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幼児期に適切な食事の量や注意点

幼児期の適切な食事の量を把握するのは、難しいですよね。1日にどれくらいの食事を与えたら良いのか、何に気をつけたらよいのかなど大人の食事より気を配らなければならない事がたくさんあります。

 

幼児の1日に必要な食事の量やカロリー、食事の際の注意点や水分補給についてなどをご紹介します。具体的な食品の量や不足しがちになる栄養素などを参考にしてみてください。これらを踏まえて子どもが喜ぶ献立や食事作りをしていきましょう。

 

幼児食の量の目安

大人の半分位の量+間食1〜2回

幼児は、体の大きさの割に多くのカロリーを必要とします。35歳くらいの子どもには、1日12001400カロリー位が目安です。幼児の食事の量は、大人の半分くらいの量が適切です。

 

しかし、2歳の子どもは大人の1/3が適切かもしれませんし、6歳くらいの子どもは大人と同じ量を食べるかもしれません。必要な栄養量は、個々の子どもの活動量によって違います。

 

例えば小柄な成人女性と幼児の必要な栄養量を比較してみます。必要なカロリーとタンパク質は幼児の方が少なめですが、脂質は同じ位必要です。炭水化物は、幼児の方が少し多めに必要とされます。幼児は、大人のように肉や魚をたくさん食べたがらない事もあります。

 

幼児には多くのカロリーが必要とされますが、必要とされるタンパク質は少なめなので脂質が十分に取れていれば心配することはありません。

間食は栄養の補給源として大切

幼児は、13回の食事だけで体に必要な栄養量を十分に摂取することが出来ません。1度に食べられる量が少ないので間食は栄養の補給源として大切です。間食には、乳製品や果物や1口サイズおにぎり、パンなどを与えましょう。クッキーやプリンなどの甘い物も適量なら与えても構いません。

 

食事で肉や魚を食べたがらない子どもには、タンパク質が豊富なチーズやヨーグルトなどの乳製品を与えましょう。間食で炭水化物の多い果物やパン、タンパク質が豊富な食材を加えれば、自然と幼児に必要な栄養量を摂取することが出来ます。1度の量は、親の食事の半分くらいが目安です。

年齢別幼児食1日の食品目安量

1歳半〜2歳(950〜1050kcal)

1歳位の子どもには、手づかみ食べしやすいスティック状のものや35mmの半月切りなどにした大きさのものを与えましょう。

 

固さは、前歯で噛み切れ、奥歯で潰せる位が目安です。2歳の子どもには、スプーンやフォークで食べやすいように1口大に切ったものが良いです。徐々に噛みごたえのある固さの食べ物を与えてください。

3歳〜5歳(1250〜1400kcal)

3歳くらいの子どもには、千切りや乱切りなど色々な形や大きさの食材に挑戦させてください。大人の食事より少し柔らかめに作るのが適切です。

それぞれ具体的な食品の量

(穀物、いも類、乳製品、卵類、肉類、魚類、豆製品、野菜類、海藻きのこ類、果物類、油脂類)

1~2歳、35歳の子どもの具体的な食品の量をご紹介します。

 

12歳くらいの子どもの食品の量

1日の食品目安量

具体的な量

穀物80g

子ども用茶碗1杯、8枚切りの食パン1枚、うどん1/2

いも類40g

じゃがいもなら1/2、さといもなら3

牛乳や乳製品250ml

牛乳ならコップ1杯、ヨーグルトは1/2

2530g

1

肉類1520g

ひき肉なら大さじ1、薄切り肉なら2/3

魚類30g

切り身なら大2/3

大豆や豆製品3540g

豆腐は1/10、納豆は1/2

野菜類180g

淡色野菜が100g、緑黄色野菜が80g

海藻やキノコ類10g

適宜

果物100g

りんごなら1/3、バナナなら1

油脂類58g

バターなら小さじ1、サラダ油なら小さじ1

 

35歳くらいの子どもの食品の量です。

1日の食品目安量

具体的な量

穀物100g

ごはん100g6枚切りの食パン1枚、うどん2/3

いも類60g

じゃがいもなら2/3

牛乳や乳製品250ml

牛乳ならコップ1杯、ヨーグルトは1/2

50g

1

肉類3035g

ひき肉なら大さじ2、薄切り肉なら1枚と1/3枚です

魚類40g

切り身なら大1/3

大豆や豆製品4060g

豆腐は1/6、納豆は1/2

野菜類230g

淡色野菜が130g、緑黄色野菜が100g

海藻やキノコ類10g

適宜

果物150g

りんごなら1/2、バナナなら1本と1/2

油脂類58g

バターなら小さじ1、サラダ油なら小さじ1

 

不足しがちな栄養素(カルシウムや鉄、食物繊維など)

普段の食事で不足しがちなのがカルシウムや鉄、食物繊維などです。カルシウムが不足すると骨折や骨粗しょう症になる彼女たちが高くなります。また、神経が過敏になりイライラする事が増えます。カルシウムを補うには、モロヘイヤや小松菜や大根、牛乳やヨーグルトなどの乳製品、小魚やひじきを摂取します。

 

鉄分が不足するとめまいや動機が起こり貧血になりやすくなります。冷え性や食欲不振になることにより疲れやすくなり集中力の低下を引き起こします。鉄分を補うには、小松菜やほうれん草、レバーや肉や魚の赤身、あさりやしじみ、プレーンや大豆製品を摂取します。

 

食物繊維が不足すると便秘になり、高血圧や大腸がんになる可能性が高くなります。食物繊維を補うには、さつまいもやゴボウやセロリ、キャベツやバナナ、わかめやキノコ類、穀物などを摂取します。

飲み物の注意点

水やお茶は常に飲めるように準備

食事をしているとどうしても水分が欲しくなり、食べ物を飲み込む際に水分が飲み込みの手助けをしてくれます。水やお茶は、常に飲めるように常備してください。子どもは、汗をかきやすいので頻繁な水分補給をして脱水症状を防ぐ目的もあります。

 

また、食後に1杯のお茶を飲ませる事で虫歯を予防することが出来ます。お茶には、虫歯予防に有効とされるフッ素や抗菌作用のあるカテキンが含まれているからです。緑茶には、カフェインが含まれているので飲ませすぎには注意して下さい。水分補給のみを目的とするなら水が一番適しています。お茶を飲ませる際には、カフェインレスのものを選ぶなどしてください。

ジュース、炭酸飲料水、スポーツドリンクは砂糖の取り過ぎに注意

ジュースなどの糖分がたっぷり含まれた清涼飲料水を飲ませすぎると虫歯になるリスクが高まります。清涼飲料水を水代わりの水分補給源にするのは控えましょう。

 

このような清涼飲料水などは、満腹感を与えてしまうので食事をきちんと食べられずに必要な栄養素を摂取出来なくなる可能性があります。清涼飲料水を飲ませる時は、決まった時間に適当な量を与え、それ以外の水分補給は水かお茶にしましょう。

幼児期に適切な食事の量や注意点まとめ

 

幼児食に必要な量の目安は、大人の半分+間食です。必要な栄養量は、個々の子どもの年齢や活動量によって異なってきます。幼児は、体の大きさの割にたくさんのカロリーを必要とします。

 

3~5歳くらいの子どもの、1日に必要なカロリーは12001400カロリー位が目安です。幼児は、間食がとても大切です。13回の食事では足りないカロリーや栄養量を間食で補います。

 

間食では、おにぎりやパンや果物を与えるのが望ましいです。例えば子どもが肉や魚を普段の食事で好まなければ、間食時にチーズやヨーグルトなどでタンパク質を補いましょう。

 

幼児に必要な1日の食品の量は、穀物の場合12歳児でごはん80g35歳児でごはん100gが目安です。その他の食品量と栄養バランスを組み合わせて幼児食を作りましょう。不足しがちなカルシウム、鉄、食物繊維に注意して献立に組み合わせてください。

 

幼児の基本的な水分補給は、水かお茶です。清涼飲料水などは、糖分がたくさん含まれているので虫歯の原因になります。また、清涼飲料水を飲み過ぎると満腹感を得てしまい食事を食べられなくなり、必要な栄養量が補給出来ない可能性があります。

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