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コーヒーの飲み方と種類の特徴

ここ最近、カフェや喫茶店では様々なコーヒーの種類があり、渋めのものから、甘いデザート感覚のコーヒーまで楽しめますね。その為、今までは苦いコーヒーが苦手だった方も、飲み方や種類を変えるだけで飲めるようになったりと、幅広く飲まれるようになりました。しかし、メニュー表にはカタカナばかりで、どんな味か分からなかったり、似ているような名前だと違いが分かりにくいですよね。
ここでは、基本の飲み方からアレンジコーヒーなどの、種類や特徴をご紹介します。

目次

コーヒーの飲み方の種類

コーヒーには色々な飲み方があります。アレンジが利き、バリエーション豊かな点もコーヒーの魅力の一つです。まずは、基本的なコーヒーの種類を見てみましょう。

1-1豆本来の味を楽しめるストレートコーヒー

ストレートと聞くと、紅茶のストレートティーのようなものを想像しますよね。しかし、ストレートコーヒーは、一つの産地から収穫された、単一産地のコーヒーです。産地ごとの味や香りの特徴がよく引き出され、おいしさをダイレクトに味わうことが出来ます。
ブルーマウンテンやキリマンジャロ、ハワイコナなど、産地の名前が付いたコーヒーが多いですね。ブルーマウンテンは、気品ある香りやしっとりした甘味などの調和のとれた味わい。キリマンジャロは海が隆起した海抜2000m級の高地で育つため、非常に個性な味が出やすく、フルーティーな心地よい甘味をともなった酸味が特徴です。ハワイコナはやわらかい酸味と豊かな香りが特徴で、生産量が少なく希少となっています。

1-2ブレンドコーヒー

複数のストレートコーヒー豆を合わせたものが、ブレンドコーヒーです。それぞれの持ち味を生かしながら複数の豆を合わせるので、新しいそのお店ならではの味を楽しむことが出来ます。その為、お店の看板メニューになることが多いです。また、看板メニューにする理由が他にもあり、コーヒー豆が手に入らなかった場合、ストレートコーヒーを看板メニューにしていると、欠品になってしまいます。
ブレンドコーヒーだと似たような豆をブレンドできるので、生産、価格ともに安定し提供できることになります。

1-3フレーバーコーヒー

その名の通り、コーヒーに香りを付けたもので、まだ日本では知名度が低くなっています。コーヒー豆の焙煎時や抽出時にスパイスやフルーツなどの香りを添加することで、華やかな香りを持たせてくれます。バニラやチョコレート、ナッツ、キャラメルなどが人気で、甘いコーヒーを連想しますが、ノンシュガーのものが多くカロリーを気にせず飲むことが出来ます。
もともとは北欧を中心としたヨーロッパで、コーヒーにシナモンやリキュールを入れて飲まれていたのもが始まりとされています。ブラックコーヒーが苦手な方も、お勧めできる飲み方として注目されています。

エスプレッソ式コーヒーの飲み方の種類

エスプレッソはドリップと違って専用の器具でコーヒー豆に高い圧力をかけて抽出することで、お湯に溶け出す成分の量が多くなります。そのまま飲むだけにとどまらず、様々なアレンジを加えて楽しまれることが多いです。代表的なバリエーションをご紹介します。

2-1カフェラテ

イタリア語でコーヒーと牛乳を合わせたのもを言います。エスプレッソにスチームミルクを合わせたのもを、日本ではカフェラテと呼んでいますが、エスプレッソ自体がイタリア発祥のものなので、イタリアの呼び方を使っています。カフェオレよりも、ミルクの風味を味わうことが出来ます。

2-2カフェモカ

抽出したセスプレッソコーヒーにチョコレートシロップとミルクを混ぜたドリンクです。お店によっては、上にホイップクリームや、チョコレートソースをかけて、スイーツドリンクとして提供しているところもあります。ほろ苦い風味とふんわりとした甘さがおいしいカフェモカですが、トッピングによって、お好みの飲み方が出来ることで人気となっています。

2-3エスプレッソ

コーヒー豆の成分がギュッと凝縮されているので、深い味わい、香りを味わえます。イタリアでは砂糖を入れて初めて完成する飲み物だと考えられており、「コーヒーに砂糖は…」と思われている方も、砂糖を加えることによって苦みが緩和され、苦みの奥に隠れていたコクのまろやかさを引き出すことが出来ます。

2-4エスプレッソ・マキアート

エスプレッソに、少量の蒸気で泡立てた牛乳を注いだものです。マキアートとは、イタリア語で「シミのついた」という意味があり、コーヒーに注いだ牛乳のあとが、白いしみの様に見えることから名づけられました。温めたフォームミルクを加えることによって、ミルク本来の甘さを引き出すことが出来るので、砂糖を加えなくてもほんのりした甘さを感じることが出来ます。
少しエスプレッソに柔らかさを加えたい方に人気です。

2-5カフェ・アメリカーノ

エスプレッソを水やお湯で割って飲みやすくしたコーヒーです。レギュラーコーヒーとの風味の違いを楽しむために、ブラックで飲む方も多いです。深煎りであれば苦みが、浅煎りであれば酸味が出てきます。また、エスプレッソをお湯で割ることによって、旨みが凝縮しますが、甘みも出て後味がスーッと飲みやすいです。アメリカンコーヒーとは別のものです。

コーヒーが苦手な人でも楽しめるコーヒーアレンジ

喫茶店やカフェには行きたいけれど、コーヒーは苦くて苦手という方も多くいらっしゃいますよね。最近では様々なアレンジがされていて、お子さんにも飲みやすいコーヒーの種類も出ています。お気に入りのアレンジを見つけてみましょう。

3-1カフェオレ

ドリップで抽出したコーヒーに5:5でミルクを加えたものです。少し濃いめのコーヒーを使うと、ミルクに負けない美味しいカフェオレになります。マイルドな味わいの為、お子さんも飲みやすいコーヒーアレンジ。実は、コーヒー牛乳も、カフェオレと同じなんです。

3-2コーヒーフロート

アイスコーヒーにアイスクリームを乗せた、冷たいコーヒーのアレンジメニューです。通常はバニラアイスが乗っていて、コーヒーの苦みとアイスの甘味のバランスが楽しめます。アイスが甘いので、コーヒーに砂糖やミルクを入れると、人によってはしつこい甘さに感じてしまう場合もあるようです。そんな時はコーヒーを苦めに入れてみると、アイスの甘さとコーヒーの苦みのバランスが上手くいくでしょう。

3-3キャラメルコーヒー

コーヒーにミルクやキャラメルシロップを混ぜ合わせたもの。キャラメルのフレーバーとコクのある甘味を楽しめます。生クリームやアイスクリームを乗せてデザート風ドリンクにするのも、お勧めです。深煎りのエスプレッソコーヒーを使うと、コーヒーの旨みがキャラメルの風味に負けません。

コーヒーの飲み方の種類と特徴のまとめ

コーヒーはホットでもアイスでも美味しい飲み物なので、一年中楽しめます。今回ご紹介したコーヒーの種類、アレンジはごく一部で、他にもたくさんの美味しい飲み方がありますので、今までコーヒーが苦手だった方もこれを機にご自分に合った飲み方を見つけてみてはいかがでしょうか。元々コーヒー好きな方は、新しい飲み方を見つけて、それぞれの違いを自分の舌で感じるのも楽しいですね。
飲み方一つで甘さも深みも出てくるコーヒーは、きっと生活の中でホッとリラックス出来る時間を作ってくれることと思います。

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