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幼児食資格のおすすめ資格|各資格のメリット・仕事内容や勉強法まで解説!

妊娠中から子供の誕生まで、離乳食を含めた食事に気を配るお母さんは多いですよね。
しかし離乳食の時期を過ぎ、大人の食事に近づく幼児食は、離乳食と比べてレシピも少なく、どのような食事を用意したら良いのか、頭を抱えるお母さんも多いのではないでしょうか。
そのようなお母さんたちの助けになるのが、幼児食の知識です。
この記事では、幼児食の基本的な知識や、その知識を求められる仕事、知識を身に着けやすい資格などをご案内します。
幼児食マイスターの知識を活かすには?知識が求められる仕事や身につけ方について解説

目次

幼児食の基本知識

まずは、幼児食についての基本知識を確認してみましょう。

1-1幼児食の前にある離乳食

赤ちゃんの誕生後、しばらくはお母さんの母乳や市販の粉末ミルクなどが赤ちゃんの食事です。
しかし、生後5~6ヶ月頃になると、母乳やミルク中心の生活から、10倍がゆなどの柔らかいどろどろした食事を少しずつ与えられるようになります。
これが離乳食の始まりであり、大人と同じような食事を食べられるようになる第一歩と言えるでしょう。
離乳食はほとんど噛まずに飲み込める初期からスタートし、その後中期・後期・完了期を経て徐々に幼児食へシフトさせていきます。

1-2幼児期は離乳食とどんな違いがあるの?

一方幼児食は、離乳食を完了してから6歳頃までの子供が食べる食事を指し、必要となる栄養や食事量が子供の成長に合わせて変化するのが特徴です。
一生の体作りの基礎形成の時期でもあり、安易に「大人と同じ食事」ではなく、子供に合わせた食事を整えられるのが理想だと言えます。
この頃になると子供の自我も徐々に芽生え始め、また味覚なども発達してきます。そのため、次のような悩みを抱えるお母さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

・好き嫌いが出てくる
・少食・ムラ食いがある
・遊び食べをする・1回の食事に時間がかかる
・噛んで食べていない
・食べ過ぎる

これらの行為は子供の成長を意味するものでもありますが、実生活の場面では困る場面も多いかもしれません。
一般的には、幼児食は生後12ヶ月~18ヶ月頃から始めるのが良いと言われています。
食事の動作そのものに慣れさせるのがまずは大切と考える人もいるかもしれません。
しかし、まずは食材の味のバリエーションを広げたり調理方法に工夫をしたりすることで、食事が遊びとは違う楽しさがあると教えてあげるのが理想と言えます。

幼児食の知識を専門的に学ぶと、どんなメリットがあるの?

幼児食の知識を専門的に学ぶと、どんなメリットがあるの?

ネット上で「幼児食」というキーワードで画像を検索すると、次のような工夫を施しているのが見て取れます。

・野菜や果物を、子どもが食べやすいサイズにカットしてある
・市販の野菜ジュースなども利用しながら、親自身も作りやすいメニューを取り入れている
・はんぺんなど子どもにも口当たりが良く、栄養価の高い食材を利用する
・子どもが楽しく食事ができるように、野菜を花形などで型抜きをしている
・子ども用の食器に、可愛らしいデザインを取り入れている

お母さんのお乳やミルクが主食の乳児の頃と異なり、幼児食に移行すると大人と同じような食事で済ませられると考えがちかもしれません。
しかし、噛む力なども未熟であり、好みの味も大人とは異なります。
薄味にする、適度な固さの食事にする、脂質・糖質を適度に抑えるといった工夫の他にも、「食事は楽しいもの」というイメージを持たせるのも、この頃はとても重要です。
さらに、日頃の幼児食の支度を通じて、

・子どもの苦手な味を把握する
・食事の適切なタイミングを知る
・子どもの完食具合などから生活リズムや体調を把握する
・おやつに与えるメニューや食育に工夫する

など、幼児食の学習を通して親自身の成長にもつなげていこうという創意工夫の楽しみも身につけていけると、いっそう学習にも張り合いが出るのではないでしょうか。

幼児食マイスターの仕事内容や活躍分野

幼児食マイスターの知識を有する人が活躍できる職場としては、次のような分野が考えられます。

・子供が多いエリアの飲食店スタッフ
・保育園の調理師
・子育て支援センターのスタッフ

次は、それらの職場において、実際にどのように知識が活用できるか紹介していきましょう。

3-1子供が多いエリアの飲食店スタッフ

一部の飲食店では「キッズメニュー」などが用意されていることもありますが、個人経営の店舗では採算の都合などから、専用のキッズメニューを用意するのは難しいかもしれません。
しかし、「子供と一緒に楽しめる食事を提供できる」というのをセールスポイントにしたお店では、幼児食を提供できるスタッフが常駐するだけで、他店との差別化につなげられます。

3-2保育園の調理師

保育園の調理師は、保育園に通う子供たちの食事やおやつに深く関わっています。
管理栄養士や調理師免許を持っていて調理や栄養の知識は備わっていても、幼児に特化した知識を持つ専門家はまだ少ないと言われています。
子供一人ひとりの事情を取り上げてみても、過食や肥満気味の子供や、アレルギー体質の子供などさまざまな事情があるものです。
また、家庭だけでは解決しにくい「幼児食の作り方」や「野菜嫌い克服のレシピの伝授」など、保護者との信頼性を高める上でも、幼児食マイスターの知識が活用できるでしょう。

3-3子育て支援センターのスタッフ

ご家庭の事情によっては、地域の子育て支援センターを活用する機会もあるかもしれませんね。
子育て支援センターでは何らかの事情を抱えた親子に対し、アドバイザーの役割を果たす場合もあります。
偏食やおやつの量の悩み、年齢に応じた食器の使い方などのしつけ上の悩みなども含め、保護者の気持ちに寄り添いながら適切なアドバイスを送るのも、資格知識の活用法と言えるでしょう。

幼児食を専門的に学ぶのが向いている人

幼児食を専門的に学ぶのが向いている人

口コミなどでは、幼児の食育に関心を持つ人が積極的に幼児食の知識を取得しようとする姿勢がうかがえます。
具体的には次に挙げるような方が、自分の知見を広げるために資格取得を目指していることが分かります。

・保育士
・自宅で幼児や小学生向けのお料理教室を開いてみたい人
・家族の健康のために栄養や料理全般について学んでみたい人
・ベビーフードに不安がある人

いくつもの幼児食に関する各種レビューを読んでみると、実生活でも幅広い人々に専門知識が活用されている様子が伝わってくるのではないでしょうか。
小さなお子様のいらっしゃる家庭や、これから新しい家族が生まれる予定のご家庭の奥様などにも、幼児食の知識を学ぶのがおすすめとと言えるでしょう。

幼児食の献立のポイントは?

ところで、実際に「幼児食の献立を作ろう」と意気込んでも、具体的なイメージがつかめない人も多いのではないでしょうか。
ネットで参考にしようとしても、次のように把握しにくいポイントもあるかもしれませんね。

・彩りを気にするのか? ・栄養バランスを重視するのか? ・おやつの量はどれくらいが適量なのか?

そこで、東京都福祉保健局の指導マニュアルを参考にしてみましょう。
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kensui/ei_syo/youzi.files/youjishidou_manual.pdf

位置づけ食品の分類数量
(単位:つ/SV)
具体的な数量
主食(ご飯、パン、麺ごはん、パン、麺3~4ごはん(子ども用茶碗)だったら3~4杯程度
副菜野菜、きのこ、いも、海藻料理4野菜料理4皿程度
主菜肉、魚、卵、大豆料理4肉・魚・卵・大豆料理から3皿程度
牛乳・乳製品 2牛乳だったら1本(200ml)程度
果物 1〜2みかんだったら1〜2個程度

この表を参考にすると、ざっくりとした幼児食のイメージがつかみやすいのではないでしょうか。
ただし、この表は栄養バランスに比重が置かれているので、工夫ないと色合いが地味だったり、子どもの味覚に馴染んでいないものを取り入れたメニューになることもあるでしょう。
大人と子どもでは「おいしい」と感じる基準も異なります。
また、「食事は楽しいもの」という意識を持たせるのも家庭の大切な役割です。
幼児食レシピのサイトや本などを参考に、色合いをカラフルにしてみたり、好物を取り入れたりするなど、お子様の個性に合わせて工夫をすると良いでしょう。

幼児食の知識を身につけるには、どんな方法がある?

日常生活の中で改めて知識を身に着けようと考えると、まず思いつくのはネット検索などではないでしょうか。
しかし「1週間の献立」というレシピで検索したとしても、それを延々と繰り返すわけにはいきませんよね。
そう考えると、幼児食の知識を改めて身につけようと思うと、なかなか大変かもしれません。
しかしそのような場合でも勉強しやすいのは、たとえば「資格取得」などのゴールを定めて、教材を利用しながら体系的に学んでいく方法ではないでしょうか。

6-1従来の勉強だけでは幼児食には物足りない?

今までの資格、例えば栄養士や調理師などの国家資格の学習過程でも一定の幼児食の知識は身につけられます。
しかし、これらの学習内容は幼児食に特化した内容ではありません。
言い換えれば、子供の味覚の発達具合や関心の引き方など幼児期特有の事情が反映されていおらず、実際の幼児食のメニュー考案などの際に、ネックになる可能性があるでしょう。
また、栄養素を重視するあまり見た目が地味になってしまうなど、幼児向けではないメニューになってしまうことも考えられます。
一方、幼児食専門の学習教材は幼児食に特化しているので、子供向けのメニューの作り方などの知識が学べます。
そのため、専用教材であればあまり市販本などで掲載されていない幼児食のレパートリーや実践法を学びたい人の学習ツールとしても、活用できるでしょう。

学習目標としておすすめの資格は?

とは言っても、「幼児食」「資格」というキーワードで検索するだけで、たくさんの資格がヒットしますよね。
それらの資格の違いや、各資格の特色を把握するのは難しいと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
幼児食に関する資格には、次のようなものがあります。

資格名称主催団体資格取得の目的
幼児食マイスター日本安全食料料理協会子供の成長に合わせて栄養バランスを考えた献立を作れる知識や、幼児食全般に渡る知識を有する人材育成を目指す。
ベビーフードインストラクター日本インストラクター技術協会(JIA)乳幼児の栄養素やバランスを考えた幼児食を提案・指導できる人材育成を目指す。
乳幼児食指導士東京カルチャーセンター離乳食所・幼児食づくりの基礎~実践までの知識に加えて、病気時の対応や食物アレルギー対策の知識も身につける。
離乳食・幼児食コーディネーター生涯学習のユーキャン乳幼児の食と身体発達についての正しい知識を持ち、発達段階に合った食事を効率良く作ることができるスペシャリストを育成する。

おすすめ資格は何?

これらの各種資格のうち、比較的勉強・挑戦しやすくておすすめなのは、日本安全食料料理協会主催の「幼児食マイスター資格」です。

8-1幼児食マイスター資格

幼児食マイスター資格は「日本安全食料料理協会」主催の資格であり、業界内での信頼度は高いと言えるでしょう。

受験資格特になし
受験料10,000円(税込)
受験申請インターネットからの申込み
受験方法在宅受験
合格基準70%以上の評価
試験日程約2ヶ月に1度試験を実施

おすすめの理由

・在宅受験が可能
・試験の実施スパンが2ヶ月に1度と挑戦しやすい
・指定講座を受講していなくても、受験できる

「忙しすぎて指定期間以内に学習が終わらず、受講費用が無駄になってしまった」という心配もないので、おすすめの資格です。

6-2おすすめの理由

・在宅受験が可能
・試験の実施スパンが2ヶ月に1度と挑戦しやすい
・指定講座を受講していなくても、受験できる

「忙しすぎて指定期間以内に学習が終わらず、受講費用が無駄になってしまった」という心配もないので、おすすめの資格です。

幼児食マイスター資格
https://www.asc-jp.com/kenkousyoku/youjisyoku/

資格取得におすすめの講座は?

資格取得におすすめの講座は?

とはいえ、基礎から学んだ方が安心できるという人も多いのではないでしょうか。
そのような方に向いているのは、以下の講座です。

9-1幼児食マイスターW資格取得講座 | 諒設計アーキテクトラーニング

諒設計アーキテクトラーニングでは民間資格の資格講座に力を入れており、仕事に役立つ実用的な講座から、教養や趣味の分野まで幅広い講座が選択できます
その幼児食マイスターW資格取得講座では、「幼児食マイスター」と「ベビーフードインストラクター」のWライセンスの同時取得が可能となっており、コスパが非常に良い点が魅力と言えます。
同スクールの幼児食マイスターW資格取得講座は、「基本講座」とスペシャル講座の2コースが用意されており、後者は卒業試験課題が認定されると、自動的に有資格者として認められるのが特徴です。
そのため、資格試験の受験費用がかからないので、初学者にも向いていると言えるでしょう。

講座の受講概要は、以下の通りです。

諒設計アーキテクトラーニング基本講座スペシャル講座
教材内容受講証・受講マニュアル・完全攻略テキスト2冊・練習問題集/解答用紙・練習問題解答集・模擬試験/解答用紙・模擬試験解答集・添削課題/提出用解答用紙・質問用紙・封筒受講証・受講マニュアル・完全攻略テキスト2冊・練習問題集/解答用紙・練習問題解答集・模擬試験/解答用紙・模擬試験解答集・添削課題/提出用解答用紙・質問用紙・封筒・幼児食マイスター&ベビーフードインストラクター 卒業試験(提出にて資格認定)
受講期間目安6ヶ月(最短2ヶ月)
添削回数5回5回+卒業課題1回
受講料59,800円79,800円
 ※資格受験の際は別途受験料10,000円が必要 

9-2幼児食講座基本コース | SARAスクールジャパン

SARAスクールジャパンは民間資格の資格講座を中心に事業を展開していますが、一部国家資格・公的資格も扱っています。
諒設計アーキテクトラーニングと同じように、初期投資を抑えたい人向けの「基本コース」と、短期間での合格を目指し、受講修了後に2つの資格が同時に取得できる「プラチナコース」があります。

SARAスクールジャパン食育基本コース食育プラチナコース
教材内容ガイドブック、受講証、受講カード、学習テキスト01、学習テキスト02、練習問題集/解答、模擬試験/解答、添削課題(5回分)、質問用紙、封筒ガイドブック、受講証、受講カード、学習テキスト01、学習テキスト02、練習問題集/解答、模擬試験/解答、添削課題(5回分)、質問用紙、封筒、卒業課題
受講期間目安6ヶ月(最短2ヶ月)
添削回数5回5回+卒業課題1回
受講料(税込)59,800円79,800円
 ※資格受験の際は別途受験料10,000円が必要 

9-3どちらの講座がおすすめ?

諒設計アーキテクトラーニング、SARA スクールジャパンの両講座では、受講料金や受講の流れはほぼ同様の仕組みになっていて、サポート体制はどちらも手厚いのが魅力です。
両講座とも、2資格を取得出来るという、非常に画期的な仕組みを採用しているため、効率的に肩書が増えるのは嬉しいですよね。
教材との相性や好みも人それぞれなので、まずは資料請求して実際の教材の感覚を確かめると良いでしょう。

健康食・食育の資格

薬膳調整師®資格認定試験
薬膳の基礎知識、薬膳に対する一定以上の理解、漢方的な観点から見た各種食材の効能などの知識を有する人に対し与えられる資格です。
薬膳調整師®資格詳細を見る
漢方コーディネーター®資格認定試験
漢方・漢方薬に対する基本的な知識、漢方独自の診断方法や養生などへの理解が一定以上あると認められた人に対して認定される資格です。
漢方コーディネーター®資格詳細を見る
食育健康アドバイザー®資格認定試験
食育健康アドバイザーとして、食育の基本的な知識を有していることを認定されます。
食育健康アドバイザー®資格詳細を見る
幼児食マイスター®資格認定試験
子どもの成長に合わせて栄養バランスを考えた献立を作ることができる知識や離乳食から幼児食に変える時期、幼児食に向く食材・不向きな食材など幼児食に関する知識を有する人に対し与えられる資格です。
幼児食マイスター®資格詳細を見る
スーパーフードアドバイザー資格試験
スーパーフードアドバイザーはスーパーフードが具体的にはどのような食品や種類があるのか把握し、それぞれの食品がどのような健康効果や美容効果があるのかを理解された方に認定される資格です。
スーパーフードアドバイザー資格試験詳細を見る
発酵食品マイスター資格認定試験
発酵食品マイスターとは、発酵食品に関する幅広い知識を有していることを証明する資格です。
発酵食品マイスター資格詳細を見る
乾物ソムリエ資格認定試験
乾物ソムリエとして、乾物についての基本的な知識を有していることが認定される資格です。
乾物ソムリエ資格詳細を見る
酒粕・糀マイスター資格認定試験
酒粕・糀マイスターとは、酒粕や糀に関する様々な知識を有していることを証明する資格です。
酒粕・糀マイスター資格詳細を見る
介護食マイスター®資格認定試験
介護食マイスターとして、介護食についての基本的な知識を有していることが認定される資格です。
介護食マイスター®資格詳細を見る
雑穀ソムリエ®資格認定試験
雑穀のダイエット効果、雑穀を楽しむ方法などの知識を有することが証明されます。資格取得後は、雑穀ソムリエとして活躍することができます。
雑穀ソムリエ®資格詳細を見る
認定試験一覧
在宅受験で資格が取れる!
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