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パン資格のおすすめ資格|各資格のメリット・仕事内容や勉強法まで解説!

2008年に「パンブーム」が巻き起こって以来、パンは日本の食卓に欠かすことの出来ないものとなりました。
昨今では健康志向のパンや高級食パンなどが人気を集めており、雑誌ではその特集が組まれるほどです。 パンに関する知識やパン作りの技能を身に付けた「パン職人」は、今後も多くの場で活躍することが期待されます。
パン職人になるためには?仕事内容やおすすめの資格について解説

目次

パン職人とは?

「パン職人」と聞くと、ベーカリーでパン作りをしている職人さんを思い浮かべる人が多いですよね。
このような、いわゆる「町のパン屋さん」で働く人はもちろんですが、スーパーに陳列されているような大手食品メーカーのパン作りに携わる人や、ホテルのベーカリー担当として勤務している人、パン教室の講師なども、パンに関する総合的な知識・スキルを有する「パン職人」であると言えます。
日本人といえば米というイメージが大きいですが、今やパンの消費量は米と同じかそれ以上となっています。
手軽に美味しく食べられるパンは特に朝食として重宝されており、「朝は必ずパンを食べる」という人も多いでしょう。
現在では高級食パン専門店に行列ができていたり、ホームベーカリーを利用して自宅でパン作りを楽しむ人が増えていたりと、パン人気は留まることを知りません。
パンのプロフェッショナルとして働くパン職人は、今後もさまざまな場面でそのニーズが高まっていくと考えられます。

パン職人になるためには?

パン職人になるためには?

パン職人として働く際には、以下のような知識を得ることによって、より優れた仕事が出来るようになります。

・日本の代表的なパンとその特徴について
・世界各国の代表的なパンとその特徴について
・パンの起源について
・パンのさまざまな製法について
・小麦粉、天然酵母、イーストの種類とその特徴について
・パン作りの具体的なレシピ
・焼き上げのポイント
・パンに合う食材について
・オーガニックや無添加など健康志向のパン作りについて

これらの知識を身に付ける方法として、調理専門学校に通ったり、ベーカリーで見習いとして働くことが挙げられます。
仕事や家事・育児と両立しながらパン作りについて学びたい!という場合は、資格スクールの講座を利用して自宅で勉強を進めるのも良いですね。

パン職人の仕事内容・活躍分野は?

パン職人の仕事内容・活躍分野は?

パンに関する基礎知識やパン作りのスキルを身に付けた「パン職人」は、ベーカリーから大手メーカー、専門学校など、さまざまな職場で活躍しています。

3-1ベーカリーの職人

ベーカリーには、個人で経営している「町のパン屋さん」からフランチャイズ店、スーパーの中にあるベーカリー部門など、さまざまなスタイルがあります。
個人経営の小規模なベーカリーでは、朝早くから職人が仕込みをしてその日に販売するパンを焼き上げます。
毎日同じ味・同じ食感・同じ美味しさのパンを焼き上げるには、パン作りの基本的なスキルに加えて「経験により培った勘」も大切になってきます。

ベーカリーに就職した場合、まずはパンの陳列やレジ打ちから始め、パン作りには時間をかけて少しずつ携わっていくという形が一般的でしょう。
また、「安くて美味しいパン」はもちろんですが、最近では「クオリティの高い高級パン」も人気を集めています。
テレビや雑誌などのメディアでも、高級生食パンや無添加・オーガニックのパンなど、少し値が張っても美味しいもの、安心・安全なものが多数取り上げられており、開店前から行列を作るパン屋もあるほどです。
ベーカリーのパン職人を目指すには、このようなトレンドにもしっかりとアンテナを張り、新商品を打ち出すアイデアや新たな食材の組み合わせなど、商品開発のスキルも必要となります。

3-2食品メーカーの製造・開発

パン職人の仕事として、食品メーカーでパンの製造や開発に携わることも挙げられます。
食品メーカーでのパン作りはある程度機械化された中での製造となりますが、日持ちや衛生面など、スーパーやコンビニで陳列・販売されることを考慮して重視すべきポイントが多くあります。
また、そのメーカーを代表する定番商品に加え、トレンドを取り入れた新商品もコンスタントに販売していかなければなりません。
商品開発に携わるパン職人として、専門知識を活かして「長く愛されるパン」と「流行を意識したパン」のどちらの商品にもアイデアを出せるようになると、開発部門に欠かせない存在として評価されるでしょう。

3-3専門学校やスクールの講師

パンに関するプロフェッショナルとして、調理の専門学校や料理教室、スクールの講師として働くのも一つです。
正しい知識やパン作りのスキルが必要となるのはもちろんですが、講師として働くには、それらを生徒に分かりやすく教える力も大切になります。
専門学校でパン作りを学ぶ人の多くは、将来ベーカリーなどでパン職人として働くことを目指して通学しています。
そのため、家庭で作る手作りパンとは違い、専門的な知識に基づいたパン作りの方法を指導しなければなりません。
また、小麦粉の種類や世界各国を代表するパン、日本でのパン文化の発展など、座学的な内容についても知識が必要となります。

3-4パン教室の講師

最近では、手軽にパン作りを楽しめるホームベーカリーが比較的低価格で手に入ることもあり、自宅で手作りパンを楽しむ人が増えています。
自宅でのパン作りは材料や道具も限られてきますが、その中でも本格的な味を追求したい!という人や、手作りならではの時短技を知りたい!という人もいるでしょう。「自宅でできる本格パン」「初心者でも簡単な手作りパン」「健康志向の無添加パン」など、それぞれのニーズに合わせた教室を開講するのも面白いですね。
自宅やスタジオを借りて開講するにはさまざまな準備が必要となりますが、パン作りの魅力を一般の人にも伝えられるやり甲斐のある仕事です。

パン職人に向いているのはどんな人?

パン職人に向いているのは、以下のような人です。

・パン作り、お菓子作りなど料理が好きな人
・ベーカリーで働きたい人
・飲食店で働いている人
・食品メーカーで働いている人
・パン作りの教室を開きたい人
・オーガニックや無添加のパンに興味がある人
・趣味でパン作りをしている人 食についての知識を深めたい人


これからベーカリーなどのパン職人を目指したい!という人はもちろんですが、既に飲食店や食品メーカーに勤務している人も、パンについての知識を深めることで自身のスキルアップを目指せるでしょう。
また、パン作りが好きで趣味として楽しんでいる人は、パン職人としての知識を身に付けることによって、難易度の高いレシピや世界各国のパン作りに挑戦できたりと、パンの魅力に更に触れられるきっかけとなるでしょう。
パンに関する知識やパン作りのスキルをしっかりと自分のものにして、パン教室の講師として活動するのも良いですね。

パン職人の代表的な資格は?

パン職人の代表的な資格は?

パン職人を目指す上で、パンに関する資格の取得は必須ではありません。
しかし、資格を取得しておくことで「パンに関する知識・スキルを身に付けたプロフェッショナルである」という証明や肩書きとなり、働き出してからも仕事の幅が広がるでしょう。
パン職人として働くのであれば、ぜひ資格を取得しておくことをおすすめします。
パンに関する資格には、以下のようなものがあります。

・手作りパンソムリエ®
・ベーカリーパティシエ®
・パンアドバイザー
・パンシェルジュ検定
・パンコーディネーター

ここでは、代表的な5つの資格について解説します。

5-1手作りパンソムリエ®

手作りパンソムリエ®とは、日本安全食料料理協会が認定している民間資格です。
日本を含む世界各国の代表的なパンの特徴や材料、製法に加え、パン作りに必要な道具など、パンに関する総合的な知識を身に付けた人に与えられます。
発酵、ベンチタイム、焼き上げまでの手順・コツのような実践的な内容はもちろんですが、パンの歴史や起源、分類などの座学的な内容も広く網羅しているのがこの資格の特徴です。
手作りパンソムリエ®の資格を取得するには、在宅にて試験に合格する必要があります。
また、資格協会が認定している資格スクールの指定講座を受講することで、課題の提出のみで試験免除での取得も可能です。

5-2ベーカリーパティシエ®

ベーカリーパティシエ®とは、日本インストラクター技術協会が認定している民間資格です。
食事パンやおやつパン、クロワッサン、ミルクパンなどのさまざまなパンの作り方とそのコツなど、実践的な内容を中心とした知識・スキルを有する人に与えられます。
ベーカリーパティシエ®は実践面に強い資格であることから、自宅で手作りパン教室を開きたい人や、趣味としてパン作りを楽しむ人のスキルアップにぴったりの資格であると言えます。
ベーカリーパティシエ®の資格を取得するには、在宅にて試験に合格する必要があります。
また、資格協会が認定している資格スクールの指定講座を受講することで、課題の提出のみで試験免除での取得も可能です。

5-3パンアドバイザー

パンアドバイザーとは、日本野菜ソムリエ協会が認定している民間資格です。

パンアドバイザーとは、日本野菜ソムリエ協会が認定している民間資格です。
パンに関する資格は、「パンを作る人」や「パンを売る人」の側に立ったものがほとんどですが、パンアドバイザーは「パンを食べる人」として学べる内容となっています。
パンに関する基礎知識を身に付けた上で、その魅力を五感全てで楽しみ、表現できるスキルを有する人に与えられます。
パン職人として働くのであれば、その場がどこであろうとパンの味わい方や楽しみ方、その伝え方を知っていて損はありませんね。
パンアドバイザーの資格を取得するには、協会が開講している講座を受講後、修了試験の合格と課題の提出が必要となります。

5-4パンシェルジュ検定

パンシェルジュ検定とは、パンシェルジュ検定運営委員会が認定している民間資格です。
パンシェルジュ検定は、パンシェルジュベーシック(3級)、パンシェルジュプロフェッショナル(2級)、パンシェルジュマスター(1級)の3つに分かれています。
パンシェルジュ検定に合格するには、パンのトレンドやマーケット、基本的なパン作りの工程、小麦粉や酵母についてなどの知識が必要となります。
3つの級に分かれていることから、これからパン職人を目指す人はもちろん、趣味でパン作りをしている人、パン教室の講師、ベーカリーのオーナー、パンに関するライターまで、受験者は幅広いです。
パンシェルジュになるには、それぞれの級の試験に合格する必要があります。
3級と2級はオンラインでも受験できますが、1級は会場試験のみとなります。 また、1級を受験できるのは2級合格者に限ります(併願受験も可)。

5-5パンコーディネーター

パンコーディネーターとは、日本パンコーディネーター協会が認定している民間資格です。
パンコーディネーターの資格は、以下の3つに分類されています。

・パンに関する知識を深め、パンに関する仕事をしたい人向けの「パンコーディネーター」
・パンに関する企画・提案の力を身に付けたい人向けの「パンコーディネーターエキスパート」
・パン教室や専門学校の講師など、パンに関する知識を教える仕事に就きたい人向けの「パンコーディネーターアドバンス」

このように、パンに関する基礎知識をベースとして、企画や提案、講師活動など、マーケティングやビジネス面におけるスキルも求められるのがこの資格の特徴です。
パンコーディネーターの資格を取得するには、講座受講後に試験に合格する必要があります。
また、「パンコーディネーターエキスパート」を受験する場合には「パンコーディネーター」の資格を、「パンコーディネーターアドバンス」を受験する場合には「パンコーディネーターエキスパート」の資格を有していることが条件となります。

パン職人にはどの資格がおすすめ?

パンに関する資格にはさまざまなものがありますが、これからパン職人として働きたい!という人には「手作りパンソムリエ®」の資格をおすすめします。
手作りパンソムリエ®では、パンに関する基礎知識からパン作りの工程・コツまで、座学も実践も含めた総合的な知識とスキルを身に付けられます。
パンを学ぶ上でベースとなる部分を最初に固めておくことで、パン職人としてどのような職場に就いたとしても、学んだことを存分に活かして働けるでしょう。
パンの作り方や味わい方、教え方、企画力などのどこか一部分に特化した資格は、基礎を身に付けた上でスキルアップとして取得するのも良いですね。

手作りパンソムリエ®資格
https://www.asc-jp.com/sweets/pantsukuri/

おすすめ資格講座

おすすめ資格講座

「手作りパンソムリエ®」の資格を取得したい!という人には、以下の2つの講座がおすすめです!

7-1手作りパンソムリエ®W資格取得講座 | 諒設計アーキテクトラーニング

手作りパンソムリエ®W資格取得講座は、「手作りパンソムリエ®」「ベーカリーパティシエ®」の2資格の取得を目指す、諒(りょう)アーキテクトラーニングの通信講座です。
諒アーキテクトラーニングの通信講座で使用される教材は、資格協会から認定を受けている分かりやすいテキストであることが特徴です。
この講座では、1日30分、約6ヶ月間の学習で資格取得を目指せます。
また、「まとまった時間で勉強して早く資格を取得したい!」という場合には、最短2ヶ月での取得も可能です。
手作りパンソムリエ®W資格取得講座は、通常講座とスペシャル講座の2つに分かれています。
通常講座では、添削課題の提出後に「手作りパンソムリエ®」「ベーカリーパティシエ®」のそれぞれの試験に合格することで資格取得となります。
スペシャル講座は各協会に認定された特別カリキュラムとなっており、添削課題と卒業課題の提出によって、試験免除で2資格を同時取得できます。
2つの資格を確実に取得したい!という人には、スペシャル講座をおすすめします!

手作りパンソムリエ®W資格取得講座
通常講座添削課題+それぞれの試験に合格することで資格取得受講料:59,800円
スペシャル講座添削課題+卒業課題の提出のみで2資格同時取得受講料:79,800円

7-2手作りパン資格取得講座 | SARAスクールジャパン

手作りパン資格取得講座は、「手作りパンソムリエ®」「ベーカリーパティシエ®」の2資格の取得を目指す、SARAスクールジャパンの通信講座です。
SARAスクールジャパンは、女性のための資格スクールです。
働きながら、家事や子育てをしながら、空いた時間を使って自分のペースで資格取得を目指せる内容です。
SARAでは仕事や家事・育児と両立して資格勉強をする女性のために、そのサポート体制を充実させています。
資格講座の受講期間中であれば、分からないことは無料で何度でもメールにて質問できます。
翌営業日にはスタッフから回答が送られてくるため、毎日忙しい女性でも時間を無駄にせず、スムーズに勉強できるのが嬉しいですね。
手作りパン資格取得講座も、基本コースとプラチナコースの2つに分かれています。
基本コースでは、添削課題を提出後に「手作りパンソムリエ®」「ベーカリーパティシエ®」のそれぞれの試験に合格することで資格取得となります。
プラチナコースは各協会に認定された特別カリキュラムとなっており、添削課題と卒業課題の提出のみで2資格同時取得が可能です。
受講料は基本コースの方が安く設定されているものの、基本コースを選択した場合は各資格ごとに10,000円(税込)の受験料が必要となります。
最終的に必要な金額が変わらないのであれば、試験の手間もなく確実に2つの資格を取得できるプラチナコースが断然おすすめです!

手作りパン資格取得講座
基本コース添削課題+それぞれの試験に合格することで資格取得受講料:59,800円
プラチナコース添削課題+卒業課題の提出のみで2資格同時取得受講料:79,800円

お菓子・スイーツの資格

ベジスイーツソムリエ®資格認定試験
ベジスイーツに関する基本的な知識、野菜に含まれる栄養素、ベジスイーツで使用する食材、ベジスイーツを作るポイントなどの知識への理解が一定以上であると認められた人に対して認定される資格です。
ベジスイーツソムリエ®資格詳細を見る
ドライフルーツソムリエ資格認定試験
ドライフルーツに関する栄養素、フィトケミカルに関する正しい知識、ダイエット効果、美容効果、フリーラジカルに対する抗酸化作用効果などあらゆる健康効果に対して知識を有している人を認定する資格です。
ドライフルーツソムリエ資格詳細を見る
和菓子ソムリエ®資格認定試験
和菓子ソムリエとは、和菓子に関する種類や道具、分類、材料などのあらゆる知識を有していることを証明する資格です。
和菓子ソムリエ®資格詳細を見る
製菓アドバイザー®資格認定試験
製菓アドバイザーとして、主に洋菓子に関する知識を有していることを認定されます。
製菓アドバイザー®資格詳細を見る
手作りパンソムリエ®資格認定試験
手作りパンソムリエとは、パンの歴史、日本のパン、世界のパン、パンの材料、パンの製法とその分類、パンの作り方や道具などに関する、あらゆる知識を有している方に認定される資格です。
手作りパンソムリエ®資格詳細を見る
カップケーキソムリエ®資格認定試験
カップケーキソムリエとは、カップケーキやマフィンに関する知識、技能を有していることを証明する資格です。
カップケーキソムリエ®資格詳細を見る
チョコレートマイスター®資格認定試験
チョコレートの起源や伝来などの歴史、チョコレートの原料、含まれる成分、カカオ豆、チョコレートの種類、テンパリングなどチョコレートに関する基礎知識を十分に身に付けた方へ認定される資格です。
チョコレートマイスター®資格詳細を見る
タルトソムリエ®資格認定試験
タルトソムリエとして、タルトの材料、タルト生地の特徴、タルトの発祥とルーツ、タルトの保存方法などタルトに関する基礎知識を十分に身に付けた方へ認定される資格です。
タルトソムリエ®資格詳細を見る
認定試験一覧