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食生活から健康を考える|薬膳調整師になるために必要な資格や仕事内容を解説

薬膳は、個々の身体の状態に合わせた薬効食品を取り入れ、おいしい食事を楽しみながら健康を維持できる料理です。
毎日の食事で身体の中から健康を整えたいとお考えの方に薬膳調整師はおすすめです。
食生活から健康を考える|薬膳調整師になるために必要な資格や仕事内容を解説

目次

薬膳調整師とはどんな仕事?分かりやすく解説

薬膳調整師とは、 薬膳を用いて身体の不調を食から改善していくエキスパートです。
薬膳とは、中国の中医学という伝統医療から派生、日本で発展したものです。
中医学は現代医学と違い、人間が持っている自然治癒力を活かして、生薬を使って改善を促します。
たとえば薬膳でよく使用される食材は、くるみや黒ゴマといった中国料理でよく見かけるものや、私たちが普段の食事で使われるものがたくさんあります。
実は、漢方と違い薬膳は高麗人参や松の実などの普段手に入りにくいものを使う料理はごくわずかです。
普段買い物している場所でも、気軽に購入して調理できることが薬膳のいいところです。
しかしそれも、薬膳についての知識がなくては自分にあった症状にあった食材を選ぶことはできません。
では、薬膳と漢方にはどのような違いがあるのでしょうか。それは、「食べやすい」という点です。
私たちに身近な漢方というと、風邪の引き始めに飲む「葛根湯」が有名ですね。
葛根湯然り、その他の漢方も「良薬口苦し」と言われるよう飲みやすい味ではありません。
葛根湯には、葛(くず)やしょうが、シナモンなどが使われています。
それらの材料を用いて、食べやすく調理したものが薬膳です。
薬膳は、漢方の効能を引き出しつつ、それをおいしい料理として身体の健康を維持が可能なのです。
薬膳調整師は、身体の声に耳を傾け必要なものを選び、実際の料理にその効果を反映できる確かな知識を持った人です。
美容や健康が注目されている昨今、活躍の場が広がりを見せている仕事の一つと言えるでしょう。

薬膳調整師になるにはどうしたいい?

薬膳調整師になるにはどうしたいい?

薬膳調整師の仕事がどんな内容が分かったところで、次はどのような勉強をすればいいのかを解説します。
薬膳調整師の勉強には、下記のようなものが挙げられます。これらは、薬膳調整師の試験の概要の一部です。

【薬膳調整師に必要な知識】
・薬膳の基礎知識
・食療と薬膳
・五味、帰経
・食養生
・食材の性質
・食材と効能

例えば食養生とは、栄養学的立場から、疾病の予防や治療をはかること言います。
食療とは、病を持っている人を対象とした食材の効能で疾病を治療することです。
薬膳とは、本来食療にさらに食薬を加えて作った料理を言います。
しかし最近では、食療と食養と薬膳を合わせて薬膳と言われます。
また、五味とは5つの味覚である、酸味、苦味、甘味、辛味、鹹(かん)味のことを言います。鹹(かん)味とは塩辛さを表します。
帰経とは、食材が体のどの部分に作用するのかを示したものです。
これらに加えて、日常生活の中で比較的手に入りやすい食材でできる、実践的な薬膳料理のレシピの知識も必要です。
具体的なレシピの土台には、しっかりとした基礎的な学習が欠かせません。
薬膳と聞くと、なんとなく難しいイメージを抱きがちですが、整ったルールに沿って決められています。
そのため、基本をしっかりと理解することで、普段の食生活に非常に取り入れやすいのが特徴です。
しかし、これらの知識を自己流でバランス良く学ぶのはかなり難しいものがあります。
本を購入などして、自己流の勉強法でもある程度知識をつけられますが、通信講座で体系的に学ぶことによって、間違った解釈をすることもなくなり、正しい知識を身につけられるでしょう。

薬膳調整師の仕事内容と活躍分野を知っておこう

薬膳調整師として得た知識は、単体だけであっても非常に高いスキルです。
そのスキルは個人的な趣味としてだけでなく、仕事としても利用可能です。
薬膳調整師の仕事とは、具体的にどのような場面で活躍できるのでしょうか?
食に関係する仕事はたくさんあります。その中で薬膳に特化した仕事の主な活躍分野と、仕事内容を解説していきます。

3-1薬膳料理店のオーナーやアドバイザー

健康ブームにより、美容や健康への感心から、食事にも気を使う方が増えています。
それに伴って、飲食店でも薬膳に特化したお店が注目され、認知度も上がっています。
中華料理店では、以前から薬膳を使ったメニューは多いです。薬膳は、「おいしく食べてきれいになりたい」を叶えられるので、特に女性に人気が高い傾向です。
薬膳に特化した資格を持っていると、他の人よりも待遇や働き方の面で優遇されることでしょう。
そして、さらに薬膳料理店での実務経験をもとに新しく自分がオーナーとなってお店を出すことも夢ではありません。
薬膳の専門的な知識と実務経験は、自分の可能性を広げてくれます。

3-2薬局やドラックストアなど医療関係のスタッフ

最近では、病院でも漢方が処方されることも増えてきました。
また、ドラックストアではたくさんの漢方が取り扱われています。
医療関係者として、患者さんやドラックストアであれば、お客様と接する中で薬膳についてアドバイスします。
薬だけでなく、食事を通じて身体の不調を整えるアドバイスができるのは薬膳調整師ならではです。
資格があると、お客様に質問された時に自信をもって答えられるでしょう。
お客様も、あいまいな返答をされると不安を感じてしまいます。信用を得るためにも資格を得て仕事をすると自信に繋がります。

3-3美容関連のスタッフや食品メーカーで働く

美容関連で働く場合、お客様は内からも外からもきれいになりたいとお考えの方が多いでしょう。
お客様に、薬膳の知識を活かしてアドバイスできます。
エステサロンなどの業種では、お客様とのコミュニケーションがとても大切です。
コミュニケーションの中でその人にあった美容法を探していきます。
その中で、薬膳の知識を活かしお客様の悩みを解決に導けるでしょう。
また、食品メーカーでは健康志向の高まりから漢方や薬膳など、高度な専門の知識を持った人を必要としています。
商品開発や、他社との差別化には専門的な知識を持った人の力が必要不可欠です。
消費者のニーズに応えるためには、多くの知識や経験がヒントになるでしょう。
健康や美容に関する商品は、いつの時代も需要が見込める分野です。

3-4カルチャースクールの講師や自宅で薬膳料理教室を開く

薬膳料理の先生として、カルチャースクールで講師を勤めます。
講師として、いかに人に薬膳料理を魅力的に伝えられるか、知識と技術が高く問われます。
薬膳の魅力をたくさんの人に伝えられるやりがいのある仕事です。
薬膳料理の専門家であるということは、それだけでも十分貴重な存在です。
カルチャースクールの講師は、今後も需要のある仕事の一つと言えます。
またカルチャースクールだけでなく、自宅を料理教室として薬膳料理を教えることも可能です。
在宅で副業をお考えの方にも、気軽にインターネットを使って料理教室を開けるようになりました。
受講者も在宅で都合のよい時間に気軽に受けられるので、インターネットを使った教室は今とても伸びている分野です。

3-5自分自身の健康維持や家族の健康を食から支える

仕事内容とは少しずれるかもしれませんが、薬膳の知識をご自身や家族の健康のために活用できます。
家族の健康を守ることは、主婦や主夫の方にとっては重要な仕事と言えるでしょう。
また、子供は薬と聞くと嫌がる可能性がありますが、普段の食生活を支えている保護者が薬膳の知識を活かして、未然に子どもの体調管理することも可能です。
主婦の方の場合、飲み会続きの夫の体調を気遣い、薬膳の知識によるサポートも可能です。
女性特有の体調不良にお悩みの方は、食を通じて穏やかに過ごせることでしょう。
外で働く場合とは違い、資格取得が必ず必要というわけではありません。
しかし、薬膳を体系的に学ぶことによって知識の偏りや間違った認識をすることなく、正しい薬膳の基礎知識を得られます。
また、薬膳の健康効果に注目している人は多く、これからさらに活躍が期待できる分野です。
これから益々、薬膳の知識を有している人は活動の幅が広がることが期待できます。

薬膳調整師に向いている人はこんな人

薬膳調整師に向いている人はこんな人

薬膳調整師は、個人的な趣味であっても仕事に活かすためにも大変魅力的な知識です。
しかし、どんな人でも薬膳調整師に向いているわけではありません。
そこで、どのような人が薬膳調整師に向いているか下記にまとめました。

・食という観点から健康的な体づくりに興味関心がある方
・自然治癒力を高めて体の中から綺麗になりたい方
・漢方や薬膳を自分の生活に取り入れたい方
・食に関する仕事についている方でより専門的な知識を得たい方
・病院や薬局に関わる仕事をしている方でより専門的なアドバイスをしたいとお考えの方

薬膳調整師の仕事は、食に興味関心がない人にはあまり向いていません。
おいしく食べて体の中からきれになりたいという考えがあり、それを実生活にも取り入れていきたい人に向いていると言えます。

薬膳調整師の代表的な資格を紹介

薬膳調整師の代表的な資格を紹介

次に薬膳調整師の主な資格を5つ紹介します。
薬膳を個人的に楽しむだけならば、特別な資格は必要ないかもしれません。
しかし、薬膳調整師を仕事に活かしていきたいとお考えならば、資格を持っている方が有利と言えるでしょう。
なぜなら、資格は専門的な学習をした証になります。それに、人に教える立場になった場合にはやはり、資格を有している方が信憑性が増します。
それに、個人的に薬膳を楽しみたい方にとっても、自己流で学ぶよりもテキストに沿って基本的なことから学んでいった方が、バランスの良い学習が実現し、より自信を持てるでしょう。
以下のものが、代表的な資格になります。

・和漢薬膳師
・薬膳インストラクター
・薬膳コーディネーター
・薬膳アドバイザー
・薬膳調整師

それでは、これらの資格をひとつひとつ簡単に解説していきます。

5-1和漢薬膳師

和漢薬膳師は、日本人好みの味や体質に合うように薬膳をアレンジした和漢膳を学べる、一般社団法人の和漢薬膳食医学会認定している資格です。

5-2薬膳インストラクター

薬膳インストラクターは、一般財団法人の日本能力開発推進協会(JADP)が認定している資格です。
薬膳の基礎知識と薬膳料理技術を備えていると証明されます。

5-3薬膳コーディネーター

薬膳コーディネーターは、本草薬膳学院という教育機関が認定している資格です。
薬膳の知識を活かして、体の健康維持に最適なメニューを提案できる薬膳のプロフェッショナルであることが証明されます。

5-4薬膳アドバイザー

薬膳アドバイザーは、日本中医食養学会が認定している資格です。
薬膳の基礎を学んだ証です。「中医薬膳指導員」と「中医薬膳調理師」の受験資格を得られます。

5-5薬膳調整師

薬膳調整師は、日本安全食料料理教会(JSFCA)が認定している資格です。
薬膳の基礎知識に加えて、漢方としての食材に対する効能を十分に理解している証明になります。

おすすめの資格は「薬膳調整師」

薬膳の勉強をするのは、大半は自宅での通信講座です。ものよっては対面講座の場合もあります。
資格取得にかかる費用は、それぞれ幅があります。
様々な学習方法がある中で、おすすめの資格は「薬膳調整師」です。
費用を比較的抑えながら、対面講座がなく短期間で資格が取得できます。

薬膳調整師と漢方コーディネーターの2資格が同時取得できる

せっかく薬膳について学ぶのであれば、漢方についての知識とそれに対する資格があると、さらに就職に有利に働くでしょう。
下記の二つの講座を受講すると、薬膳と漢方の両方の効率的な学習が実現し、さらに資格を同時に取得できておすすめです。

・諒設計アーキテクトラーニング「漢方・薬膳W資格取得講座」
・SARAスクールジャパン「漢方薬膳資格講座」

下記に、それぞれの講座について詳しく解説してきます。

7-1諒設計アーキテクトラーニング「漢方・薬膳W資格取得講座」

諒設計アーキテクトラーニングは、292以上の講座から自分にあった資格を選べます。すべての講座が初心者対応となっているので安心ですね。
自宅ですき間時間を使って学習して、副業で収入を得たり、仕事の更なるキャリアップが期待できます。
好きな時間に自分のペースで資格取得のための学習をしたいとお考えの方におすすめです。
諒設計アーキテクトラーニングの漢方・薬膳W資格取得講座では、薬膳調整師と漢方コーディネーターの2資格が同時に取得可能です。
専属講師による回数無制限の学習をサポートがあるので、学習していて分からない時に相談できます。
漢方・薬膳W資格取得講座には、基本講座とスペシャル講座の2つの講座があります。
スペシャル講座は、卒業課題を提出すると「薬膳調整師」と「漢方コーディネーター」の2つの資格が認定されます。
基本講座とスペシャル講座の差額は2万円です。
基本講座の場合、試験それぞれに対して税込みで10,000円の受験料が必要になります。
結果的にかかる費用は同じです。
スペシャル講座の場合、課題を提出すると試験が免除され、自分で試験の申し込みをする必要もありません。
スペシャル講座の方がとてもお得ですね。

諒設計アーキテクトラーニング 基本講座 スペシャル講座
受講期間 6ヶ月(最短2ヶ月)
添削 5回 5回+卒業課題1回(試験免除で資格取得)
受講料(税込) 59,800円 79,800円

7-2SARAスクールジャパン「漢方薬膳資格講座」

SARAスクールジャパンは、初心者でも分かりやすい教材と丁寧な指導が評判です。
女性の活躍を願い、自立やキャリアップ、きれいになりたいという資格美人を目指す女性のための通信講座教育です。
基本コースとプラチナコースの2種類が用意されています。
プラチナコースを受講すると、資格保証がついているので卒業と同時に「薬膳調整師」と「漢方コーディネーター」の2つの資格が得られます。
プラチナコースと基本コースの金額の差は、2万円です。
基本コースの場合は、試験それぞれに対して税込みで10,000円の受験料が必要になります。
「薬膳調整師」と「漢方コーディネーター」の両方を受験すると別途2万円かかる計算です。
資格保証がついているプラチナコースの方が、総合的にかかる費用はほぼ同額となっており、断然お得です。

SARAスクールジャパン 基本コース プラチナコース
受講期間 6ヶ月(最短2ヶ月)
添削 5回 5回+卒業課題1回(試験免除で資格取得)
受講料(税込) 59,800円 79,800円

薬膳は決して難しいものではありません。自分の健康維持のためにも、またキャリアップのためにも、自分にあった講座を選んで、楽しみながら資格取得したいですね。

健康食・食育の資格

薬膳調整師認定試験
薬膳調整師認定試験
薬膳の基礎知識、薬膳に対する一定以上の理解、漢方的な観点から見た各種食材の効能などの知識を有する人に対し与えられる資格です。
薬膳資格詳細を見る
漢方コーディネーター認定試験
漢方コーディネーター認定試験
漢方・漢方薬に対する基本的な知識、漢方独自の診断方法や養生などへの理解が一定以上あると認められた人に対して認定される資格です。
漢方資格詳細を見る
食育健康アドバイザー認定試験
食育健康アドバイザー認定試験
食育健康アドバイザーとして、食育の基本的な知識を有していることを認定されます。
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幼児食マイスター認定試験
幼児食マイスター認定試験
子どもの成長に合わせて栄養バランスを考えた献立を作ることができる知識や離乳食から幼児食に変える時期、幼児食に向く食材・不向きな食材など幼児食に関する知識を有する人に対し与えられる資格です。
幼児食資格詳細を見る
スーパーフードアドバイザー認定試験
スーパーフードアドバイザー認定試験
スーパーフードアドバイザーはスーパーフードが具体的にはどのような食品や種類があるのか把握し、それぞれの食品がどのような健康効果や美容効果があるのかを理解された方に認定される資格です。
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発酵食品マイスター認定試験
発酵食品マイスター認定試験
発酵食品マイスターとは、発酵食品に関する幅広い知識を有していることを証明する資格です。
発酵食品資格詳細を見る
酒粕・糀マイスター認定試験
酒粕・糀マイスター認定試験
酒粕・糀マイスターとは、酒粕や糀に関する様々な知識を有していることを証明する資格です。
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介護食マイスター認定試験
介護食マイスター認定試験
介護食マイスターとして、介護食についての基本的な知識を有していることが認定される資格です。
介護食資格詳細を見る
乾物ソムリエ認定試験
乾物ソムリエ認定試験
乾物ソムリエとして、乾物についての基本的な知識を 有していることが認定される資格です。
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雑穀ソムリエ認定試験
雑穀ソムリエ認定試験
雑穀のダイエット効果、雑穀を楽しむ 方法などの知識を有することが証明されます。資格取得後は、雑穀ソムリエとして活躍することが できます。
雑穀資格詳細を見る
認定試験一覧