含まれる脂肪酸が異なり、体への効能も変わってきます。
そんな脂肪酸の特徴や主な成分、それぞれの成分を多く含む食用オイルについて確認してみましょう。
【飽和脂肪酸】
常温では固体のものが多く、酸化しにくいという特徴があります。
動物性の油に多く含まれますが、植物性ではココナッツオイルなどにも含まれます。
種類 | 飽和脂肪酸の種類 | 飽和脂肪酸を多く含む食用オイル |
---|---|---|
飽和脂肪酸 | ● ラウリン酸 ● パミルチン酸 ● ミリスチン酸 ● ステアリン酸 など | ● ラード ● バター ● ココナッツオイル ● パーム油 |
【不飽和脂肪酸】
常温では液体で、酸化しやすいという特徴があります。
植物性や魚の油に多く含まれており、体内で作ることができない必須脂肪酸も不飽和脂肪酸に含まれます。
種類 | 不飽和脂肪酸の種類 | 不飽和脂肪酸を多く含む食用オイル |
---|---|---|
不飽和脂肪酸 | オメガ3系脂肪酸 ● α-リノレン酸 ● EPA ● DHA など | ● えごま油 ● 亜麻仁油 ● 青魚 など |
オメガ6系脂肪酸 ● リノール酸 ● アラキドン酸 など | ● コーン油 ● 大豆油 ● 綿実油 ● グレープシードオイル など | |
オメガ9系脂肪酸 ● オレイン酸 など | ● オリーブオイル ● べに花油 ● なたね油 ● 落花生油 |
上記のように、さまざまな種類があります。
ぜひ食用オイルを選ぶ際に活用してみてください。
1-2食用オイルの効能
食用オイルには多くの種類がありますが、それぞれ効能も違います。
こちらでは代表的なオイルの効能について、確認していきましょう。
オイルの種類 | 期待できる効能 |
---|---|
オリーブオイル | ● 腸内環境を整える ● 生活習慣病の予防(高血圧や心臓疾患、動脈硬化、肥満など) ● 抗酸化作用 |
ごま油 | ● 抗酸化作用 ● エイジングケア効果 ● 生活習慣病の予防 |
ひまわり油 | ● 高血圧予防 ● 腸内環境を整える |
こめ油 | ● 自律神経のバランスを整える ● 抗酸化作用 ● コレステロールの吸収を抑える |
ココナッツオイル | ● 免疫力の向上 ● 肥満予防 |
このように種類によって、期待できる効能もさまざまです。
ご自身のライフスタイルに合わせて、最適な食用オイルを選ぶようにするとよいでしょう。
おすすめの「食用オイル資格」5選!
健康や美容にも効果が期待される「食用オイル」について、学んでみたいと思われた方も多いと思います。
知識があると、毎日の食事もより豊かになりますよね。
ここではおすすめの「オイル資格」を5つご紹介します。
費用や資格取得までの期間などもご紹介していきますので、興味がある方は参考にしてください。
2-1食用オイルソムリエ®
受験資格 | 特になし |
---|---|
受験料 | 1万円(税込) |
受験申請 | インターネットからの申し込み |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上の正答率 |
試験日程 | 年6回(偶数月下旬) |
試験内容 | ● グレープシードオイル ● 米油 ● バターとマーガリンとショートニング ● オレイン酸を5割以上含むオイル ● リノール酸を5割以上含むオイル ● トランス脂肪酸が引き起こす症状 ● 油の栄養 など |
「食用オイルソムリエ®」は、「日本安全食料料理協会(JSFCA)」が主催している、食用オイルに関するさまざまな知識を有していることを証明する資格です。
オイルに含まれる栄養素や正しい選び方・保存方法など、日常で活用できる知識を学ぶことができます。
そのため日々の生活に活かすだけでなく、キャリアアップにもおすすめの資格です。
試験の難易度としては高くありません。
しかし専用の教材やテキストが市販されていないため、独学で合格するにはオイルに関する深い知識が必要です。
そのため、試験対策の講座が開設されています。
講座内容としては、食用オイルの基礎から総合的に学べる資格となっています。
2-2食用油アドバイザー
受験資格 | 特になし |
---|---|
受験料 | 1万円(税込) |
受験申請 | インターネットからの申し込み |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上の正答率 |
試験日程 | 年6回(偶数月下旬) |
試験内容 | ● 世界と日本のオイルの歴史 ● オイル「オメガ3系・6系・9系」 ● オリーブオイルの種類 ● オリーブオイルの健康効果と美肌効果 ● ダイエットに使えるオイルの種類 ● 自己免疫力を高めるオイル など |
「食用油アドバイザー」は、「日本インストラクター技術協会(JIA)」が主催する認定資格です。
主に食用オイルに関する知識と、その知識を取り入れた健康的な生活を送る技能があることを証明してくれるものとなります。
取得することで、実生活で効果的に食用オイルを取り入れることができるようになるでしょう。
試験の難易度は先にご紹介した「食用オイルソムリエ®」と同様にそれほど高くありませんが、こちらも専用の教材やテキストが市販されていません。
独学で合格を目指すには、食用オイル全般の知識を自身でしっかり学ぶことが必要でしょう。
内容としては、食用オイルの基礎から、より実用的な知識まで学べる資格となっています。
2-3オイルアドバイザー
受験資格 | 特になし |
---|---|
オンライン講座+受験料 | 4万5,000円(税別) |
受験申請 | インターネットからの申し込み |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 80%以上の正解率 |
試験日程 | 指定期間内で在宅受験 |
試験内容 | ● 脂質とオイル ● 細胞のメカニズム ● ホメオスタシス(恒常性維持機能) ● オイルの品質管理 ● ウェルネスオイル ● ビューティーオイル など |
「オイルアドバイザー」は、「一般社団法人日本オイル美容協会」が主催する認定資格です。
健康・美容面からオイルの基礎を習得し、実践活用できることを証明してくれます。
「オイルアドバイザー」専用のオンライン講座を受講後、認定試験に合格する必要があります。
資格取得までの期間は、最短1日です。
講座内容としては、オイルの基礎から総合的に学べる資格となっています。
2-4ジュニアオリーブオイルソムリエ®
受験資格 | 特になし |
---|---|
オンライン講座+受験料 | 6万9,740円(税込) |
受験申請 | インターネットからの申し込み |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 講座受講後認定 |
試験日程 | 試験なし |
試験内容 | ● オリーブオイルの基礎と歴史 ● オリーブオイルの規格と風味(テイスティング技術の基礎) ● オリーブオイルの製造工程 ● オリーブオイルのテロワールと品種 ● さまざまなプレミアムオイルとオリーブオイルの料理活用法 ● オリーブオイルのアンチエイジング など |
「ジュニアオリーブオイルソムリエ®」は、「一般社団法人日本オリーブオイルソムリエ協会」が主催する認定資格です。
専門家として活躍できる知識を有していることを証明してくれます。
全講座の受講で、資格を取得することができるので、短期間で確実に資格取得したい方におすすめです。
講座内容は、オリーブオイルの基礎からより実践的な活用まで学べます。
2-5オリーブオイルテイスター
受験資格 | 特になし |
---|---|
受験料 | 5,600円(税込) |
受験申請 | インターネットからの申し込み |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上の正解率 |
試験日程 | 在宅受験 |
試験内容 | ● オリーブの木の生態について ● オリーブオイルの等級について ● オリーブオイルの搾油方法について ● オリーブオイルの品種と産地について ● 世界のオリーブオイルの特徴について ● オリーブオイルの効能、歴史について など |
「オリーブオイルテイスター」は、「一般財団法人日本能力開発推進協会 (JADP)」が主催する認定資格です。
オリーブオイルに関する知識と実践スキルがあることを証明してくれます。
オリーブオイルの成分や効能、保存方法など日常で活用できる知識を学ぶことができます。
そのため日々の生活に活かすだけでなく、キャリアアップにもおすすめの資格です。
試験の難易度としては高くありませんが、オリーブオイルについての幅広い知識が必要です。
内容としては、オリーブオイルの基礎から実践方法まで総合的に学べる資格となっています。
オイル資格を取得する3つのメリット
ここまで、おすすめの「オイル資格」をご紹介してきました。
では、オイル資格を取得するとどんなメリットがあるのでしょうか?
3つのメリットを説明していきます。
3-1料理の種類にあわせたオイルの選び方が分かる
食用オイルと言っても、オリーブオイルやごま油、ココナッツオイルなど、さまざまな種類があります。
それぞれのオイルに特徴があり、効果的な利用方法も異なります。
ドレッシングやマリネなど加熱せずに使用したり、炒め物や揚げ物のように加熱して使用する場合とさまざまです。
「オイル資格」で得た知識があると、健康面や美容面に効果的なオイル選びや活用ができるようになり、生活の質を楽しく向上させることができるでしょう。
3-2仕事に活かせる
オイル資格で得た知識は、仕事にも活かすことができます。
食品会社や飲食店など、「オイルの選び方」が問われる仕事では、特に重宝されるでしょう。
料理教室やカルチャースクールで講師活動を行う仕事や健康関連施設などでも、オイル資格で学んだ知識を活用できます。
また、SNSやインターネットで食用オイルの健康面や美容面の効能について発信しても、喜ばれるでしょう。
3-3オイルの専門家であることを証明できる
オイル資格があれば、オイルに関する知識があることを客観的に示すことができます。
「食用オイル」の知識があると言っても、どの程度の知識量なのか分からないため、相手が求めるレベルに達していないことも出てきます。
資格を取得していると、どの程度の知識を有しているかを証明することができるので、就職活動やキャリアアップの際にアピールが可能です。
オイル資格を活かせる仕事
「オイル資格」は、オイルについてのさまざまな知識を有していることを証明する資格になるので、仕事にも役立ちます。
ではどのような仕事で活かすことができるのでしょうか?
資格が活かせる、おすすめの仕事を3つご紹介します。
4-1飲食・食品会社の企画・販売
食品会社などでお勤めの方は「オイル資格」の知識を活かすことができます。
店舗にある商品を勧めたり、効果的な使い方などを提案したりする場合には、幅広い知識や専門性が問われます。
そんなときにオイル資格で学んだ知識があれば、より効果的にアピールできるでしょう。
また企画などでも、専門的な知識があれば有利になります。
4-2講師・アドバイザー
オイル資格はカルチャースクールや料理教室などの講師やアドバイザーとして活動する際に活かすこともできます。
「オイルを上手に生活に取り入れたい」という方に向けたセミナーを開催したり、健康に役立つメニューを紹介する料理教室を開いたりということも可能です。
インターネットやSNSを利用すれば、地域に関係なく多くの人にオイルの魅力を伝えることもできるでしょう。
4-3飲食店での料理人
オイル資格では知識だけでなく技能も学ぶため、調理関係の仕事でも活躍が可能です。
調理だけではなく、接客の際にもオイル資格で得た知識を活用できます。
またあわせて栄養士資格も有していれば、健康関連の施設で健康増進や成人病予防に役立つメニュー開発、また企画立案にも活用できるでしょう。
自身で飲食店を開業したいと考えている方にも、オイル資格は活用できます。
専門知識を活かした食材での料理提供や接客は、ほかの店舗との差別化を図れるでしょう。
乾物資格の学び方
オイル資格は、難易度の高い資格ではありません。
しかし資格取得には勉強が必須です。
ここではどうやって勉強すればよいかわからない方のために、2つの勉強方法をご紹介します。
5-1テキストで独学する
1つめは本やテキストを購入し、独学で勉強する方法です。
通信講座を利用する場合に比べて、受講料などのコストがかからないことが大きなメリットです。
また自身のペースで学べるので、忙しい方でも空いた時間に進めていくことができます。
ただし効率良く学ぶのが難しいことや、分からない問題も自身で解決する必要があるため、挫折しやすいのがデメリットです。
専門的な知識を学ぶよりは、日常に活用できる知識を得るための活用がよいでしょう。
5-2通信講座を受講する
オイル資格の「食用オイルソムリエ®」と「食用油アドバイザー」は、通信講座を活用して学習するのがおすすめです。
資格取得に向けて作られた専用教材で効率的に学ぶことができるため、短期間で資格取得が目指せます。
さまざまな通信講座がありますが、「諒設計アーキテクトラーニング」と「SARAスクールジャパン」がおすすめです。
どちらの通信講座も「食用オイルソムリエ®」と「食用油アドバイザー」の2つの資格を同時に取得できます。
2つの通信講座の詳細は、下記のとおりです。
基本講座 | スペシャル講座 | |
---|---|---|
受講期間 | 6ヶ月 (最短2ヶ月) | 6ヶ月 (最短2ヶ月) |
受講料 | 5万9,800円(分割可) | 7万9,800円(分割可) |
添削回数 | 5回 | 5回+卒業課題1回 |
資格試験 | 要 | 免除 |
教材内容 | 受講証・受講マニュアル・完全攻略テキスト2冊 練習問題集/解答用紙・練習問題回答集 模擬試験/解答用紙・模擬試験回答集 添削課題/提出用解答用紙・質問用紙・封筒 | 受講証・受講マニュアル・完全攻略テキスト2冊 練習問題集/解答用紙・練習問題回答集 模擬試験/解答用紙・模擬試験回答集 添削課題/提出用解答用紙・質問用紙・封筒 食用オイルソムリエ®&食用油アドバイザー卒業試験 (提出で資格認定) |
基本コース | プラチナコース | |
---|---|---|
受講期間 | 6ヶ月 (最短2ヶ月) | 6ヶ月 (最短2ヶ月) |
受講料 | 5万9,800円 | 7万9,800円 |
添削回数 | 5回 | 5回+卒業課題1回 |
資格試験 | 要 | 免除 |
教材内容 | ガイドブック・受講証・受講カード 学習テキスト01・02 練習問題集/解答・模擬試験/解答 添削課題(5回)・質問用紙・封筒 | ガイドブック・受講証・受講カード 学習テキスト01・02 練習問題集/解答・模擬試験/解答 添削課題(5回)・質問用紙・封筒 卒業課題 |
短期間で効率よく資格を取得したい方は、ぜひ上記の通信講座を活用してみてください。
まとめ
日々の生活に欠かせない「食用オイル」についてご紹介してきました。
さまざまな健康・美容効果が期待できる「食用オイル」ですが、効果的に摂取するためには知識があるとより便利です。
オイル資格があれば、自身や家族の健康や美容にも役立てるほか、さまざまな業種でのキャリアアップ、開業も目指せます。
また健康や美容に関心がある人も多いので、食用オイルの情報を発信しても喜ばれるでしょう。
通信講座であれば自宅で学ぶことができ、自分のペースで進めることができるため、忙しい方でも取得することができます。
ご自身や身近な人にだけではなく、仕事で活かすこともできる資格になるので、興味のある方はぜひ一度資格について調べてみてはいかがでしょうか。