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焼酎の糖質量とカロリーについて

皆さんは、話題の低糖質ダイエットをしたことがありますか。

低糖質ダイエットの経験がある人は、糖質を減らすために甘いものを避けたり、ご飯やパンの量を減らして我慢した、という経験があることでしょう。

低糖質ダイエットを経験した人はご存知かもしれませんが、お酒は糖質を含みます。中でも、甘いカクテルは糖質が多いと、避けている人もいるのではないでしょうか。

ところで、甘くないお酒なら大丈夫と思っていませんか。辛口のお酒でも糖質が含まれている、ということはご存知でしたか。

そこで、ダイエット中に気になる焼酎の糖質量とカロリーについて、ご紹介をしましょう。

糖質とは?

糖質は炭水化物のエネルギーになる栄養素を糖質と言います。炭素と水素、酸素の化合物で、基礎となるのがぶどう糖、果糖、ガラクトースです。

私たちが口にする砂糖はぶどう糖と果糖が、水あめや麦に含まれる麦芽糖はぶどう糖が2つ、乳製品に含まれる乳糖はぶどう糖とガラクトースが結びついてできた二糖類になります。

そして、大豆に含まれるラフィノースは、ぶどう糖・果糖・ガラクトースの3つが結びついた三糖類です。

さらに、でんぷんはぶどう糖が大量に結びついてできた多糖類になります。

甘いものだけに含まれているわけではない

植物は成長する時、光合成をしますね。

光合成をする時に二酸化炭素(CO2)と水(H2O)を吸収し、酸素(O2)を輩出します。この時に残された(CH2O)が6つ結びついたもの6(CH2O)がぶどう糖になります。ぶどう糖は糖質の基本です。

そこで、植物には必ずと言っていいほど、糖質が含まれています。

そのため、糖質は甘いものばかりではなく、大豆や米、麦、トウモロコシ、芋とたくさんの植物性食材に含まれているのです。

米や小麦などの穀類、芋類に含まれるデンプンにも含まれる

お酒の原料は米や麦、芋といった穀類を多く利用しています。

焼酎も同じです。焼酎の原料は大麦や米、そばといった穀類、芋、とうもろこしなどになります。

いずれもデンプンを含む食材になり、糖質を含むといっていいでしょう。

体に必要な栄養素ではあるが、摂取しすぎると蓄積され体重増加につながる

私たち人間の脳は、糖質のみをエネルギーとしています。そのため、糖質を含む食品を摂るのは必須になります。

しかし、1日に脳が必要としているエネルギーは、糖質12g分で、肝臓は1食あたり4gをグリコーゲンとして蓄え、それ以外の糖質は脂肪に変えて、体内に蓄えることになります。

そのため、余分に摂取しすぎると脂肪として蓄積され、体重増加に繋がってしまいます。

焼酎に含まれる糖質

皆さんの中には、痛風などでお酒を制限されている人がいるかもしれません。

痛風の人は、糖質やプリン体を多く含む食品が制限されます。

醸造酒のビールや発泡酒は100mlあたり3から10mgのプリンタイを含んでいます。

日本酒でも1g含みます。

しかし、焼酎やウイスキーのような蒸留酒はプリン体の含有量が少なく、特に焼酎は0mgになります。

また、糖質についても、ビールやワインは糖質が多く、100mlあたり3から12gに対して、焼酎は0gになります。

氷砂糖を入れてしまう果実酒は、同じ焼酎を使っても20g以上と高めになります。

焼酎の糖質はゼロ、プリン体もゼロ

他のお酒と比較して、焼酎は糖質も、プリン体もゼロになります。

そのため、痛風の人や肥満の人でアルコールがやめられない人には、焼酎をすすめる専門家もいるようです。

料理やつまみから糖質が摂取される

もちろん、これは焼酎だけを摂取した場合になってしまいます。

お酒はそのままで飲むよりも、何かを口にしながら飲むほうが胃の負担が少ないと、料理やつまみと一緒に摂るのが一般的です。

しかし、料理やつまみに糖質が多い芋のフライや小麦粉をたくさん使ったお好み焼きやたこ焼きといったものを摂ると、その分糖質をたくさん摂取することになります。

焼酎は食中酒としても最適

そこで、改めて食事とは別に焼酎を飲むのではなく、食中に前菜やオードブルと一緒に飲むお酒としてたしなむのが一番理想的になります。

焼酎のカロリー

お酒にはビール・日本酒・ウイスキー・ワイン・焼酎と色々あります。食品成分表でカロリーを表すときは、食品の100gや100当たりで表されています。

しかし、お酒の中にはストレートで飲むお酒と、水や氷で割って飲むものとあります。

そのため、カロリー比較方法には2つの方法があります。

お酒のカロリーの比較方法

お酒の中で気軽に飲むことができるのに、最もたくさんのカロリーを摂ってしまうのがビールです。

ビールは缶ビールを1本飲むと350mlになります。ビールはアルコール度数が低いため、焼酎と同じくらいのアルコールを取るためには、かなりの量を飲むことになります。

一方、ウイスキーや焼酎は水やお湯で割って飲むことができます。

このように飲み方によって、同じ度数に合わせると100ml当たりの時と、カロリーが異なってきます。

100mlあたりなど同じ量で比較しても意味が無い

食品成分表では、お酒を種類別のカロリーを出すとき、同じ100mlあたりなど同じ量で比較することがあります。

しかし、お酒は種類によってたくさん飲めるものと、少量を水や氷、お湯で割って飲むことができるものがあります。

アルコール度数が高いお酒は、大量に飲む人はあまりいません。

しかし、ビールのようにアルコール度数が低いため大量に飲むことができるお酒もあります。

実際に100ml当たりにしてしまうと、次のようになってしまいます。

お酒の種類

カロリー(kcal)

お酒の種類

カロリー(kcal)

ビール

40

甲類焼酎

206

発泡酒

45

本格焼酎

146

ワイン

73

ブランデー

237

紹興酒

127

ウオッカ

240

日本酒(普通酒)

109

ラム

240

ウイスキー

237

梅酒

156

これでは、一番少ないカロリーはビールになりますが、いったいどういうことでしょう。ビールは缶ビールを1本飲むと350mlになりますので、1本飲むと、140kcalになります。

一方、ウイスキーや焼酎は水やお湯で割ると、飲む量は30~50mlくらいになります。するとグラス一杯分の水割りなら、ウイスキーでは80~169kcalほど、本格焼酎なら45~73kcalほどになります。

そこで、度数を考えて比較してみましょう。

酒のカロリーについては量ではなく度数(アルコール量)で計算すべき

お酒のカロリーを比較するためにはアルコール度数で比較することも大切です。

アルコール度数比較する時、アルコール20g当たりで計算すると比較しやすくなります。

お酒の種類

カロリー(kcal)

お酒の種類

カロリー(kcal)

ビール

216

甲類焼酎

144

発泡酒

163

本格焼酎

102

ワイン

104

ブランデー

119

紹興酒

149

ウオッカ

96

日本酒(普通酒)

196

ラム

120

ウイスキー

142

梅酒

125

アルコール20gあたりで比較すると焼酎の他の酒類よりもカロリーが低い

アルコール度数は、同じお酒でも多少の違いはあります。そのため、高級ウイスキーやウオッカ、焼酎はかなり度数が高くなるため、さらにカロリーは低くなります。

高い分同じお酒を飲む時に、水や氷で割ることを考えてカロリーを計算すると、より低めになります。

甲類焼酎と本格焼酎では、本格焼酎のほうがカロリーが低い

また、同じ焼酎でも甲類焼酎と本格焼酎では、本格焼酎の方がカロリーは低くなります。100ml当たりでもアルコール度数を考えたカロリーでも、本格焼酎の方が低くなります。

ダイエット中の焼酎の飲み方

焼酎は水や湯で割るほかに、ジュースなどで割るチューハイもあります。梅酒や果実酒も焼酎で割りますね。

割り方

ダイエットで割る時は、甘い糖類が多いもので割れば、当然のことながらカロリーは高くなります。

焼酎に糖類が含まれていなくとも、割り材に糖分が含まれる場合がある

焼酎を割る時、せっかく糖質が含まれない焼酎でも、糖質が高いもので割れば、カロリーは高くなります。

ジュースなどで割ったチューハイなどはカロリーが高くなる

焼酎で割る時に一番カロリーが高くなり物は、口当たりの良い炭酸飲料のジュースで割ったコークハイなどのチューハイです。

コーラや炭酸ジュース、ジンジャーエールなどで割ると、50~100kcalを足すことになります。

糖質制限中は水や無糖の炭酸、お茶で割るほうがよい

焼酎を薄める時は、水や無糖の炭酸飲料、お茶で割るとカロリーが高くなりません。

例えば、ウーロン茶や紅茶で割ります。どうしても甘いチューハイが好きならゼロカロリーのコーラや炭酸ジュースを選びましょう。

おつまみ

一緒に食べるおつまみも注意しましょう。おつまみを選ぶ場合は、低カロリーの他に糖質を分解する働きがあるおつまみ、少しでも満腹感を得ることができるものを選びましょう。

おつまみのカロリーに注意

おつまみに良く利用されるのは、漬物や揚げ物、チョコレート、刺身、乾物になります。

和のおつまみでおすすめのものはイカの刺身です。乾きものでもスルメイカは低カロリーで低糖質です。また、何度もしっかりと噛むため、大量に食べることができない、というのもカロリーオフにつながります。

他にも、小魚アーモンドや冷奴など、高蛋白質で低糖質・低カロリーのものもおすすめになります。

チーズも食べすぎに注意すると、高たんぱくで低糖質になります。

一番気を付けるのは、ポテトトップスやフライドポテト、唐揚げなどはカロリー過多になります。

飲む量

飲む量も考えましょう。嗜む程度に飲むのが一番健康にもおすすめです。

飲み過ぎない

痛風や高血圧などアルコールが好きだけれど、医師から飲む量を制限するように言われている人は、お湯割りや水割りでコップ1杯分が適量と言われています。

たくさんのアルコールとおつまみなどのカロリーを消費しきれず体に蓄積されてしまう

過剰に取ってしまったアルコールとおつまみのカロリーは、消費しきれません。体に蓄積されてしまうと、そのまま体脂肪になってしまいます。

時間帯

お酒を飲む人はどうしても夜にお酒を飲みます。食事も就寝する3時間以上前に食べるように、と言われています。お酒も同じです。

特に、焼酎は低カロリーと言ってもコップ1杯分のお湯割りで102~140kcalになります。その他につまみやご飯を食べると、1食分の食事に200~300kcal分が多くなります。

できるだけ、時間帯を考えて、遅い時間の摂取は控えることをおすすめします。

深夜は避ける

特に、ダイエット中の深夜のアルコール摂取は一番おすすめできません。

できるだけ就寝前の3時間前までに飲み終わるためにも、9時頃までに飲みましょう。

気になる焼酎の糖質量とカロリーについて解説します!のまとめ

焼酎は痛風やダイエット中でも飲んでも大丈夫と考えられているお酒になります。

しかし、飲みすぎは当然危険になります。

それはお酒だけでなく、普段の食生活も同じですね。

一緒に食べる食事やおつまみ、間食などにも注意しながら楽しみましょう。

焼酎に合わせるおつまみを考えたり、時間帯を考えればダイエット中でもお酒を楽しむことができます。

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