日本安全食料料理協会 | 『食』に関わるすべてのひとへ

column

カクテルの材料について

仕事帰りにちょっとおしゃれなバーで一杯楽しんで帰るも良し、自宅で自分のお気に入りの一杯を作って、気持ち良い夜風に当たりながらのんびり楽しむも良しのカクテルですが、実は混ぜ合わせる材料の数に制限はないということをご存知でしたか?ただ、むやみやたらに混ぜ合わせても美味しいカクテルになるとは限りません。

 

そこで今回の記事では、「カクテルの材料の基本となるもの」や「主材料のカクテルベース」、「カクテルの副材料」について、どんなものがあるのか詳しく解説していきたいと思います。


基本的なカクテルの材料

 

カクテルと言うと、甘くて美味しいアルコール飲料だというイメージは持っていても、「お店で飲むばかりで自分では作ったことはないから、材料なんて知らないよ」という方も多いのではないでしょうか?ということで、まずはカクテルの基本となる材料は何なのかについて見ていきましょう。


主材料(酒)+混ぜ合わせる飲料(副材料)

 

カクテルとは、メインとなるアルコールに、何か副材料を混ぜ合わせることで作れます。そして、副材料としては、ソフトドリンク全般やフルーツ・野菜、シロップや砂糖、氷などがよく使われています。材料によっては自宅でも簡単に作れるレシピもありますし、専用の道具を使ってプロに作ってもらった方が美味しくできるカクテルなど、多岐に渡ります。


混ぜ合わせる数は何種類でもOK

 

また、カクテルの材料には制限がありません。お酒ともうひとつ何かを混ぜなければいけないだけで、あとは好きなものを何でもミックスしてOKなのです。

ちなみに、広義のカクテルと言うと、ミックスジュースなどのノンアルコールドリンクも含まれるそうなのですよ。


主材料のカクテルベース

 

カクテルは、メインで酒類を最低ひとつは選ばなければいけないことはこれまでで説明してきましたが、実際にはどんなものが選ばれているのでしょうか。まずは、基本となる4種類のスピリッツから見ていきましょう。


基本のスピリッツ4種(ジン、ウォッカ、ラム、テキーラ)

 

「ジン」「ウォッカ」「ラム」「テキーラ」の4つのスピリッツを何かで割るのがカクテルの基本で、これらは醸造酒を蒸留して作られていることから「蒸留酒」と呼ばれています。ジンは元々、オランダで薬用酒として飲まれていた歴史があるように、蒸留の時に薬草成分を加えるのが特徴であるため、独特の香りや鋭い切れ味があります。

 

ウォッカは、ジンとは違い蒸留した原酒を白樺の炭でろ過しているので、非常にまろやかですっきりとして飲みやすいという特徴があります。また、テキーラは、リュウゼツランというアロエに似た植物で作られていて、甘い香りが人気のスピリッツです。さらに、サトウキビで作るラムのように、独特の風味と強い甘味がクセを呼び、好みが分かれるお酒もあります。

 

ジンは、トニックウォーター(炭酸水)とミックスすると「ジントニック」が作れますし、ウォッカを適量のオレンジジュースで割れば「スクリュードライバー」ができます。また、ラムとミント、ライム(レモン)、炭酸水を混ぜ、砂糖で甘味を付ければモヒートになりますし、テキーラをトニックウォーターで割った「テキーラトニック」は、手軽に作れて美味しいと人気のカクテルです。


リキュール(キュラソー、カンパリなど)

 

リキュールとは、スピリッツなどの蒸留酒にフルーツやハーブなどを加えて香り付けして、砂糖やシロップなどで調製した混成酒です。例えば、オレンジを原料とした無色透明の「ホワイトキュラソー」は、マルガリータやXYZといったカクテルのベースに使われますし、赤くて苦みのある「カンパリ」は、カンパリソーダやカンパリオレンジの材料として知られています。


ビール

 

麦芽をビール酵母で発酵させて作るビールにも、実はカクテルベースとして活躍する場があったのです。ジンジャーエールで割ると、キリっとした風味の中にコク深さを持つ「シャンディガフ」になったり、意外なトマトジュースで割れば「レッドアイ」という野菜ジュースのような味わいのカクテルが作れます。


ワイン

 

そして、ブドウの果汁を発酵させたアルコール飲料であるワインを使ったカクテルもたくさんあります。大きく分けて、「赤ワイン」「白ワイン」「シャンパン」の3つを使ったカクテルを紹介します。

 

白ワインを3倍のジンジャーエールで割ってレモンジュースを適量加えれば、女性に人気の「オペレーター」というカクテルになりますし、赤ワインを同量のコーラで割ると、ワインの芳醇な香りとコーラの炭酸・甘味が不思議な風味を醸し出す「カリモーチョ」が作れます。

 

さらに、シャンパンを同量のオレンジジュースとミックスすると、綺麗な黄色をして爽やかでほんのりと甘い、とても飲みやすい「ミモザ」というカクテルができます。本当に飲みやすいので、飲みすぎには要注意の一杯です。


カクテルの副材料

 

上記のように、カクテルはお酒プラスアルファで色々なものをミックスして作るものであることがお分かりいただけたかと思います。以下では、カクテルの副材料をいくつか紹介するとともに、カクテルにおいてどんな使い道があり、どんな役目を果たしているのかについて見ていきましょう。


ジュース(果物・野菜)

 

様々な種類があるジュースの中でも、カクテルの副材料としてよく登場するのが「オレンジジュース」「レモンジュース」「ライムジュース」「トマトジュース」です。とくにオレンジジュースは、アルコール度数の高いお酒に対して、柑橘系ですっきりとした味わいにしてくれるとともに、オレンジに含まれる果糖が、カクテルにくどくない甘味を提供してくれるという活躍ぶりを見せてくれます。


牛乳

 

牛乳も、カクテルのサブ的存在として活躍してくれます。牛乳を入れると、強いアルコールによる刺激が和らいで飲みやすくなると同時に、口当たりもなめらかになるのです。また、砂糖が入っていて甘みのあるお酒と組み合わせれば、牛乳側にも甘味が加わって美味しくなり、旨味アップの相乗効果を得ることができます。


炭酸飲料

 

トニックウォーターとも呼ばれる炭酸水は、カクテルに爽やかさ・すっきり感を与えてくれる副材料で、お店でよく見る「ジントニック」の「トニック」が最もポピュラーなのではないかと思います。炭酸が抜けるとカクテルの味が落ちてしまうので、比較的短時間で楽しむショータイプのカクテルによく使われる傾向があります。


シロップ・砂糖・塩

 

ハイボールなど、砂糖が入っていなくて甘味がないカクテルもありますが、多くの人にとってはやはり甘い方が美味しく飲めますよね。カクテルでは、元々アルコールの方に甘味が付いているものでも、副材料とミックスすることで甘さが薄まってしまうので、砂糖やシロップで甘味付けをすることが多いです。

 

また、ソルティドッグやマルガリータのように、グラスの縁に塩を付けて提供されるカクテルもあるのはちょっと驚きかもしれませんが、飲んでみると意外と美味しいので、ハマる人もいるかもしれませんね。


 

カクテルになくてはならない存在なのが「氷(アイス)」です。ロックで楽しむタイプのカクテルでは、ゴツゴツしたロックアイスが欠かせませんし、ロングタイプのカクテルが時間とともにぬるくなってしまうのを防ぐためにも必要です。また、ミキサーに一緒に入れて砕けば、フローズンのような食感が生まれることを使った「フローズンカクテル」も人気です。


カクテルの材料についてまとめ

 

今回の記事では、カクテルにはどんな材料があるのか、ベースとなるアルコールをはじめとして、副材料についても解説してみました。今回ご紹介したもの以外にも、まだまだたくさんの材料候補は眠っているはずですので、美味しくなる組み合わせを見つけて、オリジナルカクテルを発明するのも楽しいかもしれませんね。

認定試験一覧